デニムの国から -13ページ目
二十歳も過ぎれば 早い子は結婚し、
子供がいる同級生もいた・・・
実家の近所にいた エンコは 小学校の頃から
大人びていた・・・
そのエンコがバツイチの年上男性と結婚して
子供がいることを 母親から聞いていた・・・
どうやら近くに住んでいるような内容だった
いつどうやってアポを取ったか忘れたが
小さなアパートに 子供を連れて遊びに来た
1歳くらいの男の子だったと思う・・・
その時すでに 小学生くらいの連れ子の
継母として 彼女は母親をしていた
彼氏すらいない私には 想像できない世界
だった・・・
子供が好きな私は 一生懸命愛想をふりまいて
あやしていた・・・・ しかし・・・・
時間が経つとともに 暴れん坊ぶりに
疲れと 共に あきれ果て 最後には
早く帰ってほしいとまで 思う程
部屋の中が めいっぱい ぐちゃぐちゃに
なっていったのである
子供がいる今なら その時の状況を 笑って
こなせるはずだが、 当時は 見る見るうちに
私の血相が変わっていくのを見て
エンコは しきりに 大笑いしていた
つづく
中学校の頃 ヤンキー仲間と悪さをしていた
ハルちゃんがいた・・・ 中学2年までは化粧を
して 派手な格好に 乱れた私生活・・・
ハルちゃんは小学校の頃に違う学校の
バレー部だったため、昔から知っていた
だから 道を外れてはいたが、話ができる子
だった・・・
その子が中学三年生の頃 同じクラスになって
私が先生になりたいと思う理想の担任になって
彼女は 劇的に変わった・・・
勉強ももともとできる子だったため
徐々にやる気を出して、高校にも合格することが
できたほどだった・・・
卒業式の日、ハルちゃん家でお別れ会をした。
いつも一緒にいた 5名で楽しく過ごした・・・
帰り際 どうもその家に卒業証書を忘れてしまった
いつか取りに行きたいと思っていたが、
OL生活を過ごしていた私は 帰省しても
ハルちゃん家に行く機会はなかった・・・・
ある夜 当時の仲良しメンバーだった
アッコさんが大学のある京都から電話をかけて
きた・・・
久しぶりでなんだろう?と思ったら
なんと あのハルちゃんが 早朝にバイクか
何かで交通事故にあって 亡くなったという・・
一瞬 固まって動けなかったし、その晩は
眠れなかった・・・
人の人生はわからない
太くて短い ハルちゃんの人生はきっと
バラ色だったと思いたい・・・
それより何より、今度帰省した時には 線香を
あげに ハルちゃん家に行こうと思う
つづく
高校時代に 少しだけお付き合いがあった
男性が 大阪に来ていることを風の便りで
聞いた・・・
その彼と 大阪のツインタワーで再会し
福岡の会社に勤めているのを聞き、
トモヨのところに遊びに行くついでに
また会おうとなった・・・
相変わらずのいい男だったから
その後の発展があるかも・・・と
ひそかに 期待もしていたが・・・・
福岡で再会したときには 度肝をぬいた
大阪では感じなかった 女性らしさを
目の当たりにしたのである
見た目は確かに 柳葉敏郎タイプの
いい男だったが、身振り手振り しぐさが
どうも 女っぽかった・・・
レストランに行った時も 始めに出された
お水を両手で大事そうに もって
飲んでいたのには 目が飛び出そうになった
確か 食べ方も どこかお姉系だったし・・
いつから そうなったのか判らないが
そのご 二人の間が 縮まったことは
なかった・・・
青春時代の淡い思い出は そのまま
冷凍庫に入れたままの方が
いいな~と つくづく 実感したのであった
つづく

