デニムの国から -14ページ目
大学時代の友人たちが暇な学生ライフを
送っていたことが功を奏して・・・
休みのたびに 都会へ遊びに来てくれた為
自分だけでは行けない 観光地を事前に
リサーチして みんなをもてなした・・・
食事の最中に店内が暗くなって
火山が噴火するようなデモストレーションが
あったり、星が輝くような店内演出・・・
店内の生演奏に 絶好の夜景が見える
シチュエーション・・・
都会には 田舎にはない心がときめく
場所がたくさんあった・・・
中でも 梅田にあった大正ロマンの時代を
再現したところがあって
そこは誰が来ても 好評だった・・・
田舎に比べて物価が高い 都会ゆえ
リッチな旅行はできなかったが、それでも
旧友とおしゃべりができた時間は
最高のリフレッシュとなった・・・
とりわけ神戸を散策するときには
気分も高貴な感じになれ、街角で絵を
描いているおじさんから つい風景画を
買ってしまう程 魅力的な街だった
つづく
映画を見ることが好きだった私は
一人でも 平気で映画館へ よく行った
販社で同じ部署になった ヒラタさんは
私よりも3つ年上の 生真面目な可愛い
先輩だった・・・
実年齢より はるかに若く見えるヒラタさんは
背も小さくて 本当に可愛らしい女性だった
しかし、まじめすぎるのか・・・男性に媚びる
タイプではなかったし、色気をむき出しにする
タイプでは無かった為、男っ気のない私と
やけに気が合って 旬な映画が上映されると
一緒に見に行ったりもした
それでも クリスマス時期には さすがに
誘うのは・・・・と思い 一人で 梅田の
映画館へ 行ったことがあった
都会のカップルは 恐ろしいほど
いちゃついているのが多く・・・
映画館へ行く エスカレーター内には
私以外 みんな カップルだった気がする
派手な格好に 派手なメイク キツイ香水に
ブランド三昧の所持品・・・
そんな女たちが 色気全開で
男を魅了していた・・・
そんな中 地味に一人 映画の世界を
堪能して さっさと家路につくのが
お決まりだった
つづく
メーカー本社には いろんな催しのお得な
情報がたくさん掲載していて・・・
映画やコンサート、ミュージカルといった
娯楽も多かった為、同じ部署にいた
同年代の人と一緒に コンサートへ行くこと
にした・・・
決して 御三家世代ではない私たちだが
「郷ひろみ」のコンサートに行ったのである
人生初のコンサートが「郷ひろみ」だった
知らないわけではないが、ものすごいファン
でもない・・・
それでも 舞台の演出から 生の歌声には
感動した・・・
当時 バラードを出して売れていた時期で
若い時のチャラチャラした感じではなく
しっとりと歌い上げた郷ひろみは
お世辞抜きで 格好良かった・・・
その後 西村由紀江のピアノリサイタルや
劇団四季のミュージカルも行ってみた
もし 結婚退社していなければ・・・・
もっともっと 堪能していただろう ・・・
そんな 素敵な時間を また経験したい
今日このごろである
つづく

