皆さんからの「愛の愚痴」にまゆちんが答えます！（8）太陽星座と月星座が同じです。

皆様の貴重な「愛の葛藤や愚痴」回答！今日も行ってみましょう！今回はこのご相談をピックアップさせていただきました！！

８人目は！まるちゃん（女性）よりいただいた愛の愚痴です。

まゆちん先生、はじめまして。
著書を読んで、「占い」という部分をもっと違う視点で向き合えるようになったなぁと思います。そして、星占術に出会ってからずーっと気になっている事があります。
私は199★/01/0★、★時★9分生まれですが、太陽星座と月星座が同じです。
でも、大体の星占術の本などを読んでもあまり詳しく紐解かれていないというか、別に対して珍しいものでもないんだなぁと思ったのですが、太陽星座と月星座が同じだからこそ、何か余計に大変な人生を歩むことになるのではないか？と不安に思うこともあります…。
ちなみに山羊座なんですが、山羊座はあまり良いように書かれないので、読むたびに「山羊座を全然わかってない！！」とプンスカすることが多々あります。。笑

話が逸れてしまいましたが、太陽星座と月星座が同じな人は、まゆちん先生的にはどのように捉えているのでしょうか？よろしくお願いします。

へーい！お答えしましょう。（なんのキャラ。）

まずは、生まれた時の太陽星座

月星座が何を表すか？ですが、

☀️太陽は「人生創造の意志」「外に照らし出すもの」

🌒月は「無意識の習慣」「本能や欲求」「幼少期に吸収してきたもの」

これら二つの天体が、

まるちゃんは山羊座さんにいるわけです。

生き方と内面的な衝動が同じ山羊座＝サインということは、目的に向かって進むときに、内面との矛盾が起きにくい資質だ、といえるわけです。

じゃあ、太陽と月が同じサインだと悩まないのか、葛藤しないのか？っていうと、それも少し違うような気がしています。

自分の内面にいる矛盾した二人と葛藤するのではなく、自分と外側の世界の間で葛藤をすることがあるんじゃないかな、と思います。

なぜなら、太陽と月が同じって、「ダブルボケ」か「ダブルツッコミ」の漫才コンビみたいなもんだからです。それって観客との間では見せ方に工夫が必要になってきますよね。

あ、例えが強引過ぎたかな。

もう少し違う例えをしてみますね。

心理療法士のお仕事をするときは、よくエンプティチェアという技法を使います。いわゆる空の椅子を人物に例えて、あっちに座ったり、こっちに座ったりして対話する方法です。

例えば、

・自分と

・喧嘩している彼氏

の２つの椅子を置いて、一人で自分の椅子、彼氏の椅子に座りながら相手の気持ちになったり、自分の気持ちを言葉にしたりして気づきを即していく手法です。

一人芝居をしているみたいな感じね。

（極めてシンプルだけど奥が深くパワフルな手法です）

「ダイエットしたい自分」「食べたい自分」と、一人の人間の中で対立している二人を扱ったりすることもあります。

その手法を「太陽」「月」でやってみると想像してみてください。

自分の中の太陽星座くん、同じく自分の中の月星座さんと対話するという感じ。

そして、この太陽と月の組み合わせには、まるちゃんのように同じサインの場合は、そのサインの色合いがより強調されます。

「強調」している関係性といえます。

もちろん太陽と月の組み合わせは人それぞれですので、「強調」の関係以外にも「調和」と「葛藤」と「対抗」している関係性があります。

それぞれ、太陽くんと、月さんと対話させると想定してみるときっとこんな感じになるはずです。

「調和している太陽くんと月さんの対話」↓

太陽の椅子：「今日は天気がいいからピクニックに行こうよ！」
月の椅子：「いいわねえ、あの公園でおべんと食べたいなあ！」

なかなか調和してます。平和ですね。

しかし、これが「葛藤」の関係だと？

太陽の椅子：今日は天気がいいからピクニックに行こうよ
月の椅子：ピクニックなんてめんどくさい。夕方になったら冷えるからやめよう。

という調子になっちゃいます。

まあ、話し合いの末、厚着していくかもしれませんし、家で読書になるかもですね。

また、これが「対抗」の関係だと？

太陽の椅子：今日は天気がいいからピクニックに行こうよ
月の椅子：ピクニック！？何が面白いのか、意味がわからない。

かな。

説得が大変そうね。

そして、まるちゃんの「強調」の関係性だと

太陽の椅子：今日は天気がいいからピクニックに行こうよ
月の椅子：そうよ！ピクニックよ！私が求めていたのはまさにそう！さっすが太陽くん！ともに行きましょう！

となります。

（注意：すごい大雑把に説明してます。）

こうやって比べてみますと、一見、調和と強調の関係性って、悩みがない風に見えますよね。

まあ、確かに自分の内面では悩んでない感じ。ですが、悩みが起こらないというわけではありません。

調和の関係だと、想定外の何かが合ったときにあたふたするでしょうし、強調の関係性だと、環境がそこに合わなかった場合、葛藤がそこで起きますよね。

ピクニックに行ったはいいけど、道に迷うとか（笑）、家族に反対されるとか。笑。

という感じで、「お悩みポイント」が違うだけ、ってのが私の見解です。

実際鑑定をしていて思うのは、「葛藤や対抗」を活用できているかどうか？が、現実に出ているなあという感じです。

例えば、まるちゃまは同じサインですので、人生を切り開いていこうとする時に葛藤が起きにくいわけですね。他のタイプの偏り、もしかして目標達成する力が強いかもしれません。

じゃあ、人生に葛藤が起きないのかっていうとそうでもなく、山羊座のみの視点でバビューンと人生進めるだけに、客観性というのが後付けになる、っという感じかもしれません。

自分の内部で葛藤が起きるというよりは、現実と向き合うときに葛藤が起きやすいタイプかもしれません。（まあ、人それぞれだよー。）

そして、山羊座さんでしたね。

山羊座さんの支配星は土星です。

土星というと重々しい試練の星とされていて、きっちり真面目！なイメージもありますが、実際の山羊座さんは、独創的な方も多いです。でもやっぱり軽薄ではなく硬派です。自分のこだわりを追い求めていたらごっつい個性的になってた、みたいな方が多い。土星は自分のこだわり、譲れないものを象徴するのでそこを極めた人って個性的なんでしょうね。

おもしろいのは、山羊座の神話がコミカルだってことです。

山羊座さんのモデルは上半身が人間、下半身が山羊の神パンです。ある日、他の神々と川のほとりで遊んでいると怪物がやってきて、一緒にいた神々はそれぞれが姿を変えて逃げるのですが、慌てたパンは魚になって逃げるつもりが下半身だけ魚、上半身は山羊の姿で逃げちゃいます。そして、その姿がコミカルで、天に星座としてあげられたというお話なのです。

このように山羊座は明るくてめげない性格として現れていると言えます。またパンは農牧の神様だったこともあり「収穫物＝成果＝実績を重んじる」といったところから、山羊座さんには実際に社長や政治家が多いとも言われています。

良い意味で土星＝「真面目」だけでは語れないのが山羊座さんだと思っています。

真面目もやり切ると変人になるやろう（おい）。

まあ、そういうイメージから権威主義とかそういった意味合いもつけられちゃうけど、基本的には「全体のことを考える」のが山羊座さんです。

そうそう。そして、話は戻りまして。

さっきから「葛藤」「葛藤」となんども言ってますが、西洋占星術の本を読むと「葛藤」って熟語がたくさん出てくるんですよね。

でもね、私はあまりネガティブなイメージはないのです。
マッチで火をつけるには摩擦を起こさないといけないよね。その摩擦が葛藤。葛藤の一部に苦しみや辛さもあるかもだけど、力点を定めてシュッ！っと火を付けるかのごとく、葛藤することも大事かなと思ったりします。

火が灯るって素晴らしい。