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IT'S TIME!!!

主にUFCの事書いてます。

マクレガー大王 フェザー級制圧へ王手

フェザー級ワンマッチ
 5分5R
○コナー・マクレガー (アイルランド)
(2R 1分54秒/TKO)
×デニス・シヴァー (ドイツ)


まるでアレキサンダー大王が、都市を侵略・虐殺・破壊するかの様な蹂躙劇だった。

"フェザー級屈指のタフ戦士"デニス・シヴァーの顔面を槍で何度も突き刺して虐殺し、王アルドの元へ凄い勢いで詰め寄り喧嘩を売りに行った。フェザー級は間もなく俺の手に落ちる。王は満面の笑みで笑っていた。
エドガー、メンデス、ラマス、貴方達は間違いなくトップコンテンダーだ。しかし、世界はアルドvsマクレガーを待ち望んでいる。マクレガー大王の世界征服は近い━





やはり前評判通り圧倒的な試合で終わった。
シヴァーにほとんど何もさせなかったと言っていい。それ程までにマクレガーのストライキングは鋭く、危険であった。ボクシング&レスリングをベースにした。北米戦士とは明らかに違う、ストライキング特化型のマクレガーは異質を放つ。華麗にオクタゴンを舞い、回転蹴りとシャープなボクシングで相手を弄ぶ。頃合いと見るや、肉食動物のように一気に相手を襲い心臓を引き千切る。その大胆不敵な様は暴君の渾名が相応しい。
今回というかいつも思うのがマクレガーのスタンドの制圧率はフェザー級屈指だろう。
距離を常に支配し自分だけ打撃を当てまくり、相手の打撃は顔に当てさせない。対レスラーでもこれが出来れば死角がないと言っていいだろう。
シヴァーが唯一光ったシーンは、1Rでマクレガーの放ったミドルキックに合わせてテイクダウンに成功した所だけだった。後はマクレガーの蹂躙フルコースの餌食になってしまった。

対レスラー戦は未知だが驚異のストライキング能力と距離支配能力を持つマクレガーが、アルドとどう戦うのか。考えただけで垂涎ものの世界フェザー級タイトルマッチになる。

セラーニ3度目の正直でベンヘンに勝利 しかし疑問が残る判定

ライト級ワンマッチ
 5分3R
○ドナルド・セラーニ (米国)
(判定:3-0/29-28、29-28、29-28)
×ベンソン・ヘンダーソン (米国)




アルバレスの代役で2週間というインターバルで急遽出場のセラーニ。対するは連敗を避けたい元王者ベンヘン。結果から言えばセラーニの判定勝ちなのだが。このジャッジがまたMMAファンを怒らせている。
ベンヘンの3-0で勝ちだろと言う声が多い。私はセラーニ寄りで見ていた為セラーニ勝ちで疑問に思わなかった。再度フラットな気持ちで見たら、ベンヘンの手数が多く、スタンドでペースを多く握っていたのはベンヘンだった。1Rは若干手数でベンヘン、2Rは打撃の手数よりテイクダウンを取ったのならばセラーニでいい、3Rは完全にベンヘンのラウンドだった。
2週間という急遽出場な為、精彩を欠いたセラーニ。お互い準備万全で見たかった。そう思わせる試合だった。

ホール、UFCデビューのスターリングスからTKO勝ち

ミドル級ワンマッチ
 5分3R
○ユライヤ・ホール (米国)
(1R 3分37秒/TKO)
×ロン・スターリングス (米国)



天才ホールが絶好調だ。その動きは野生動物の様にしなやかでキレキレだ。
スターリングスについてはよく知らない選手だが、UFCに出れるならそこそこなのだろう。しかしホールのウォーミングアップで試合は終わってしまった。いきなり跳び膝を放ち、回転蹴りなどの大技を魅せ、ストレートで倒しパウンドで追い込みレフェリーストップ。
TUFで負けたガステラムが既に7位なだけに、ホールも早く追いつきたい所だ。次はラフレアかグンネルはどうだろう?

チバウがスタンドで制圧し、新生パークを撃破

ライト級ワンマッチ
 5分3R
○グレイソン・チバウ (ブラジル)
(判定:2-1/29-28、28-29、29-28)
×ノーマン・パーク (英国)




グレイソン・チバウの強さ、それはテイクダウン耐性の強さである。
裏ライト級王者ヌルマゴメドフも手を焼くその強さは、ライト級最強かと思わせる。対するパークは期待されている若手ライト級ファイターだ。
試合は一進一退ながらも、パークのテイクダウンを尽くシャットアウトするチバウ。チバウがパークからテイクダウンを2回成功させ、さらにはボクシングでもパークを上回る結果に。チバウは勝利コールされて安堵した表情を見せた。彼は判定で泣くことが多かったから不安だったのだろう。パークも手数を出してたし、チバウ相手にここまで出来たのなら上出来だと思う。次に期待だ。チバウは次、ランカーを倒してランキングを奪いたい。

元PRIDEファイター同士の潰し合い



老兵は死なず ただ消え去るのみ?

この男は退く事を知らない。ダン・ヘンダーソン、この業界で数々のタイトルを所持してきた。リングスKOKトーナメント優勝、PRIDE2冠王、Strikeforce王者。これらのタイトルを手に入れても満足しないようだ。現在のダンヘンのUFCでの立場は、トップグループからは一歩引いてトップへの門番役と言った方が適切か。とはいっても元王者のショーグンをHボムで粉砕している。そして今回からミドル級に戻しての試合だ。44歳にして成長する鉄人の次なる生贄はゲガール・ムサシだ。ダンヘンとしては得意のレスリングで捻じ伏せたい所だが、ムサシもテイクダウン耐性をストライクフォース時代より強化してきており、そう易々とテイクダウンを取るのは難しい所。なのでクリンチからのダーティボクシングをしつつ、ダンヘン特有のオーバーハンドフックを当てたい。強力な組み力を持ちながらも、いつもパンチ一辺倒なダンヘン。だがムサシ相手にパンチ一辺倒はやはり危険な気もする。要所要所で組み倒していきたい。


熟練した拳豪 寝ても立ってもフィニッシュ


ムサシはキング・モーに敗れてから3年半無敗をキープしていたが、UFC参戦しミドル級復帰初戦でリョートに敗れ、その後ムニョスに一本勝ちするも、ジャカレイにギロチンでリベンジを許してしまった。しかし負けたとはいえ覚醒リョートに5R判定までいったあたりは評価されるべきだろう。スタンド、グラウンド共にフィニッシュ出来るのがムサシの強み。優れたボクシングスキルでアドバンテージを取り、KO出来る。寝てもパウンドorサブミッションでフィニッシュ出来る。ちなみにムサシのフィニッシュ率は85パーセントを誇る。
ムサシとしてはやはり最初はスタンドで支配したいだろう。ダンヘンの教科書通りじゃないボクシングに対してアドバンテージを取れるかが勝負の分け目になる。そしてなんといってもダンヘンのノーモーションからの右ストレートは注意しなければならない。KO負けを知らないムサシでさえもこれを食らえば一溜りもない。

ストライクフォースライトヘビー級王者同士の戦い、そしてPRIDEウェルター級GP2006で交わっててもおかしくなかった試合。ここにきて遂に邂逅する。

ライトヘビー級新時代の扉を開けろ


ライトヘビー級が大きく動き出す。これは1位のグスタフソンと3位のジョンソンによるライトヘビー級次期挑戦者決定戦である。今後のライトヘビー級を占う意味で非常に重要な試合といえる。もしランブルが勝てば大荒れになるだろう。グスタフソンとしてはこの試合を制し宿敵JJにリベンジしたい。

Stop the Rumble 北欧の戦士が動き出す



ジョン・ジョーンズをもっとも苦しめた男、グスタフソン。JJに敗れた後ジミ・マヌワを一蹴してる。ランブルのフィジカル&暴走ファイトにどう立ち向かうのか。その高度なボクシングテクニックはライトヘビー級最強の呼び声もあるグスタフソン。それだけでなく彼はJJから初のクリーンテイクダウンを奪った男であり、テイクダウン奪取にも長けている。ランブル戦では打撃と組みを合わせた方が有利に進むはず。相手のパンチに合わせた虚を突いたタックルで倒し、グラウンドで削る。そして精密なボクシングで攻めKOしたい。デイビスと共に練習し組みの攻防がより強くなり死角が無くなったグスタフソンがやや有利か。


俺を止められるか? 嵐を呼ぶランブル


一部で批判を浴びてるランブル。体重超過常習犯なので当然と言えば当然か。UFC復帰してからディビスとホジェリオを葬り、ライトヘビー級を荒らすランブル。同階級では異常なパワー&スピードを誇り、正に怪物的な強さを発揮している。彼が最大限に強さを発揮する距離はインファイトだ。この距離で打ち勝てるライトヘビー級ファイターはそういないのではないだろうか。グスタフソンとてランブルのパワー&スピードに面食らう可能性は充分にある。パワーとフィジカルでゴリ押しするだけで並のファイターは一掃出来る。只グスタフソンは並のファイターではない。距離感を意識しながら戦わなければならない。スタンドに絶対的な自信を持つだけに、濃厚なスタンドの攻防が見れる可能性は高い。

ランブルがグスタフソンを倒してもおかしくない。それは決してアップセットではない。それだけにこの試合の緊張感は高まる。そんなライトヘビー級ワンマッチだ。

マッスルゲートキーパー×未完のスーパールーキー




本来はマスヴィダルとパークの対戦であったが、マスヴィダルが欠場しパークは代役
チバウと対戦する事になった。

チバウはUFC参戦から8年が経ちUFC戦績23戦15勝8敗。今を時めくアンジョスに勝ち、ヴァーナー、ヒーリーといった中堅に勝利しているものの、トップファイターには尽く阻まれ中々トップ戦線入り出来なかった。しかしノーランカーながらUFCライト級に8年滞在してる事は並のファイターではない。打投極をそつなくこなし、ライト級最強のフィジカルを誇り、ヌルマゴメドフにして「チバウをテイクダウンをするのは至難の業」と言わしめた。一見穴が無い様に思えるが、ハイパーリカバリーの影響でスタミナ不足に陥る弱点がある。それを改善した時彼はライト級トップ戦線に躍り出るだろう。

対するは北アイルランドの新星ノーマン・パーク。MMA戦績20勝2敗、UFCで引き分け挟んで4連勝という素晴らしいレコードを誇る大型新人。勝った相手はほぼ無名だが、彼には何かをやってしまう様な風格を感じる。シャープ&スピーディーな打撃と強力なテイクダウンを武器にしている。ここ5年間負けを知らないためにチバウをも食う可能性は十分に有り得るのだ。

お互い万能型故に膠着する可能性もあるが、恐れ知らずのパークが常に前進し続けると予想。フィジカルで優るチバウに組んではやられる為スタンドで戦いつつ、削った所でサブミットが理想。チバウとしては自慢のフィジカルを大いに活かし、グラウンドで抑え込むのも一つの手だと思う。さらには前進するパークに対して隠れた必殺技ギロチンチョークも有効だ。スタンドだけで言えば、パークの方がスピーディーでやや上か。勿論チバウの方がパワーはあるが当たらなければ意味がない。どっちにしろスタンドで優位に立てた方は勝利が堅いだろう。

新生パークがライト級の門番を突破する事が出来るのか?それとも門番チバウが意地の門前払いか?ライト級注目の一戦だ。

オクタゴンで三度遭遇 


最激戦区ライト級にてファン垂涎の好カードが実現。
そもそも本来ベンヘンの相手はアルバレスだったのだが、アルバレスが風邪で欠場。
「エディが風邪で欠場だって?それはあり得ない。エディはベンヘンに恐れて逃げたんだろ?今頃ポルノ女優みたいな嫁とファックしてるだろう。」とチェール・ソネンが言ったかどうかは定かではない。そこで名乗りを上げたのが「カウボーイ」ドナルド・セラーニだった。UFC182でマイルズ・ジュリーを破って2週間後の急遽出場になる。対して元UFCライト級王者ベンヘンはアンジョスにKO負けしてからの復帰戦。この試合を制し再びタイトル戦線へ舞い戻りたい。両者は過去にWECで2度対戦しているが、2戦ともベンヘンが勝利している。当然あの頃のセラーニとは大きく違う事も踏まえて考察したい。

カウボーイの首と引き換えにタイトルマッチへ


ベンヘンは
現在ライト級5位。ペティスにベルトを奪われてから、トムソンに微妙な判定勝ち後、ハビロフにチョークで締め復活をアピールするも、アンジョスにまさかのKO負けを喫した。減量がきつく試合後ウェルター級転向するという声もある。セラーニに対してオールラウンドに戦うのか。それとも組んでグラウンドに引きずり込んでのサブミッションか。2戦目のセラーニ戦は2分足らずでスクランブルの攻防でギロチン葬しているが、それが今回通用するとは思えない。今のセラーニは寝技が強力にアップデートされており、テイクダウンを取る事も至難の技だ。そうなれば1戦目の5Rに渡る削り合いMMAの方が勝つ確率は高い。リーチ差のある戦いにはなるが距離を潰して組めば問題はない。ローキックをカットし、組み倒してセラーニの光を消していけばベンヘンの勝利が近づく。

ニュー・カウボーイを止める事は出来ない



セラーニは現在同級3位。最近セラーニの株が急上昇している。15戦無敗のジュリーに完勝し、その後にスクランブル出場するからだ。そしてベンヘンとはWECで2度も敗れているため、意地でもリベンジしたいはずだ。
セラーニは殴り&蹴りが大好きなキック寄りのオールラウンダーである。寝技も十分なスキルを持っているが、
自らテイクダウンにいくことはあまりない。ジュリー戦で見せた四の字ロック&柔術ムーブは強力でベンヘンとグラウンドになっても引けを取らない。ただスイープ時のギロチンに注意を払い、ボトムになるのは避けなければいけない。
ストライキングではセラーニの方に僅かに分があるので、リーチのある打撃でロー&膝で削り、ベンヘンの組みをカットしてミドルレンジからパンチ&キックの波状攻撃を実行すればセラーニ勝利は堅い。ジェレミー・スティーブンス戦の様な展開になると予想している。

両者蹴り技に長け、強力な極めも有する似た者同士なだけに、より完成度の高い方が勝つ事が出来る。連敗は許されない元王者ベンヘン、3度目の正直セラーニ。試合前からFON候補だ。