ダイエットに良い漢方は正しく選ぼう③~水太りタイプにオススメの漢方
前回は「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」についてお話しました。
「防風通聖散」は
体力が充実していて、暑がりでガッチリしたタイプの
肥満に有効な漢方。
詳しくは
ダイエットに良い漢方は正しく選ぼう②~「防風通聖散」について
を読んで下さいね。
では、今回は「防風通聖散」には向かない、
どちらかというと寒がりだったり、気力や体力があまりないけど、
太っている人向けの漢方のお話をしましょう。
漢方的診断では、
このタイプは身体のなかの「気」や「水」がうまく巡らず、
水分が停滞してしまい、
余分な水分が過剰に残っている為に太ってしまう
「水太り」タイプ。
漢方用語では「湿痰(しったん)」と言います。
体型はポッチャリ型で、どちらかというと色白。
いつも咽が渇いていて水をよく、飲むものの
1回に多くの量は飲みません。
ムクミやすい体質で特に下半身のムクミが目立ち、
疲れやすく元気がない、身体が重い、ということも挙げられます。
また、何もしていなくてもダラダラと汗が出て止まらない、
胃腸が弱く消化吸収力が低下しているのも特徴。
原因は、
冷たいものの食べ過ぎや飲みすぎ、生活習慣の乱れなどで
身体が冷えてしまい、
体内を巡る「気」が低下するため、
消化機能である脾の働きが低下したり、
体内の余分な水分を排出できずに溜めてしまうことにあります。
前回お話した「湿熱タイプ」は、
過剰になった水分が熱と一緒になって停滞してしまうのに対し、
「湿痰タイプ」は
身体を冷やしてしまっているため機能低下を起こし、
水をさばききれなくなっているのが大きな違いです。
では、このタイプに合う漢方は、というと。
「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」というお薬。
あとは、名前は違うけどこれも同じ。
以上が水太りタイプの特徴と原因でした。
実は、あともう一つ肥満のタイプがあるんですよ。
それは隠れ肥満タイプ。
見た目は中肉中背だけどややぽっちゃり型。
ムクミがあるものの、
病院で検査をすると数値には出てきにくいタイプ。
このタイプに効く漢方のお話は次回、ということでお楽しみに~。
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ダイエットに良い漢方は正しく選ぼう②~「防風通聖散」について
ダイエットに有効な漢方のお話、第2回目です。
前回は、
「漢方はカラダにあったものを選ぶのが大事」
というお話をしました。
読んでいらっしゃらない方は
を読んでくださいね~。
気軽に買えるようになった漢方薬ですが、
実は自分の体質に合っていないと
効かないどころか、逆効果になることがあります。
今、薬局でよく見かけるメタボ対策の薬として代表的なのが
ロート製薬から発売している
小林製薬のナイシトール

などですが、
これは「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」という
同じ薬であるということは前回お話しましたね。
ロート「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」の
説明文にはこのように書かれています。
効能・効果
腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:
肥満症、便秘、高血圧の随伴症状(どうき、肩こり、のぼせ)、むくみ
これだけだと、皮下脂肪が気になっている方なら
「あ、私に合うかも~」と
思われますよね。
でも、ここには書かれていないのですが、
「防風通聖散」というお薬は
体力が充実している人向けのお薬。
詳しく説明すると、
暑がりで汗をかくことが多く、体力があり、
顔色は赤ら顔で、冷たい飲み物が好きで、よく食べ、
見た目もガッチリした感じの体格の良いおデブさん向き。
どちらかというと胃腸も強くて、
オナラや便も臭い事が多いです。
これは漢方でいう
「湿熱(しつねつ)」というタイプ。
暴飲暴食で高カロリーの食事が好きなため、
体内で処理しきれなかった水分が過剰となり、
それが余分な熱と一緒になって体内で停滞してしまうんですね。
すると、体内の「気・血・水」の流れが悪くなり、
熱を持っていることで炎症を起こしたり、
便秘になってしまいます。
で、この熱を持った余分な物を取り去るために
有効な生薬を配合したのが
「防風通聖散」というわけ。
配合されている生薬は主に涼性で
体の熱を冷ましたり、排出する作用が強い物が多く含まれているので、
これを
太っているけど
体力が無くていつもだるくてやる気がない、寒がり、
といった人が飲み続けると余計にその症状が悪くなる、
ということになりかねません。
私の友達でもお腹痩せしたい、ということで
「防風通聖散錠を飲んでるの」と言っていたのですが、
彼女は明らかに冷え性で、いつもだるい、疲れると言っていたので
すぐに止めさせました。
じゃあ、どちらかというと寒がりだったり、気力や体力があまりないけど、
太っている人にはどういう漢方が向いているの?
と思ったあなた。
それは次回お話しますね!
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ダイエットに良い漢方は正しく選ぼう①
最近薬局でよく目にするようになった
オシャレなパッケージに入った漢方。
CMなどでもよく見かけるようになりましたよね。
買ってみたいけど、
実のところ漢方ってどうなの?
って思われたていらっしゃる方も多いと思います。
種類も段々と増えてきていますが、
特に気になるのは
「脂肪を落とす」系の漢方ではないでしょうか。
ロート製薬の「和漢箋」から出ている
「溜まった脂肪を落とす」
と書かれているオレンジ色のパッケージのもの、
それから
小林製薬の「ナイシトール」
これは両方とも「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」
という同じ薬なんですね。
この2つの薬の特徴は、
和漢箋のパッケージにも書かれているように
「溜まった脂肪を落とす」
ことなんですが、
「脂肪を落とす」という言葉に反応して
パッと買ってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
で、飲んでみて
「これ効かないじゃん」って思われた方もいらっしゃるでしょう。
実はこれ、脂肪を落とすつもりが
余計に症状を悪くするきっかけを作っている場合もあるんです!
痩せたい思いで漢方なら体に優しそうだし、と
買ってはみたものの、
痩せないどころか悪くなるかも、なんて聞くと怖くなっちゃいますよね~。
でもね、これ、決して脅しではないんですよ。
漢方は自分のカラダに合ったものを選ぶのが大事なんです。
というわけで、
今日はダイエットと漢方について書いていきますね。
ちょっと専門家っぽいところをお見せしちゃおうかな。
(↑あら、偉そうに!?)
この続きは5時頃の記事にアップしますのでお楽しみに~!
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