なんちゃって作家の青息吐息 -7ページ目

昔はmurmurチャットというところにいた。が、スポンサーや金策の問題でなくなってしまった。(と、思った)

皆で集まる場所もなく、オンでは友人と音信不通になっていた。

しばらくして、誰かがSNSを始める。今度はそこで集まるようになった。



「ネットの友達は友達じゃない」



と言ったヤツがいた。まぁ、考え方の違いなんでうるさくは言わない。どうせ一度オフ会で会えばリア友になっちまうんだからww



いろんな事があった。



誤解でケンカ、ちょっと注意したらケンカ。文字だけなので難しいところもあるが、わしはネットの友達もリアルの友達も同じ「友達」の枠に入ってるので腹8分目の付き合いというものができない。

繋がりを切られたこともあり、よかれと思ってやったことが裏目に出た時もあった。



・・・・・・って・・・・・・違う違う!こっちは小説じゃないっつーのww

何でこんな重いテーマになってんだよww


載せたかったのはそんなマジメなもんじゃなく、こんなんですww


                    

カールのブログ-未設定
ピンクレディー

カールのブログ-未設定
キャンディーズ



やっぱね、人間くだらない事は進んでやらなくちゃねww


ペタしてね

 その日は嫌な天気だった。朝からぐずついた空に、光化学スモッグが出ている。俺は重い足取りで、待ち合わせのその店に行った。


 ―― キャトルセゾン ――


 落ち着いた感じのバーだった。

「いらっしゃいませ」

 グラスを拭いていた、幾分老けた感じのバーテンは、少し笑みを作ってみせた。

 奴の行き付けの店にしてはおよそ場違いなようであったが、こんな気分のときはこんな雰囲気があうのかもしれない。

 客は、俺以外には誰もいなかった。

「スコッチをロックで…」

 俺はそう、バーテンに告げると、奥の、窓の外が最もよく見える場所に席をとった。

「かしこまりました」


 ──18:12・・・。

 奴はまだ来ない。

 全く、自分から指定しておいて遅れるとは・・・。いつだって待たされるのは俺なんだ。

 ・・・しかし、あいつもしゃれたトコあるな・・・。

 不思議な気分だった。いつもなら待ちくたびれていらいらしてるのに、今日は随分と落ち着いている。退屈なのは同じだが・・・。

 一つには、この店の雰囲気であろう。

 もう一つは、今まで慌しかったバンド内が『解散』という言葉であっけなく片付いてしまったせいである。

 いつのまにか運ばれてきていたスコッチを、一口ぐいとあおると俺は煙草に火をつけた。

 立ちのぼる紫煙は奴の”音”を思わせた。がっちりした筋金入りのようでいて、時折、風に揺らめく花のように柔軟性がある。

 ふと、思い立ったようにサイドにあるメニューをパラパラのめくる。


 ──18:38・・・。

 雨が、降り出したようだった。

 ドアのきしむ音がした。

 カップルが二組。再びメニューに視線を落とす。

「何かご注文はございますか?」

 アルバイトらしいウェイターが間を見計らってくる。

「連れが・・・もう少ししたら来ると思う・・・。その時に・・・」

 何だか妙な違和感が付きまとう。奴は本当にやって来るんだろうか・・・。

 追い討ちをかけるように雨が音をたてて降る。この店に1人取り残されるような気分に、雨はさせた。


 ──19:00・・・。

 ドアが再び開く。今度は若い男が三人だった。

 静かだった店内がにぎやかになっていく。笑いがおこればおこるほど、俺の周りは闇に閉ざされていくようだった。

 こんな不安は未だかつて味わったことがなかった。──・・・不安・・・?そんなものは俺には縁のないものだ・・・。

 しかし、今日の俺はどうかしている。言いようのない気持ちに無意識にこぶしを握り締めた。


──19:40・・・。

 俺がいい加減腰を上げようかと思った時、三度目のドアが開き、勢いよく奴が飛び込んできた。

「悪ィ!道が混んでて・・・!」

 ・・・奴らしい・・・と俺は思った。が、内心はホッとした気分だった。

 待っていてよかった。そう思うとひとりでに顔がほころんだ。

 そんな俺を見て奴は言った。

「・・・ミック・・・どうしたんだ?お前らしくないな・・・」

 さぞかしバーテンも驚いたことだろう。一人の男の為に気をもんで、あたふたと一人で百面相をして・・・。

 くすくすと俺は笑った。

「・・・ミック?」

「何でもないさ。今日の俺はすこぶる機嫌がいいって事だ」

 俺は不思議そうに(もとい、不気味そうに、の方があうと思うが)見つめている奴に言った。

「・・・まぁ、そこに座んな、ジョージ・・・」

この作品は、「Dokken」というバンドが解散する時に依頼されて書いた物です。

ペタしてね

 下人は走った。暗闇の中をあてどもなく…。見えない怪物から逃げるように、一目散に走った。やがて、羅生門が見えなくなると、立ち止まり、肩を上下にせわしなく動かした。そして、何の気なしに後ろを振り返った。

 追ってくる者はない。当然であろう。その時の状況を知っているのは、下人と老婆の二人だけであるし、その老婆もかなり年をくっている。とても、若い彼に追いつけるはずがない。

 下人は滅茶苦茶に走ってきたので、ついには自分が今どこにいるのかすら、分からなくなってしまっていた。

 しばらく行った所を右に曲がると、見覚えのある景色が目を突いた。この路には、今まで仕えていた主人の家がある。しかし、そこへ行ってもどうしようもないのだ。下人は西寺へ向かった。とりあえずは、そこを塒にしようというわけである。

 西寺は荒れ果てて廃寺となっていた。下人は足音を忍ばせて中へ入った。誰も来ないから安心するのではなく、誰も来ないから用心するのである。どんな悪党共がいるか分からない。しかし、そこには狸が一匹いただけであった。下人はごろりと横になると目を閉じた。少しうとうととした頃、ふと、外で妙な物音がした。はっとして身を起こしたが、それきりどうという事もない。再び横になった。

 外では風が出ているようだった。しばらくして、また物音がした。下人はそれを風のせいにしてじっとしていたが、その内がりがりと壁を引っ掻くような音が聞こえてくると、うるさくて仕方がないといった体で立ち上がった。

 その時である。壁を引っ掻くような音と共に、老婆の声が聞こえてきたのである。その時はただ呻くだけだったが、下人は、

「着物を返せ、盗っ人め」

 と解釈した。

「おのれ、執拗い婆め」

 下人はそう言って抜刀すると、外へ飛び出した。が、しかし、外には先程の狸がいただけであった。狸は下人の姿に驚いて逃げていった。

 下人は呆気にとられて、暫時そこから動けなかった。そして、ほくそ笑みながら中へ戻った。




*



 東の空が白々と明けてきた。引剥ぎをした下人の上にも太陽が昇り、雀がさえずった。

 下人は、にきびを右の手で気にしながら外へ出た。

 あいにくと、顔を洗う場所がなかった。下人は石段の上に座りながら、朝飯をどう調達するか悩んでいた。老婆から奪った着物はところどころ汚れていて、簡単には売れそうにない。下人はそれを近頃都にできた古着屋で売ることにした。買わぬなら無理にでも買わそうと、どうしてもだめなら、また盗みをすればいい、と甘い考えでいたのである。

 老婆の着物は予想通りあまりいい値にはならなかったが、下人の腹を満たすには十分だった。

 下人は、あまり活気のない一件の蕎麦屋へ入った。店の中には、ガラの悪い連中がでかい声を張り上げながら、朝っぱらから酒を飲んでいた。

 下人はそれをちらと横目で見やりながら奥に座り、蕎麦を頼んだ。

「なあ、世の中みんな銭よのう」

「銭さえあれば、何も怖いことはないて」

 男達はすっかり泥酔してしまっていて、何を言っているのかほとんど分からなかったが、ぽつりとはっきりそんなことを言った。それは下人の心をときめかせた。

 男達は、戸口のところに座っている。下人はすばやく金目になりそうなものを目で探した。しかし、そんなものはほとんどなく、下人を失望させた。仕方なく、金だけを取ることにする。

 下女が蕎麦を持ってきた。下人はそれを無造作に腹に詰め込むと、金を払い、戸口へと歩いていった。そして、傍らに置いてあった布袋をひっつかむと、わき目もふらず店を飛び出した。

「あっ、こやつ」

 男達の誰かが叫ぶのが聞こえた。手には、ずっしりと金の入った布袋がある。

「待て、待たぬか」

「おのれ、たたき斬ってくれようぞ」

 下人はやっと賑わい出した京の街中を、するりするりと巧みに人をかわしながら走っていく。

 突如、前にいた市女笠をかぶった二人の男が抜刀した。そして、気合と共に斬りこんできた。下人は、あっと叫び目を閉じた。

「ぐわぁっ!」

「血迷うな、そやつが盗人だぞよ。何を…うぁ!」

 振り返ると、今まで追ってきていた男達が、道に重なるようにして倒れていた。

「何を世迷い事を…」

 その時下人は、ははあ、こやつら俺が盗人に追われてると思うたのだな、と思い、市女笠の男達に礼を言った。

「いやいや、たいした事ではない。それよりも、うぬに用をことづかっておる。…歩きながら話そうではないか」

 市女笠の男は周囲を見回して言った。成る程、彼らの周りは興味本位で集まってきた人々が大勢いた。検非違使庁の役人も気づいて来たらしい。

 彼らは、逃げるようにしてその場を離れた。役人に見つかると何かと面倒なのだ。

 やがて鴻臚館前に来ると、市女笠の男はこう言った。

「さて、うぬはここで死ぬ運にあるのだが、誰かに言伝などないか」

 下人ははっとした。ここまで来てやっと気づいたのである。この二人があの男達を斬ったのは、単に金を取るのに邪魔だったからなのだ。そして、下人を油断させておいて…。

 下人は、金を懐へ納めると抜刀した。相手は二人。勝てる確率はほとんどない。が、ここでむざむざと負けることはできないのだ。

 市女笠の二人も抜刀し、じりじりと下人のスキをうかがっている。

 しかし、斬りあいをするには下人は若すぎたのである。時間が一分一秒進むたびに、焦りが体中を駆け巡るのだ。

 下人はとうとう、自分から斬りかかった。その瞬間、下人は胴をずばっと抜かれ、もんどりうって倒れた。

「たあいもない奴」

 男は下人の懐を探り、布袋を出そうとした。下人はその男の腕をつかみ、呻いた。

「な…何故…」

「えい、うるさい奴め。騙されるうぬが悪いのだぞよ」

 男は下人の腕をはらい、金の重さを手で楽しんだ。

「世の中を生きてゆくためには、いちいちと、きれいごとなぞ言ってはおられぬのだ」

 男がそう言った時、下人の心臓は既にこと切れていた。


 

                   終




高校時代、授業で書いたものです。

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