畳の上のイス | なんちゃって作家の青息吐息

ピロリロリン

『山椒魚さんが入室しました』

 

アキラ 「おー、ちはー!★⌒*ぉひさ(☆^v^☆人☆^v^☆)ぉひさ*⌒★」

山椒魚 「ちはーってww 今夜中の3時半ww」

アキラ 「最近ここも廃れてきちゃってさー、あんま人来ないのよウゥゥ((((((ノω・、))))))

山椒魚 「そうだなー、今も誰もいなかったみたいだし、そろそろみんな受験勉強に本腰入れ始     めてるんじゃねーの? つか、お前は?」

アキラ 「たまには息抜きも必要!(*´・ω・)b」

山椒魚 「そりゃそうだがww」

アキラ 「眠気覚ましに怖い話でもしてくれε(*´・∀・)з☆ウキウキワクワク☆・*ε(・∀・`*)з」

山椒魚 「いきなり言われてもなんもねーよww」

 

ピロリロリン

『も~やんさんが入室しました』

 

山椒魚 「おっ 怖い話できるヤツが来たじゃんww」

も~やん「(* ・`ω・*)ノやぁ」

アキラ 「★⌒*ぉひさ(☆^v^☆人☆^v^☆)ぉひさ*⌒★」

山椒魚 「アキラが眠気覚ましに怖い話聞きたいって言うんだけど、あの話してやれよww」

も~やん「どの話?」

山椒魚 「ほら、机に向かってると幽霊が後ろを通っていくやつww」

アキラ 「ナニソレ!? 体験談!?」

も~やん「あー、あれか。大体毎晩1回あるんだけどな。今さっきもあったよ」

アキラ 「見えんの!?(゜ロ゜ノ)ノ」

も~やん「いや、俺は見えない。気配だけわかるんだよ」

アキラ 「気のせいじゃなく?」

も~やん「俺の家ってさ、もう古いから畳がめこめこなんだよ。だから歩くと少しへこむのな」

アキラ 「うんうん」

も~やん「その上に机とイスを置いてるわけだが、イスがキャスターなしの十字型の足なん」

アキラ 「うんうん」

も~やん「で、誰か歩いて畳がへこむと、イスがちょっと後ろに引かれるのさ」

アキラ 「ヒイィィィ!!!!(゜ロ゜ノ)ノ」

も~やん「ふすまを隔てて母ちゃんと弟が寝てるの知ってるし、向こうの部屋からは親父のイビ     キが聞こえるし、後ろを振り返っても誰もいないから」

アキラ 「見えない人がいる、と……((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル)

も~やん「うん、気のせいではないだろうな。ただ見えないだけで」

山椒魚 「見えなくてよかったの悪かったのかww」

も~やん「見えなくていいと思うけど、ただ逆に想像力かき立てられるんだよな。ま、もう慣れ     たけどさ」

山椒魚 「慣れるんだww」

も~やん「だって歩いてるだけで特に悪さもしないし、俺には見えないし」

アキラ 「それで、その人はどこに向かってるん?」

も~やん「隣で寝てる母ちゃんの枕元で止まるらしい」

アキラ 「(◎皿◎)ナンデスト!!

山椒魚 「母ちゃん、それ知ってんのかw」

も~やん「うん、前に言ってた。寝てるところに誰かが歩いてきて、頭の上で止まるって」

山椒魚 「毎日のようにそれ体験してて、いまだその家に住んでられるってのがすげーわww」

も~やん「慣れだよ、慣れ。けどな、」

 

 

 

 

 

 

アキラ 「……? どした?ヽ(・д・!|||)

も~やん「ごめんごめん、スマホの充電が切れそうだったから繋いでた」

山椒魚 「焦らせるなよww」

アキラ 「で?けど、なんだって?」

も~やん「今日もだけどさ、帰っていく足音はしないんだよ」

アキラ 「ε=ε≡εΣヘ(lli´>Д<)(lli′□`)ノぅゎぁぁぁぁあ゙」

山椒魚 「大概、そう聞くよなw 枕元でジッと顔を覗き込んでるのか、すうっと消えてるのか     ……w」

アキラ 「こえぇよ!」

山椒魚 「お前が聞きたいって言ったんだろww」

アキラ 「だって、ジッと覗き込むとか言うから……(´;ω;`)ウッ…」

も~やん「落ち武者の霊が、ざんばらの髪で血まみれになって目をカッと見開いて見つめてたり     してな」

アキラ 「やーーーーーーーーーーーーーーーーーーめーーーーーーーーーーーーーー!!!」

も~やん「アキラ、おもれぇ(プププ」

山椒魚 「で、も~やんは、見えないけど気配だけわかるタイプなん?」

も~やん「気配と音かな。母ちゃんはたまに見えるし、匂いもわかるらしいけど、俺は全然」

山椒魚 「他にも体験談あんの?」

アキラ 「もういいよ~~~~。:(。ノω\。)゚・。 ウワァーン」

も~やん「ほとんど部屋を歩き回る音くらいかな? あとは、夜中に誰か風呂入ってるときあ      る」

アキラ 「家族だよ、それ!家族ってことにしとこうよ!(´;ω;`)

も~やん「だから全員寝てるのわかってるんだって(ぷ」

 

ピロリロリン

『ヤマさんが入室しました』

 

アキラ 「あっ ヤマだ!ヽ(´▽`)ノ」

ヤマ  「ばんわ~」

山椒魚 「お、久しぶりw」

も~やん「(* ・`ω・*)ノやぁ」

ヤマ  「こんな時間に3人もいるよ(笑)」

山椒魚 「アキラが息抜きも必要だってww」

も~やん「で、まぁ、リクに応えて怖い話をしてたんだが」

ヤマ  「も~やんの机がある部屋から明かりが見えたからさ、ログインしてみたら案の定だよ     (笑)」

アキラ 「あれ? ヤマっても~やんのリア友だっけ?」

ヤマ  「そそ。めっちゃ近所(笑)」

も~やん「お互いの部屋の窓から相手の部屋が見えるくらい」

アキラ 「ォォオオ(*′З゜`)ノオオォォー!!

ヤマ  「つうか、いくら机の明かりだけだって、カーテンくらい閉めろよな~」

アキラ 「丸見え?(≧ω≦。)プププ」

ヤマ  「いや、影くらいだけど、机に向かって俯いてんのわかるよ(笑)」

山椒魚 「PCだったら前向いてるんだろうけど、スマホだから俯いてんのかww」

も~やん「バレバレだ(;;」

ヤマ  「こんな草木も眠る丑三つ時に、何やってんだか俺ら(笑)」

アキラ 「だから息抜きd(*゚∀゚*)

山椒魚 「丑三つ時はもう過ぎただろw」

ヤマ  「ホントだ。およそ今の午前二時から二時半だって ←調べた」

アキラ   「じゃ、もう大丈夫だ!ヽ(´∀`*)ノワーィヽ(*´∀`)ノワーィ」

も~やん 「え、俺んちに出るの、決まって3時から3時半くらいなんだけど」

山椒魚  「そういや、さっき出たって言ってたっけw」

も~やん 「うん、だからもう出ない」

山椒魚  「霊の毎日の日課ww」

も~やん「はずなんだけど」

アキラ 「(*「・ω・」ん?)

 

 

 

ヤマ 「も~やん、どした??」

山椒魚「また出たのかなww」

アキラ「マジデェェェェェエ工工!!(・ω・´;)lili

 

 

も~やん「あのさ」

山椒魚 「おお、無事かw」

も~やん「さっき親父のイビキが止まったんな」

ヤマ  「うわっ親父さん起きたのか?? まだ起きてんのかって怒られるかも(笑)」

も~やん「何かよくわかんない声が聞こえて……嗅いだことのない香水みたいな匂いする」

山椒魚 「え、お前、匂いはわかんないんだろ?」

も~やん「またイスが後ろに引かれたんだけど俺どうしたらいい??(;;」

 

 

 

ヤマ  「 すぐ 逃 げ ろ !!!」

 




                             完