密漁サンゴが船内で見つかった場合の「担保金」の加算額を１キロあたり６００万円と、現在の数倍に増やす方針が明らかになりました。
事実上の「厳罰化」であり、「やっと」という感も否めませんが、それでもこれまでの政治の動きを考えればスピーディーと言って良いかもしれません。
密漁船が本当に“経済活動”としてあの海域でサンゴを密漁しているのであれば（もしかすると軍事目的の偵察かもしれませんが）、リスクを冒しても大儲けできるということが動機になっていることでしょう。
更にリスクを高めることは密漁防止につながります。
しかし、実際に逮捕の確率が高まらなければ、これはただの脅しになってしまいます。
岸田外相は「中国に実効性ある対応を求めていきたい」と仰っていますが、実効性ある対応をとらなくてはならないのは、日本だと思うのです。
船長を１人逮捕するのか、１０人逮捕するのか、どのくらいの罰を科すのか・・・どの時点で密漁が割に合わないと密漁者が思うのか。
彼らに良心を期待するのが無理なのであれば、冷静にそこを見極めるしかないでしょう。
伊藤は日本政府に「実効性ある対応」を求めます。
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