ダンス営業の規制を緩和する風営法改正案が閣議決定されました。
ダンススクールなどが風営法による規制対象であることは、前時代的だと感じていましたので、これを対象から外すことには首肯できます。
しかし、クラブの24時間営業可能にすることには賛成できません。
この目的の一つに外国人観光客の増加があるようですが、そんなことが必要でしょうか。
不良外国人に溜まり場を提供するだけではないでしょうか。
日本には外国人観光客にPRすべき様々な魅力があるのに、クラブが24時間開いていることを売りにしなくても良いだろうに。
市議時代、観光振興の特別委員会の委員長を務めたことがありました。
その時に観光についての大学の先生の講演を聞き、懇親会の場でその講師の方と話す機会がありました。
私が「いくら観光客が増えたとしても、マナーの悪い外国人観光客が好き勝手をし、そこで暮らす人が嫌な思いをするのは好ましくない」「マナーの良い観光客だけに来てほしい」と言うと、「観光の委員長がそんなことを言っていては観光振興なんて出来ない」と叱られました。
観光政策は誰のためにあるのか。
地域にお金を呼び込むという目的は大きいでしょう。
また、雇用拡大や観光振興に取り組むことによって地域の人が輝くという効果もあるでしょう。
いずれにしても、地域のためにあるのです。
しかし、地域に暮らす人をないがしろにする観光政策など本末転倒です。
お客が増えたが、客層が悪くなり以前からの常連客が離れて、そのうち新規の客も来なくなった・・・そんな話はよく聞きます。
マナーの悪い観光客が増えることが、質の良い観光客を逃す原因になるかもしれません。
もしかすると、住民がその街から出ていくということだって無いとは言い切れません。
この風営法改正は果たしてどうか。
慎重な議論を求めます。
24時間踊って酒が飲める増やす・・・これが日本の「お・も・て・な・し」ではないと思うのです。
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