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いよいよ、TPP交渉参加への駆け引きが大詰めとなってきました。
私は現状でのTPP交渉参加には反対の立場です。
テレビなどでは、TPPに反対(慎重派も含め)する政治家は農水族だのと乱暴な括り方をしていますが、ご承知の通り、私はこれまで農業者団体の支援など受けたことはありません。
食の根源である農業は守るというか、自立出来るようにしていかねばなりませんし、これを前原氏のように「GDPのたった1.5%」などという見方をすることは大局が見えていない発言だと思っています。
ことは、日本が自立した主権として存在していけるかどうかの問題です。
7日の産経新聞【正論】の記事を転載します。
これこそ的を射た意見だと感じました。
問題を矮小化せず、日本が世界で果たすべき役割にまで言及しておられるところが素晴らしい。
この度のTPP交渉参加騒動は、どう見たってアメリカの圧力によって結論を急いでいるとしか見えません。
そのアメリカの狙いは、来年の大統領選もあるだろうし、あのような国内の経済状況、雇用状況の中で、ターゲットを日本に絞っていることは明らかです。
ということは、カードがこちらが握っていると考えるのが正しいのではないか。
つまり、アメリカは日本の参加しないTPPに大きな意味は無いと考えているからこそ、日本に対し圧力をかけているということでしょう。
ならば、相手の都合に合わせて急いで返答する必要など全くない。
「普天間の埋め合わせ」という稲田議員の指摘が正しくないと言うのであれば、日本としてはドンと構えておけば良いのです。
最終的に日本がTPPに参加しなくても、国交断絶する訳でもない。
そうなれば、FTAを持ちかけてくるかもしれない。
いい加減に日本は受け身の姿勢での外交をやめるべきです。
これは民主党政権を責めている訳ではありません。
むしろ、外交、防衛をアメリカに任せっきりにし、シナ・南北朝鮮にはとことん卑屈な姿勢を続けてきた自民党こそ、その責めを負わなくてはなりません。
日本の外交には良い意味での「狡猾さ」がまるで足りない。
あれだけ国民を狡猾に騙す政治家や官僚が、外国相手ではからっきしというのも非常に不思議です。
今こそ、日本外交を大きく変える好機ではないか。
このTPP問題は、日本が能動的、主体的に戦略的な外交を展開する国へと変わるチャンスだと捉えるべきではないでしょうか。
世のため人のため~ “メガホン侍” 伊藤央です!
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