春日市のコミュニティ・スクールの取り組みを視察 | 世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

代議士秘書10年、山口県防府市議6年。現在は東京都小平市議(2期目)。地方から日本を改新し、世界を救うことを目的に活動中。日々街頭に立ち、思いと政策を訴える“メガホン侍”。

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昨日から林英臣政経塾の合宿で福岡に行っていました。


講座は夕方から開催されるのですが、昼には福岡入りし、日本創生フォーラム主催の行政視察に参加しました。

春日市のコミュニティ・スクールの取り組みについて勉強するため春日小学校を現地視察しました。


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『 コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)は、地域の公立学校の運営に保護者、地域の皆さんの声を生かす仕組みです。
 コミュニティ・スクールには、保護者や地域住民などから構成される学校運営協議会が設けられ、学校運営協議会が学校運営の基本方針を承認したり、教育活動などについて意見を述べたりすることを通じて、保護者、地域の皆さんの意見を学校運営に反映させることができます。コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)とは、地域の公立学校の運営に保護者、地域の方々の意見を活かしていく制度です。』


 ~文部科学省HPより



「先生方の負担が増えるのでは」「人事にまで口を出されるのではないか」・・・などの懸念の声もあり、なかなか導入が進んでいないのが現状ですが、春日市では全ての小中学校で導入されています。


背景には春日市の地域性も大きく影響しています。

春日市は、平成23年度3月末で人口109.442人、世帯数は44,446世帯。

その中で、平成21年度中の転入が4,454件、転出が4,722件、転居が1,693件。

平成22年度中は、転入が4,181件、転出が4,538件、転居が1,595件。

年間に1万世帯がの異動していることになります。

つまり、世帯の1/4くらいが入れ替わっているのです。


当然ながら学校と地域の連携が希薄になることが懸念されます。



春日市では、子供の教育には学校・家庭・地域の3者がそれぞれの役割を担いながら、共に取り組む部分について連携を図る目的でコミュニティ・スクールを導入しました。

特徴的なのは、学校運営協議会が学校経営の実質的なトップとして校長の上に位置する理事会の様な方式ではなく、校長と横並びで校長のよき理解者、学校の応援団としての役割を果たそうとしている点です。


学校・家庭・地域、3者間のコミュニケーションが進み、地域、学校への帰属意識や当事者意識が高まったこと、地域愛が高揚した、学校への理解が進みクレームが激減したなどの声が上がって、効果が出ているようです。

市民意識調査の結果でも、子供の健全育成や、3者連携による子供の健全育成について、市民から高い評価を得ています。



この日、開催されていた学校運営協議会の様子も見学させていただきました。


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この日はコミュニティ・スクールの進捗状況によって細かく分野ごとに評価したものについて、話し合いが行われていました。

しっかりと数値化された評価によって、課題を明確にし、どのように対処するかなど、地域住民、PTA、学校、有識者などで構成されたメンバーの方々が意見を交わしておられました。



防府市ではまだコミュニティ・スクールが導入されている学校はありません。

私の住んでいる小野地区などでは、学校と地域の連携が密過ぎるくらい強いので、もしかするとわざわざこのような制度を導入する必要はないかもしれません。

しかし、転入者が多い地域や新興住宅地が多い地域では、今後、必要性が高まることも考えられます。

導入をするのであれば、幼稚園・保育園、小学校、中学校で一貫性が図られるような取り組みも必要だと感じました。



現職議員ではない私にとっては、こういった視察も自費参加となり、負担も馬鹿になりません。

しかし、実際に現地に出向き、自分の目で見て、話を聞かせていただくことが大切だと思っています。

努力不足もあり政治資金は潤沢ではありませんが、支援していただいている方々の思いに応えるためにも、将来ふるさと、そして日本のために活かせる様、しっかり活動して参ります。




世のため人のため~ “メガホン侍” 伊藤央です!

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