人口減少時代、こんなに早く来るとは・・。 | 世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

代議士秘書10年、山口県防府市議6年。現在は東京都小平市議(2期目)。地方から日本を改新し、世界を救うことを目的に活動中。日々街頭に立ち、思いと政策を訴える“メガホン侍”。

 日本に住む日本人の人口は2005年に初めて減少に転じることが22日、厚生労働省の人口動態統計の年間推計で分かった。出生数から死亡数を引いた「自然増加数」はマイナス1万人で、統計を取り始めた1899年以来初の「自然減」となる。
 日本に住む外国人を含めた総人口ベースでもマイナス4000人と見込まれ、国立社会保障・人口問題研究所の「自然減は06年から」とする予測より1年早い。少子高齢化に伴う人口減少社会への突入は年金など社会保障制度や労働力確保といった社会、経済への影響が大きく、人口増加を続けてきた日本には歴史的な転換点。政府の実態に即した対策が急務となる。
 同研究所は「インフルエンザの流行で死亡数が増えたことに加え、1970年代前半生まれの『団塊ジュニア』の出産が伸びなかった」と分析している。
(共同通信) - 12月22日11時31分更新

つい先日、「予想より早くなりそうだ」というニュースを見た気がするのですが、今日の発表によると、すでに日本の人口は減少に入ってしまっていたようです。

私が子どもの頃、こんな時代が来るなんて予測はなかった気がします。医療の進歩により、平均寿命が延びて、日本の人口は爆発的に増加する・・なんて言われてませんでしたっけ?結局は出生率の低下が人口減少の原因なのですが、国や地方で何年も前からやってきた「少子化対策」は全く功を奏することがなかったってことなのでしょうか。それとも、少子化対策のお陰でこのくらいで済んでいるのでしょうか?

どうも、国でも、我が市でもそうですが、少子化対策の内容を見ていると、「女性が働きながらでも子どもを育てやすい環境を作る」などといった取り組みが多いようです。しかし、その結果は逆になっているようです。

女性の社会進出に反対する訳ではないのですが、「真の少子化対策」はこれらの施策とは対極の位置にあるような気がしてなりません。少子化を止めるために何が必要なのか。育児手当や、出産一時金などを増額することも必要でしょう。しかし、「家族」がこの社会の核であるという意識付けを行うことが最も大事なのではないでしょうか。

ここ数十年、「個」というものが重要なんだという考える風潮があり、学校などでもそういった教育が行われてきたように思います。その結果、人(それが肉親であっても)との関係性を上手く保つことができない人間が育てられてきたように感じます。「人間は社会的動物である」との言葉どおり、人は社会の中で生き、その社会の核となるのが「家族」なんだという教育をしっかりと行うべきだと思います。珍妙なジェンダーフリー教育を行うよりは、「子どもを生み、育てる」という、女性特有の能力、素晴らしさを、まず女性自身が自覚し、それを誇りと思えるような教育が必要なのではないでしょうか。

働く女性はかっこいい。でも、子どもを産んで育てる女性もかっこいい!