昨日、島田のりあきさんが、この春の統一地方選挙(山口県議会議員選挙)に出馬を表明する記者会見が開かれたことが報じられました。
この動きに数社のマスコミから電話がかかってきました。
公認や推薦関係の確認する内容のものもあったのですが、驚いたのは「伊藤さんは、出馬を表明されているんですか?」という質問。
「ブログを見る限り表明されているみたいですが・・・。」
普通の読解力があれば、出馬表明と受け取ってもらえると思っていたのですが、そうではない様子。
私の書き方が悪いのか・・・しかし、公職選挙法の関係もあるし。
そう言えば、数日前、あるテレビ局の記者が「ウチは記者会見をしないと正式な立候補予定者としての扱いはしません」と言っておられました。
自身のサイトでの意見表明は正式なものではない、テレビ、新聞のフィルターを通したものが発表が正式な情報だ・・・ってことなのでしょうか。
昨年、大騒動になったあの尖閣ビデオ公開でも分かるとおり、今では誰もが全国、全世界に向けて情報を発信できる時代になりました。
マスコミや広告業界だけが、これを牛耳っている時代はもう終焉を迎えています。
とはいえ、地方では、特にある年齢層以上では、情報源はテレビと新聞だけという方々がまだまだ多くおられるのも事実。
テレビ、新聞を通すことが多くの人に情報を提供することにつながりますので、これを無視する気はありません。
情報源がテレビ、新聞だけという層と、選挙の投票率が高い年齢層とが重なっているので、マスコミの取り上げ方で自民党が大勝したり、民主党が大勝したりと簡単に真逆の結果が出るのでしょうね。
小泉郵政改革選挙で自民党が大勝した時には、テレビの視聴時間がある一定のラインを超えている層ほど自民党に投票する人が多かったという調査結果があると聞いたことがあります。
依然としてその影響力は大きいのですが、これに媚びることは最悪。
テレビに出る国会議員などがタレント化し、かつらを被って時代劇を演じてみたり、テレビに出続けたいがために(?)無理に過激なことを言ってる様子を見るとため息が出てしまいます。
政治家のみならず、行政も「メディアに取り上げられるのが良い施策」と、本末転倒している自治体も見受けられます。
ローカルのレベルではありますが、市議会議員選挙とは一人ひとりの立候補予定者の取り上げ方がまるで違うことを感じます。
しかし、それだけに「テレビ芸者」になるようなことがあってはいかんな・・・と改めて肝に銘じているところです。
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