晴耕雨読☆ -43ページ目

晴耕雨読☆

乳がん闘病日記。
遺伝性の異時性両側乳がんです。

手術の前日、いよいよ2度目の入院。
部屋に案内されてビックリ、個室だった…
(後から聞いたら、ただ部屋の空きがなかっただけだった)
明日の手術にむけて、オペ室まで行き麻酔科の医師や看護師からの説明を受けて。
オペ室を見学したら流石に少し緊張したけれど。

部屋に帰ったら、救命救急士見習いの方が来て、技術取得の為に手術の時に気管内挿管の実習をさせて欲しいと。
その時私は麻酔効いてて意識はないし、自分も実習させて頂いて看護師、そして助産師になれたわけだし、恩返しのつもりで快くオッケーした。

暫く浴びれないからと、シャワーも浴びさせてもらい、個室だから無料でテレビも見放題でくつろぎ。
眠れなければ眠剤もあると言われたが、内服せずにドラマ逃げ恥まで見て。
その後、グッスリと眠れてしまった(笑)

私の腫瘍は小さくはなったが、完全に消えてはいなかった。
先生は一生懸命、術式を部分切除の可能性を探って説明してくれた。
しかし、遺伝性である可能性が高い背景や、検査結果で石灰化の像が認められることもあり。
私ははじめから、全摘でいこうと決めていた。
そのことを伝え、術式は全摘、そして、リンパ節の転移も消えてはいなかったので、リンパ節郭清もすることになった。 
すべては想定の範囲内、覚悟はできていた。
さあ、いっちょやったるか〜‼️

大切な話がある日の診察は、必ず一番最後の予約。
抗ガン剤の入院前、ガン告知の時もそうだったが、今回も最後。
診察室に呼ばれるまでの時間は、さすがに少しドキドキした。

いよいよ私の番になり、診察室へ。
まず、先生の第一声は「よく頑張りましたね」だった。
嬉しくて泣きそうになった。
そして、先生がパソコン画面で私のさまざまな検査結果を確認していく。
私が一番知りたかったのは、化学療法の効果があったかどうか…

「だいぶ小さくなりましたね。」の一言にとても救われた気分だった。