欲しかった言葉大切な話がある日の診察は、必ず一番最後の予約。抗ガン剤の入院前、ガン告知の時もそうだったが、今回も最後。診察室に呼ばれるまでの時間は、さすがに少しドキドキした。いよいよ私の番になり、診察室へ。まず、先生の第一声は「よく頑張りましたね」だった。嬉しくて泣きそうになった。そして、先生がパソコン画面で私のさまざまな検査結果を確認していく。私が一番知りたかったのは、化学療法の効果があったかどうか…「だいぶ小さくなりましたね。」の一言にとても救われた気分だった。