SRX出陣 | MODELING GARAGE ITKworks

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プラモデルと、時々バイクとクルマ。

私です。

 

 

 

 

 

先日、早速SRXで走りに行ってきました。

 

 

事実上の初乗りなので場所は慣れ親しんだ何時ものツーリングコース。

 

 

稲武の道の駅に向かいそこから茶臼山を上って矢作に下り、ダムを走る。そんな感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回私がSRXを選んだ理由の大きな二つは「格好いいから」「安かったから」です。

 

 

 

このバイクのデザインには、本当に文句のつけようがありません、オーソドックスなバイクらしい雰囲気と、古臭くはない程よいモダンさを感じさせる美しく格好良いバイクです。

 

 

それでいて程度も上々なのに、かなり手ごろな価格で入手する機会に恵まれました。

 

これくらいの価格なら、ワンチャン失敗しても気にならんか。と言う思いで多少古くて私の好みとは大きく外れたこのバイクを選んだ次第です。

 

 

 

私の好みとは大きく外れている、と言う点については、私が4気筒信者…と言うほどではないにしろ高回転エンジンが好きな類の人間だからです。

 

 

さほど高出力でなくても良いけれど、スムーズな吹け上がりと滑らかなトルクフィールを発生する4気筒エンジンが大好きだから、それとは対極的な空冷シングルは好みではない、ということですね。

 

実際SR400に乗ると毎度「合わないなぁ…」と感じさせられます。まぁSRについてはエンジンもそうですがシャーシの頼りなさによるものも大きいのですが…

 

 

 

 

 

とかなんとか言いつつも、実はSRの購入を考えていた時期もありました。「まったりのんびり走れるバイクも良いんじゃない?」とか思っちゃったりして。

 

でもSRが合わないのは実証済みだしなぁ…と紋々としていたところに、SRよりもちょっと走れるSRXが手ごろな価格で現れたのだから試してみよう!ってな具合です。

 

 

 

 

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さて。と言うわけで不安半分期待半分のSRX400なわけなのですが

 

 

 

 

空冷の400シングルなんて当たり前のように遅いです。私が最も愛しているかつての愛馬XJ6も「非力で遅い不人気バイク」だなんてネタにしてきましたが、それと比較するのもおこがましい位に非力で遅いです。

 

 

が、間違いなく遅いのだけれどもそれが不快に感じなかった辺りが、SRじゃなくてSRXで良かった、と思った点です。

 

 

 

程々の速度域で流していて気持ちが良いし、過度に飛ばそうと急かしてこないエンジンフィール。いたって穏やかな気持ちで余裕をもってバイクに乗れている感覚。

 

鋭さは感じさせない、ややダルい感じのコーナリングだけど、ある程度信用して、安心して寝かしこんでいけるシャーシの感覚。

 

 

この辺りは、全然違うはずのXJ6を思い起こさせるようで、予想をいい意味で裏切ってくれたところでした。

 

 

 

「まったりトコトコ」走らせるのならこれで十分だ。SRではそう思えなかったけれど、SRXならそう思えます。

 

 

 

バランサーの影響かややパンチの薄いトルク感も私にとっては悪くない。単気筒ゆえのギクシャク感をあまり感じさせないし、そのおかげでSRよりも多少よく回るエンジンを楽しむことができる。

 

 

過度に回そうとは思わせないけれど、ある程度までは回していけるエンジンのフィーリングはSRとは決定的に違う部分だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

ワインディングも悪くないですね。先に言った様に、ややダルい感じのコーナーリングですが、それも走っていて余裕がある感じで新鮮です。

 

 

パワーと車格を持て余し気味な大型バイクや、余裕が無いゆえに常に全力疾走なトリッカーとは違って、淡々と平常心でコーナーに向かっていける。程よくしなやかで、程よく信用できるシャーシと、扱いなれた現代的なタイヤサイズが成せる技でしょう。

 

 

それでいて多少ぎこちない感じのエンジンでいかにスムーズに連続したコーナーをクリアするかを考えて、走りを構築していく楽しさ。まったりなだけじゃない、絶対的な速さはないけど走りを楽しめるだけのポテンシャルと楽しみ甲斐がある。

 

 

 

 

これです。私が求めていた「まったりバイク」はまさにこの感じです。まったりなだけじゃない、ちゃんとある程度スポーツできる程度のバランス。

 

 

 

 

走らせてみた結果は、SRX400、大いにアリ。です。

 

 

 

 

 

 

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1日中走り回ってみると、久々のセパハンなせいか思いのほか右手首に負担がかかっていました。まぁ上り下りも多かったですし仕方がありませんね。

 

 

この辺は慣れでしょう。SRX自体そこまでハードなポジションではないですし、最近の私がアップハンドルに甘え切っていたせいです。でもアップハン化も考えちゃう。楽なんだもの。

 

 

あとはフロントブレーキのフィーリングがちょっと微妙です。シンプルに劣化なのか、もともとそういうマスターなのかは判りませんが、ちょっと好みじゃないかも。パッドが現状赤パッドついてるのもなのもうーん

 

マスターはラジアルに交換しても良いかもです。

 

 

 

リアブレーキが死ぬほど鳴くのでパッドの面取りとグリスは確定です。

 

 

それとクラッチケーブルはかなり怪しい。結構伸びてますよコレ。部品はまだ出るのでケーブル類一式は予備として取っておいたほうが良さげ。

 

 

状態はめちゃくちゃ良いけれど、さすがにいろいろと見ていかないといけない部分は多い。面倒くさがってもいられませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて。ということで簡易ながらSRX初乗りのインプレでした。

 

今回は下道限定ツーリングだったので、一番心配な高速巡行がまだ未知数。

 

 

あとは茶臼山の標高も低いので、高地でキャブがどうなるかと言うのも残された懸念ですね。

 

 

GB400TTはビーナスラインでも一切平気だったので、案外何とかなるんじゃね?とか思ってみたりもしますが、ZZRはビーナスラインじゃそりゃ悲惨だったからなぁ…キャブ車自体久々ですし。

 

 

 

 

ちなみにSRXは負圧式のキャブとメインジェットのみで機能する強制開閉式キャブを連想したYDISを採用しています。

 

 

そのおかげもあってか登坂中にスロットルを開けなおしても思いのほかすんなり回転がついてくるのですが、厄介なことにコイツのセッティングの事は現状何にも知りません。

 

 

そしてシングルのくせにプラグを見るのにもタンクを外さなきゃいけない整備性の悪さなので、そのあたりが今後面倒な要素ですかね…。あとジェット類やニードルはもう純正部品出ないので、キースターのOHセットとかは準備しとかないとだ。

 

 

ダイヤフラムとかガスケットとか、インシュレーターとかもまだ出るッぽいので、コケたり事故ったりしなきゃある程度部品供給は大丈夫そう?あらかじめある程度揃えておいた方が後々良さそうです。

 

 

あとは…見た目的に、小ぶりなメーターバイザー付けて、XJで使ってたサイドバッグをつけれるように何とかしたいかな?だいぶ日に焼けてるけど、色々なところに一緒に出掛けた思い出の品ですし、せっかくだから使っていきたいですね。