日中韓サミット=「北朝鮮」ではなく、「朝鮮半島の非核化」と発言した3首脳 | 一言居士21+α

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欧米や国連が懸念するほど、日本の言論・報道の自由は危ない状況です。
そんな老婆心から立ち上げたのが「一言居士21」です。
40年余りの記者経験による直感と近現代史の視点から、
気ままに放言していきたいと思います。
(2016年4月、原則として敬称略)

 

安倍首相 「現在生まれている朝鮮半島の完全な非核化と・・・」

李克強・中国首相 「朝鮮半島非核化の実現のために・・・」

文在寅・韓国大統領 「私たちは朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和の定着・・・」

 

きょう5月9日、日中韓首脳会談を終えた安倍首相と中国の李首相、韓国の文大統領の3首脳が行った共同記者会見で、異口同音にこう語ったのである。

 

これらの発言、「おやっ」と思われないだろうか?

 

非核化の対象とされているのは、あくまでも「北朝鮮の非核化」のはず。ところが、圧力一辺倒の安倍首相までは、「朝鮮半島」の非核化という表現を使ったのである。この2つの言葉には大きな違いがある。

 

ご存じのとおり、「朝鮮半島」という場合、北朝鮮だけでなく、在韓米軍包含するからだ。

文大統領がいうのはパンムンジョム宣言どおり、北朝鮮の後ろ盾として一気に存在感を高めている中国の李首相がいうのも理解できる。

 

その「朝鮮半島の完全な非核化」を、安倍首相が何の躊躇いもなく使ったのである。

摩訶不思議、一体全体、安倍という人間の頭はどうなっているのであろうか・・・?