今の会社には、世間一般の役職のような概念がないのでちゃんと部下と呼べないのかもしれませんが 、チームの中で一緒に働く下の子達がいて、その子に色々仕事を頼んだりするわけです。
勝手な想像としては、「○○くん、これを頼む」って言えば後は勝手に仕事が進むようなイメージを持ってたりもしたんですが、この状況は状況で別でやる事も増え、 返ってもどかしさが募るもんだなと感じたりします。
現場を一歩離れる任せるもどかしさ
そのもどかしさの一つが 、自分がやった方が早いという気持ちを抑えるというものだったりします。
自分が下の立場だった時に上司も感じていたことなんでしょうけど、やはり何かとつたない感じで仕事をしているのを見ると、自分がやればすぐに終わる事でも想定以上の時間がかかり、何でこんなやり方してんだろって気持ちにもなります。
エンジニアの仕事柄、色んな技術やツールや手法があるわけですけど、そういったものって経験が優位に働くことも多いので、回りくどいやり方をしているのを見ると「それ、○○でできるよ」といちいちツッコミたくなるもどかしさがでてきます。
ただ、その気持ちを優先させて何でもやってしまうと、部下に経験を積ませる事もできませんし、自分も本来違う事をやる為に仕事を振ってるわけで、その本来やるべき事に注力できないという事態に陥ります。
部下に任せる許容力が必要ですし、 何かあった際に責任をとる覚悟も必要でしょう。
もう一つは、現場から離れるもどかしさです。
自分がやった方が早いというのは、どこかしらその現場に固執してる自分がいたりして、今までや自負みたいなものもあったりして捨てきれない気持ちがあります。
こういったもどかしさは、現場を離れて間もないうちなのかもしれません。
現場での仕事がまだ頭から離れてないから、そういったもどかしさが募るわけで、もう頭の片隅からも消えたって状態になれば、部下がやってる内容を理解できず、一歩下がってスケジュールとタスク管理を淡々とこなせるのかなと。
まぁ、その現場を理解できるというのは、何かあったら自分で責任取れるって強みにもなると思います。
なので、余計に強みがあるのに発揮できないもどかしさと、現場を忘れていくことへのもどかしさが複雑に絡まってくるのかなとも思います。
部下に頼む仕事、自分がする仕事
部下に仕事を頼めば時間に余裕ができ、随分と仕事も楽になるだろうなと思ってたりもしましたが、実際のところそこまで楽にはなりません。
部下がする仕事をマネジメントするのに時間がかかりますし、部下がした仕事をチェックする時間も必ず必要になりますので、100の仕事を割り当ててもそのうちの3割ぐらいは自分が担当する事になるのではないかと思います。
実際、タスクの量は同じでも処理する時間が違うため、これまた自分がやった方が早いとなるかもしれません。
下の子が書いたコードをレビューすることもあるでしょうし、その過程で指摘したことを積み上げると、自分で書いたのと変わらないじゃんという気持ちにもなったりするわけです。
まぁ、それが上司の仕事なわけではありますが、部下は一人ではなかったりして、自分の時間が結構細切れに削り取られます。
そういうのをなくす為には仕事を丸投げするしかないのかなと。
ただ、自分が楽するだけでなく部下も与えられた範囲が多くなれば責任を感じたりもしますし、たまには丸投げも必要なんじゃないかなと思ったりします。
もちろん、何かあった際の責任はとる覚悟は必要になってくるので、現場と一定の距離を置くとはいえ、そこでの知識や技能というのは常に持っていないといけないと感じます。
このあたりのことは、現場での最新技術についていけなくても、長年の現場の感って結構当たったりして、なんとなく何が悪いのかとか、どう直せばよいのかとかの気付きが得られたりもするものです。
ただ、何時までも同じコードを書くようなことには興味が薄れてきたりして、アーキテクチャやシステムデザインやら別のところへ移っていったりもしますので、同じレベルで仕事は出来ないなとも思ったりします。
結局、部下が出来ても周りに気を使いながら自分の仕事をこなしていく起用さが必要になってきます。
それはやっぱり仕事が楽にはならないわけで、ただ本来の仕事とは関係ないところで忙しくなってるわけですよね。
上司だろってことで、本来のミッションとは違うところで時間が取られことが多くなるなと感じています。
まとめ
エンジニアの35歳定年説とかを信じているわけではないですが、実際にそんな立場の変化によって、効率的に人を育てながらもエンジニアとして生き残っていくための術を身につけていく必要があるなと感じたりしています。
最終的には、部下を育て上げて自分より現場が理解できる人が出てくれば自分の仕事も楽にはなるでしょうし、違ったミッションをこなしていくことが出来たりもします。優秀な部下が育つことはうれしいことですが、それはそれで現場から自分の必要性が失われるので寂しいとともに、競争による努力をよりいっそうする必要も出てきます。
そのためにも、もどかしさはあるもののそんな中でも一定の現場での空気感には触れておいた方がいいんでしょうね。