- イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」/安宅和人
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あけましておめでとうございます。
11年のまとめも書いてないんですが、12年もゆったりと活動を開始していきたいと思います。
本年も本ブログの記事が何かお役に立てれば幸いです。
ということで、12年最初の記事は書評からスタートしたいと思いますが、この本自体は11年の積読してた本でありまして、帰省中に読んだものであります・・・。
この「イシューからはじめよ」は、私たちが仕事の中で取り組む目的や課題をよりはっきりさせ、意味のある成果をあげるための考え方やフローをまとめたものになっています。
仕事をしていると色んなプロジェクトや資料作成を行ったりしていますが、途中で「何のためにこれをやっているんだっけ?」とか、当初の目的から方向性がずれだして取り合えず与えられた成果物を作ることだけが目的になっているということはよくあったりします。
プロジェクトの方向転換とかはよくあることでそれは特に問題ないとは思いますが、そもそもの目的設定が間違っていたり、意外と自分たちで「この目的設定は間違えていない」と思っていても視点を変えてみるとそれは全然必要ないことだったりで、プロジェクトが達成した翌年には別の課題が持ち上がってその解決に向けて別のプロジェクトが立ち上がるということもあったりします。
要は最初の課題の捕らえ方、目的の設定やそれを解決するためのフローがそもそも間違えているということがあるわけです。
この本では、本当に価値ある仕事をするためにその「価値ある仕事」をどうやって見つけていくか、それを達成するためのフローが描かれています。
「数をこなしていけば真価にたどり着く」という発想は止めようということも書かれていたりして、自分の仕事のやり方に対してドキッとさせられたりもするんですが、なかなか本当に解決すべき問題というのを見つけ出すのは難しいものです。
よく上司から「こういう課題があがっている」ということを聞いたりして、それを解決するための施策が立ち上がったりしますけど、これって全然問題解決になってなかったりもするわけです。
その上司の課題設定が間違っていたら、先に書いたように別の課題が持ち上がったりもしますし、その上司もさらにその上の人から伝え聞いたことを伝言ゲームのように流してくることもあるわけで。
また、こういう仕事の進め方をしていたら、上下関係の権限の問題から課題の真価には何時まで経ってもたどり着かずに、お上が言うことを延々とこなしていくということにもなってしまうため、単なるインプットとしてその先に考えるべき問題って何があるんだろうというところ俯瞰的にみていく必要もあります。
今一度自分たちがやっている仕事の価値とは何か、達成すべき目的設定はどうあるべきかということを考えさせられる一冊でした。
目次
第1章 イシュードリブン - 「解く」前に「見極める」 イシューを見極める 仮説を立てる よいイシューの3条件 イシュー特定のための情報収集 イシュー特定の5つのアプローチ 第2章 仮説ドリブン1 - イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる イシュー分析とは何か イシューを分解する ストーリーラインを組み立てる 第3章 仮説ドリブン2 - ストーリーを絵コンテにする 絵コンテとは何か 軸を整理する イメージを具体化する 方法を明示する 第4章 アウトプットドリブン - 実際の分析を進める アウトプットを生み出すとは トラブルをさばく 軽快に答えを出す 第5章 メッセージドリブン - 「伝えるもの」をまとめる 「本質的」「シンプル」を実現する ストーリーラインを磨き込む チャートを磨き込む
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