- 勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践/勝間 和代
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タイトルに「ビジネス頭を創る」とあるように、この本はビジネスで使えるテクニックや考え方を包括的にまとめた本になっています。
ただ、そんなビジネスのテクニックや考え方は世の中に多々ありますし、それらすべてを紐解いていくととても1冊の本ではまとまりきれないサイズとなってしまうため、全体的にポイントだけを抑えた内容になっています。
具体的にどうすればよいのか?という疑問に答えてくれないところは残念ではありますが、そこはさすがというか巻末に、その知識を得るにはどういった本を参考に刷ればよいか、著者が読んだ中から厳選したものの一覧が付属しています。
まずは、全体的にどういったテクニックや考え方があるのかということを理解し、そこから深く掘り下げるのはほかの参考書を参照してください、という流れがこの本にはあります。
それでも、この本自体は300ページ弱ありますので、なかなか読むのに体力がいるのですが、ページをぱらぱらとめくっていくと太文字で書かれているところがいくつか出てきます。
基本的にそこを目に留めていって、気になるところがあればその前後を読んでみるという進め方でも理解が進むと思います。
具体的な内容に触れれば、この本は下記の思考モデルを基本として構成されています。
P.40 思考の六つの段階
ビジネス思考力を鍛えるにあたって、まず覚えたいのが、教育学者のベンジャミン・ブルーム博士が提唱したテキサノミー理論をベースにした、思考の六段階モデルです。 (略) ① 知識 暗記力(事実、言葉、やり方、分類を知っている) ② 理解 内容を解釈したり、言い換えたり、説明したり、推し量ったりする能力 ③ 応用 知識を一つの状況から別の状況に移すことができる能力 ④ 分析 全体の中の部分を見つけたり、区分けしたりできる能力 ⑤ 統合 部分を組み合わせて、統一された全体をつくりだせる能力 ⑥ 評価 基準を使って情報の価値や使い道を判断できる能力
この6つの思考の段階を1つずつステップアップするためにはどうすればよいのか、その中にあるテクニックとそれをどういうふうに身に着ければよいのか、その行動と考え方が解説されています。
(前述したように、雰囲気をつかめるレベルであまり具体的ではありませんが)
この本を読んで、「あっ!」と気がついたのは
P.27
簡単な計算をしてみましょう。短時間で適切な情報を集められる人が二十%ぐらい、そのうち推論をしっかりと働かせる人が二十%、最後にそこから行動につなげる人が二十%くらいとすると、ビジネス上で短期間のうちに情報を集め、新しい解決策を考えて実行する人は、 20% × 20% × 20% = 0.8%
人それぞれ色々な能力を持っているけれども、その組み合わせで成り立っているのは、その本人だけであって、十二分にそれは武器となる可能性があるということではないかと。
自分もエンジニアとしてあまりスペシャリストの領域をもってはいないと感じていますが、広い領域で身に着けた知識を組み合わせることで価値を高めるしかないかな、と考えています。
通信簿で3しかもらえない分野があったとしても、それが50、100と分野を増やしていけばその人の価値は高まっていくと思います。
特にビジネスの世界ではその中を細分化すれば、その分野というのは数え切れないほどあるもので、一方で1つの分野を専門として深く掘り下げていく人もいれば、他方で様々な分野を横断して価値を高めるという考え方もあると思ったわけです。
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