Microsoft(Windows) Updateが利用できない場合の対処方法 | A Day In The Boy's Life

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とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

多くの人は明日から会社でしょうか。

長期の休暇があけると何かとPCのトラブルが起きたりして、ただでさえブルーな気持ちをよりいっそう促進する出来事が起きたりします。


もし、会社のPCを持ち出したりしていた場合(今ではかなりうるさく言われることなのでこういうリスクのあることはしない方がよいですが)、それを会社の環境に接続する前にウイルスのチェックや他の環境で接続するために行った設定の変更等は、戻すようにしておきましょう。


15日に8月の月例パッチ も公開されています。

恐らくPCの起動と同時に、(パッチの自動更新が有効になっていれば)チェックされ、ダウンロードとインストールが行われることになるかと思いますが、休みの間にPCの設定を変更した場合、このMicrosoft Update(旧Windows Update)が行えない場合があったりします。


会社内でPCを利用している場合、多くはプロキシ経由でインターネットに接続されているかと思います。

その場合、このプロキシ情報を変更していた場合においてMicrosoft Updateが正常に行えない場合があります。

Microsoft Updateのサイトへは接続できるが、更新情報を確認しようとするとエラーメッセージが表示されるなど。


プロキシ情報は、通常であればブラウザの接続情報に設定しています。

IEの場合であれば、「ツール」→「インターネットオプション」→「接続」タブを開く→「LANの設定」ボタン


ですが、このプロキシ情報がWindows側に正しく認識されていない場合があります。

この場合、下記のように確認・変更が行えます。


- Windows XPの場合


1. コマンドプロンプトを開く

  スタートメニュー → 全てのプログラム → アクセサリ → コマンドプロンプト

  または

  スタートメニュー → ファイル名を指定して実行 → 「cmd」と入力


2. コマンドプロンプトから「proxycfg」と入力


これで、Windows側(レジストリに格納されている)で認識しているプロキシ情報を確認することができます。


※ Windows2000には標準でproxycfgコマンドは付属していません。

  公式な対処方法 は、載っているものの対応方法がいまいちわかりづらい・・・。

  ただ、WindowsXPやWindows2003 Serverに付属しているproxycfgコマンド(exeファイルをコピー)でも対応できた

  記憶が(やるなら自己責任でお願いします・・・)


proxycfgコマンドの出力例)


C:\Documents and Settings\itboy>proxycfg
Microsoft (R) WinHTTP Default Proxy Configura
Copyright (C) Microsoft Corporation. All righ

現在の WinHTTP プロキシ設定:
HKEY_LOCAL_MACHINE\
SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion
WinHttpSettings :
直接アクセス (プロキシ サーバーなし)

ここに、会社で指定されているプロキシ情報以外が表示されている場合は、間違ったプロキシ情報をWindowsが認識していることになります。

また、プロキシを利用している環境から直接インターネットに接続する場合においても、以前使用していたプロキシ情報がレジストリに残っているためにMicrosoft Updateが利用できないということはあります。


次の対処として


- IEに設定している正しいプロキシ情報をWindows側(レジストリ)に反映させる場合


C:\Documents and Settings\itboy>proxycfg -u

「-u」オプションを付けて「proxycfg」コマンドを実行します。


※ IEに設定しているプロキシ情報がその環境において正しいものかを事前に確認しておいてください。



- 直接インターネットにつなぐ環境の場合


C:\Documents and Settings\itboy>proxycfg -d

「-d」オプションを付けて「proxycfg」コマンドを実行します。



もちろんこれ以外の理由の場合も考えられます。

そのため、Microsoftの公式ページ内にある


Windows Update を利用できない場合の確認事項


もあわせて確認しておきましょう。