2006.08.21 00:44:00
私がこのBlogを始めてちょうど1年がたちました。
私がBlogを始めたのは、ここが最初というわけではなく、以前にも自分の経験した日常をつらつらと書いてはいたのですが、その内容はこのBlogよりは気軽に、それこそ日記のような位置づけで書き綴っていました。
今ではそのBlogの更新はまったくしていませんので、今でもWebの空間を漂い数少ない訪問者を待っているのでしょう。
私がこのBlogを書き始めようと思ったのは、漠然としながらも自分とその未来に不安を覚えていたからです。
もうすぐ29歳を向かえ、仕事は充実していたもののその会社という組織だけの評価と、外部市場での自分の価値というものに対してただ漠然と。
私は、前向きな性格ではあるものの未来志向というよりは単なる楽天家であり、いつも何とかなるだろうと思って生きているのですが、さすがに何かしなければという焦燥感に駆られていました。
情報システム部という、会社の内部にベクトルが向いた仕事をしていて、接する人がほぼ限られてくるようになり、そこでの評価が果たして外の世界でもイコールとなっているのかという点と、外の世界で起きているトレンドや変化を最も効率的に集約する方法は何なのか、そして限られた人間以外の考えを知りえる方法は何なのかということを考えたときに、Blogというものに行き着いたわけです。
そこまで崇高なる目的を果たすために機能しているとも思えませんが、少なくともBlogを始めてよかったとは思っています。
何人かの方には、繰り返し訪れてもらってつたない文章を読んでもらっていますし、自分のそのときの記憶・考えというものを後から見直すよいツールとしても機能しています。
そして、一部の方にはそのエントリが何らかの役に立っていることも幸せなことです。
当時に覚えた不安というものを完全に拭い去ることはできていませんが、はっきりしたことは
「世の中にはすごい人がいっぱいいるんだね」
という点。
それを知れただけでも十分価値のあること。
また、Web上にはいっぱい面白いものがあるんだねという点も。
このBlogが自分のライフワークとしていつまで続けられるのかはわかりませんが、いつか自分も凄いんだねというカテゴリに入れるように今後とも努力していきたいなと感じます。
そして、このBlogを訪れてくださった全ての人に感謝を。
2007.08.21 00:44:00 itboy