利用者の本音 | A Day In The Boy's Life

A Day In The Boy's Life

とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

ネガティブかポジティブか--企業はクチコミの質に関心がある


Blogの有用性と宝玉の見つけ方 」にも書きましたが、Blogには利用者の本音が表れます。

Webという公共の場に情報を発信する事ではありますから、あまりにも突拍子のない事を書いても流される事が多いでしょうが、一つの参考意見として利用者の目に留まることもあるわけです。


これは確かにその商品やサービスを展開する企業側にも大いに興味を持つ事でしょう。

紙でのアンケートなど昔から、本音を収集する手段はあったかと思いますが、そこに本音が書かれる割合と言うものは、こうしたBlogや掲示板などを通してのものに比べて低かったのだと思います。

何か不満を言いたいのだけれども、それにより自分個人を特定される事を嫌うと言う点とそれを伝える事の手間がかかると言う点が大きなネックになっていたのだと思いますがいまや簡単に情報が発信できたり、アンケートもWeb上で行えると言う点でたいした手間もかからずに答える事ができます。


一方で、企業側から見ればこうした「本音」をもっと効率的に収集できる手段はないかと考えているのではないでしょうか。

口コミサイトなどは、そうした希望に沿ったものかもしれませんが、ある程度の人の目に留まり、ユーザーIDなどが公開されるこういったサイトでは、周りに同調する事を優先して批判的な意見も書きにくい面もあります。

(そういった意味で、2chは本音の吹き溜まりなのかもしれませんが)

企業側がサービス・商品の展開と同時に、それに対応したBlogや掲示板を設置する動きもチラホラ見かけますが、ここにもどれだけ批判的な意見をそのまま受け入れておけるのかと言う企業側の体質が問われます。


何れにせよ、こうした事に興味を持つ企業が増えているのは、提供するサービスの質が

もっとも求められている証拠だと感じます。