時間軸のずれ に書いた、システム開発を例えた下記の一文
システムを知っている側から見るとシステムを知らない側の人にとってシステム構築
と言うのが、どのように映っているかが非常に興味深いところです。
パズルのように組み立てていくものだと見えているのでしょうか?
(ある種プログラムはパズルのようなものかもしれませんが、そのピースはパズルのそれを
想像するよりずっとずっと細かなものとなります)
システム開発のたとえと言うのは、様々なもので可能だと思いますので何もパズルだけでは
無いでしょうが、この例文をもう少し具体的に述べてみたいと思います。
パズルを構成するものは、「材料」とそれを基に作られた「ピース」とそこに描かれている
「絵」になります。
まずは、この「絵」の部分について具体的に話してみたいと思います。
「絵」と言うのはシステムの完成系です。
パズルはばらばらのピースに散らばっていますが、それを組み合わせていきながら最終的に
その元の「絵」に仕上げる事を目的としています。
このパズルの「絵を描く」作業というのが、システムの「要件定義」や「業務設計」部分になると
思っています。
そこにどういった絵(システム)を描きたいのか?
パズル(システム)を完成させるに当たりまずはこの部分を具体化する作業が必要になります。
「絵」とはシステムそのものなので、何を描きたいのか(何をシステム化する事で解決したいのか?)が
解らなければピースを組み立てようもありません。
他にも、どのような絵の構図(業務フロー)をとるのか、誰に見せるのか(対象ユーザーは誰か)、
どれくらいの価値(費用対効果)が見出せるのか。
この「絵を書く」作業は、具体的にそのユーザーと話し合っていかないと、出来上がる「絵」が
違うと言う現象が発生してしまいます。
「怪獣の絵を描いてください」と頼んだだけではどんな怪獣を描けばよいのかわかりません。
好き勝手書いて、出来上がりをみせたら「なんで角が額から生えているんだ!」みたない
食い違いが出てきてしまいます。
「角は耳の上5cmの所から長さ15cmの角が左右に。角の色はアイボリーで、3cm感覚で
横に線がはいっています。目の大きさは・・・」
と具体的に伝え、描いていく(設計していく)必要があります。
そして、「絵を描く」作業が完了したら今度は、パズルの「材料」を選び「ピース」を組み立てて
行くと言う作業に移って行きます。
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