PCの性能の向上やADSLの普及などによりほぼ全てをFlashで作り上げた
サイトというものを良く見かけます。
確かに、今までの単純なHTMLのサイトよりはユーザーにより多くの操作を
させる事ができたり、異なる視点でサイトを紹介できたりするなどそのメリットは
多いと思います。
が、何かなら何までFlashというのも考えものと言うところもあります。
これはFlashがダメと言うわけではなく、Flashを使ったサイトの設計自体に
問題がある場合がほとんどです。
幾つかピックアップしてみると・・・
1. 操作感覚が慣れておらず返って使いにくい場合がある
HTMLの基本操作は、クリックです。フォーム内のボタンをクリックする事で
次のページに移動したり、新しい画面を立ち上げたりします。
しかしFlashの場合、ドラッグができたりボタンにしても様々なボタンを作り出す事が
できるため、何をどうすればよいのかがなかなかわかり辛い場合があります。
また、先ほどいた画面に戻ろうとしてもブラウザの戻るボタンが使えません。
戻るボタンを押した瞬間、HOMEに戻るなんて事もあったりします。
2. ロードが発生する
Flashは、画面を開いた場合そのプログラムファイルをブラウザが読み込みます。
しかし、これは画像などに比べたら重いので表示までに少し待たされたりする事が
あります。これが繰り返されれば使う側にとって結構なストレスになります。
3. 他のサイトとの連携が中途半端
全てがそのサイト内でサービスが提供されていればよいですが、それもコストが
かかることなので、他のサイトのサービスを連携させて利用させるように設計されている
場合があります。
例えば、自分のお店の地図をFlashで表示させているのに、詳しくはこちらとリンクを
クリックしたら他のサイトの地図がHTMLで開くとか。
こうなってくるとそもそもFlashの地図を表示させておく意味があるのかと思ってしまいます。
おそらくサイト全体のイメージを壊さないように、あえて地図もFlashで作っているのだと
思いますが、大体それだけではユーザーは分かりにくいのでより詳細な場所を知りたいとのに
その詳しい場所を知るために2段階の操作が必要になってしまいます。
4. 印刷ができない
これはサイトの運営側にとって好都合な部分もあるのかもしれませんが、ユーザーにとっては
紙に出して確かめたいものもあります。
先述した地図は、その代表的なものかもしれません。
もちろん印刷しようと思えば、ブラウザの印刷機能を使って印刷はできます。
しかし、それがきちんと枠内に納まって表示されるように設計されているサイトはあまり
なさそうです。
とまぁ、書いてみましたが最近注目されているAjaxなどに比べユーザーフレンドリーな
サイトを作るにはFlashの方が手っ取り早いと思います。
しかし、既存のHTMLとは異なるジャンルともいえるものですので、作り方次第では
不便なサイトになってしまうリスクも多々あると思うわけです。
単にビジュアルを楽しむものであればそれでもかまわないですが、そこから何らかの
アクションを起こしてもらう必要がある場合、一工夫してもらわないとかなり使いづらい
サイトが出来上がってしまいます。