社内情報システム部門のお仕事 で触れましたが、社員の利用するPCのキッティング
(利用できる状態にセットアップする事)する業務があります。
これには、その社員の意見を組み入れて使用したいPCをキッティングする・・・という事は
ありません。
少人数であれば、それでも良いかもしれませんが社員数が多くなればなるほど、そのPCの
検証作業やトラブル時の対応を一本化するために社内の標準機というものをいくつか選定し
その中から選んでもらうようにしています。
ノートPCとデスクトップPCに大別されますが、外に行く事が多い営業さんは多少性能が
劣っても軽く持ち運べるノートPCを、事務や開発を行っているメンバーは幾つかのアプリケーションを
平行して動かしたりする事が多いですので高性能なデスクトップPCを選ぶ事が多いです。
標準機自体も1年から2年のスパンで選定のしなおしを行います。
ですので比較的最新の機種を社員の人には利用してもらっている事になります。
ですが、多いのがPCが遅いと言うクレーム・・・。
導入して1年も経っていない、利用を開始して半年も経っていない・・・。
でも遅いと言う・・・。(H/WやS/Wのトラブルを除いて)
大体の場合、これには利用者側の問題が多いと思います。
- デスクトップ上に大量のファイルを置いている。
その状態でよくファイルを区別、探し出したりできるなと言うぐらい大量のファイルが
デスクトップ上に並んでいる人を良く見ます。
→ PCの起動が遅くなります。デスクトップはなるべく整理しましょう。
- 余計なアプリケーションを入れている。
こちらがPCをキッティングした時点で、業務に必要な最低限のアプリケーション
(Microsoft Officeや、AcrobatReaderなど)はインストールしています。
それ以外に、便利だからとおおよそ業務とは関係の無いアプリケーションを沢山
インストールしている人を良く見ます。
→ CPUやメモリのリソースが食われて操作が遅くなります。余計なアプリケーションは
使用(インストール)しないようにしましょう。
- 取り扱うデータが大きい。
これは、事務をしている人や営業さんに良く見ることなんですが、扱うファイルのデータが
非常に大きい。数万行もあるExcelファイルを扱っていたり、ビットマップがバンバン貼り付け
られたPowerPointの資料を作っていたり・・・。
→ 取り扱うデータの容量はなるべく削りましょう。ファイルを複数に分けたり、画像の質を
落としたり(ビットマップとJPEGのファイルを見比べて違いがわかる人なんていません)
他にも色々ありますが大体の場合、そりゃそうだよねと言う理由が多いのです。
ですが本人はひたすらPCの性能のせいにする。
これでは、たとえさらに高性能のPCを与えたところで、同じ現象に陥る事は目に見えています。
自分の工夫次第でどうにかできる部分もありますので、その辺を見直して欲しいと感じます。
(分からないなら詳しい人に聞くなりして)