こんにちは
先日モニターカウンセリングをさせて頂いた
UMI後輩のSちゃん。
人間関係において
極度に気を使い
疲れ果ててしまいます。
職場でも
よく話しかけてくる同僚の話を
負担に思いながらも邪険にもできず
ずっと相手をしてしまう。
そして
そんなふうに話してばかりいるのを
周りの人からどう見られているかも
とても気になってしまう。
これでは
仕事に注ぐエネルギーが
無くなってしまいます。
いろいろとお話を聞いていくと
職場の人間関係が
Sちゃんと
お母さんとお姉さんとの
関係とそっくりです。
そのことにSちゃん本人は
気がついていませんでした。
自分のことって
なかなか客観的に見られないので
気がつきにくいものですよね。
Sちゃんは
お母さんにとても気を使ってきました。
子どもの頃から
お母さんを悲しませてはいけないと
ずっと思ってきました。
それが
人に極度に気を使ってしまう
原因だと思われました。
小さい頃の出来事を
いろいろ聞いていくうちに
突然
Sちゃんの感情が溢れ出しました。
Sちゃんには思いきり泣いてもらい
感情を感じてもらいました。
それは
お母さんがSちゃんに
Sちゃんを産んだ時のことを話した
という出来事でした。
Sちゃんのお母さんは
Sちゃんを自宅出産したのですが
へその緒が巻きつくなどのトラブルがあり
とても大変だったそうです。
そういったお話を
何度かSちゃんにしていたそうです。
小さなSちゃんは
自分がお母さんを
大変な目に合わせてしまった
私が生まれたせいで
お母さんを苦しませてしまった
と罪悪感を抱いたようです。
そして
もうお母さんを
つらい目に合わせてはいけないと
無意識に思って
ずっと気を使ってきた。
そのことが
お母さん以外の人間関係にも
影響していると思われました。
Sちゃんは
その時の感情を感じきって
解放したことで
出来事を客観的に見られるようになり
お母さんは
お産は大変だったけど
Sちゃんが生まれてきたことは
嬉しかった。
Sちゃんが生まれてきたことが
お母さんを苦しめたわけではない
ということが腑におちました。
そして
これは後から思い出したのですが
Sちゃんも
お母さんと同じように
お子さんが生まれた時の
お産が大変だった話を
ある人と電話で話していました。
そして
それがお子さんたちに丸聞こえだったと
気づいたそうです。
Sちゃんは
自分がそのことで
傷ついた経験があったため
お子さんたちには
「お産は大変ではあったけど
あなたたちが生まれてきてくれて
本当に嬉しかった。」
と伝えることができたそうです。
そして
その後Sちゃんは
命の誕生について興味を持ち
講座に通ったりして
学びを深めたとのこと。
やっぱりすべてに意味があるんだねー
とSちゃんとお話ししました。
Sちゃんのお話を聞いて
私も思い出しました。
うちの母も
私に何度も
お産が大変だった話をしていましたよ。
あれ
子どもにとっては
あまりいいもんじゃないですね。
お母さんにしてみれば
子どもが生まれてきたのは
もちろんとても嬉しいことで
そんなことは言うまでもなく
当たり前のこととして
あえて話すことだとは
気がつかないんでしょうね。
でも
子どもにとっては
大変だったと
苦労話ばかりされてもねぇ。
まるで自分のせい‥‥
みたいに感じますよね。
お産の苦労話をする時は
「あなたが生まれてきてくれて
本当に嬉しかった!」
これもセットで忘れずに!
Sちゃん
気づかせてくれてありがとう。
それではまた
お気軽にー