こんにちは
先日、ガソリンスタンドでガソリンを入れました。(当たり前ですね。)
行きつけのセルフのスタンドで、
いつものようにチャッチャッとガソリンを入れて、
エンジンをかけて出て行こうとしたその時、
スタッフのお兄さんと目があいました。
いつも1〜2人くらいのスタッフの方が立っていて、
「ありがとうございました!」と言ってくれるのですが、
今まではなんとなく、軽く会釈を返すくらいで、
特に気に留めてはいませんでした。
でもその日は、
その目があったスタッフのお兄さんの笑顔がとってもいい笑顔で、
まさに満面の笑みという感じで、
心がとてもあたたかくなりました。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、
まるで、私のことを全肯定してくれているような、
「今までよくがんばってきたね。」
と言ってくれているような気がして、
通り過ぎた後に、思わずウルっときてしまいました。
普通に考えると、ガソリンスタンドのお兄さんが、
いくらお客様とはいえ、知らないおばさんに対して、
「よくがんばってきたね。」なんて思いませんよね。
なぜ、私がそう言ってもらえたように感じたのか。
それは、私が、私にそう思っていたからです。
小さな頃から、お母さんや、周りの人の目を気にして、
ずっと気を遣っていい子を演じてきた。
別に、誰にそうしろと言われたわけでもないのですが、
私は、
自分はいい子でいなくてはいけない、
もっと頑張らなくてはいけない、
このままではダメだ。
そんな思い込みを持ってしまっていたんですね。
そして、
まだダメだ、まだダメだ。
もっと頑張らなきゃ。
もっとちゃんとしなきゃ。
そうやって自分を追い込んできた。
その時は、自分で自分を追い込んでいるなんて気づいてはいません。
それが当たり前だと思っていました。
とても小さい頃に、潜在意識に入ってしまった思い込みですから。
そして、ずいぶんと後になって、そのことに気がついた時、
私は本当に愕然としました。
今まで、何十年という長い間、
本当の自分の思いに気づくことなく、
自分の思いにフタをして、無視して、
我慢させてきてしまった。
自分の本当の願いを聞いてあげることをしてこなかった。
じゃあ、今までの私の人生は何だったのか。
全てが嘘だったのか。
無駄だったのか。
私は自分を裏切り続けてきてしまった。
いったい、どうやって償えばいいのか。
そのことに気がついた時、私は、本当にショックで、
泣いて、泣いて、とにかく泣いて、
鼻水もよだれもダラダラ流しながら嗚咽して、
こんなに涙が出るのか、というほど泣いて、
一晩中泣いて、どうにか収まった後も、
何日間か、気が抜けたようになり、
何をしていても、気づくと涙が頬を伝わっている、
という感じでした。
そしてまた、
絶望感の中にいたのは確かですが、
それと同時に、
あー、これでもう逃げくなくてすむんだ。
という、観念したような、
安堵したような気持ちも感じていたのでした。
ずっと逃げてきていたのでしょうね。
本当の自分から。
そして、その後も、感情解放をしながら、自分と向き合い、
少しずつ、自分の過去を受け入れてゆく、
本当の自分を受け入れていく、
という作業をしていきました。
ガソリンスタンドのお兄さんが私に、
「今までよくがんばってきたね。」と言ってくれたように感じた。
私もやっと、自分の過去を肯定できるようになり、
本当の自分を受け入れて、
自分の味方になることができたんだな、と感じました。
あなたは周りの人からどんなふうに扱われていると感じますか?
もしも否定されたり、嫌われている、認められていない、
と感じるのなら、
あなたが、あなたの味方になれていないのかもしれません。
自分が自分を否定していると、
周りの人からも否定されているように感じるからです。
そうなったきっかけは、
無意識のうちに、潜在意識に刷り込まれてしまった、
思い込みのせいかもしれません。
あなたが、本当のあなたとひとつになり、
本来の自分で生きられますように。
そのためのヒントを、これからもお伝えしていけたらと思います。
それでは、また
あなたらしい自由な人生を応援しています。