台東区 重要文化財の旧岩崎邸がすばらしい
ということで、文京区のすばらしい鳩山会館とバラを観賞後は、文京区から台東区湯島へ移動し、旧岩崎邸庭園へ行ってきました。
場所はこちら。
https://maps.app.goo.gl/2tCp5jo9A2MPFUX46
旧岩崎邸は以前から一度は行きたいと思っていましたが、土日は中を撮影することができず平日だけになるため、やっと平日に行くことができました。
旧岩崎邸の場所は、元々は奥州への睨みを利かすために、徳川家康から徳川四天王の一人である榊原康政が奥州への入口になる池之端を賜り、代々榊原家が邸宅を置いていたそうです。明治に入り、旧舞鶴藩主の牧野弼成邸となり、西郷隆盛の部下である桐野利秋の邸宅となり、明治11年に三菱財閥初代の岩崎弥太郎が屋敷を構え、そして岩崎久弥と引き継がれたそうです。
和館も併設されていて、一部お茶が飲める施設としても使われています。
庭園からの眺め。
こちらはビリヤードを行う撞球室。地下で本館と繋がっています。
これはすばらしい邸宅ですね。まるで西洋のお城のような洋館です。個人邸宅として建てられた戦前の洋館としては、駒場にある旧前田邸とともに日本を代表する洋館建築でしょう。旧岩崎邸は旧前田邸とともに国の重要文化財に指定されています。
設計はイギリスの建築家ジョサイア・コンドルで、竣工は明治24年です。当時は周りにあまり建物などなかったでしょうから、周りの人たちはこの巨大な洋館を観てさぞかし驚いたでしょうね。さすが岩崎家はお金持ってたんですね。
そんな岩崎御殿も戦争によって変わってしまいました。戦後は米国CIAキャノン機関に接収され昭和22年財産税の物納として国有財産化。昭和23年岩崎家は冨里へ転居を余儀なくされます。昭和28年日本政府へ返還され、平成13年東京都へ移管。都立公園として現在に至ります。
明治24年に竣工し、関東大震災や空襲は逃れることができたんですね。それは奇跡的だったでしょう。当時としては最高の贅の粋を集めたと思われる素材や建築法で建てられた旧岩崎邸。とても個人邸宅とは思えません。岩崎家はどれだけお金持ってたんでしょう。もし今これを建てるとするといくらになるのか。下世話ですが知りたくなりますね。
近代建築の粋を集めて建てられたと思われる旧岩崎邸。これは駒場の旧前田邸とともに必見です。是非旧岩崎邸へ行かれて当時の岩崎家の栄華に触れてみてはいかがでしょうかぁ。
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