沼津市戸田 重要文化財松城家住宅がすばらしい
ということで伊豆河津桜ツアー、井田地区のキレイな河津桜を観賞後は、次の目的地へ向かおうと戸田を走っていると、重要文化財松城家住宅の看板が。
戸田に重要文化財があるとは知りませんでした。次へ向かう途中でもあるので寄ってみることに。
場所はこちら。
https://maps.app.goo.gl/BRijBULH5WwBBMo96
これはすばらしい建築物ですね。松城家住宅は、江戸時代から廻船業を営み財を成した松城家の居宅として明治6年に建てられました。建築様式は擬洋風建築で、日本に現存する擬洋風建築の中でも最初期のものだそうです。1階が和風で2階が擬洋風になっているのが非常に珍しいですね。
中はこんな感じ。
1階は完全な和風です。
螺旋階段を上って2階へ。
2階は1階の和風とは全く違う擬洋風です。入江長八の漆喰鏝絵「雨中の虎」や、ランプ吊り元天井飾り「秋の実り」「龍」などもあります。こういったしつらえがあるのも珍しいですね。さらに、アメリカ製オイルランプ式シャンデリアがあるのもハイカラでいいですね。
この松城家住宅は、日本でも最初期に建てられた擬洋風建築として国の重要文化財に指定されています。戸田は今も漁港になっていますが、江戸期からかなり賑わった漁港だったんでしょうね。これだけの家を建てられるのは、廻船業でもかなり儲からないとできないでしょう。そんな戸田廻船業の栄華を現在に伝える文化財は末永く遺してほしいですね。
といいうことで、戸田方面へ行かれることがあれば、重要文化財松城家住宅へ行かれてみてはいかがでしょうかぁ。
続く・・・。
その1:沼津市 来ル海の河津桜がキレイ
その2:沼津市 井田の河津桜がキレイ
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