児童施設の入所者への不当行為inドイツ
(このカキコミは2009年2月18日に このブログに書いたものです。2010年12月に下記委員会の報告が発表され、関連記事が 沢山でました。それで 古いカキコミを再び貼り付けます)1950-60年代の西ドイツの 教会立・国立の児童施設で50万人以上の子どもが 監禁され、虐待され、自尊心を傷つけられていた。今 連邦議会の委員会が 当時のことを根本から洗い直し再検討することになった。ソニア(59歳)はこの委員会で次のように述べた:「施設にいたことを ずっと恥だと思ってきた。施設にいたことが他の人に分かってしまうと思ってきた。」「請願者として この委員会に来たのではない。すべての当時の施設の子どもたちの名において、私たちに為された不当行為に対し 償いがされることを要求する。」ソニアは1964年から4年以上 施設に閉じ込められていた。その理由は 家族の友人が14歳だったソニアを強姦しようとしたというものだった。男は釈放され ソニアだけ施設に入れられた。ソニアと他の少女は 農業、クリーニング、縫い物を賃金なしで やらされた。教育を受ける機会は まったく無く 人権は無視された。手紙は検閲され、拷問に近い非人間的罰を受けた。規則に違反すれば また監禁された。ソニアはウツになり、自分が悪いから こうなったと思い、21歳の誕生日に窓から飛び降りた。何週間も意識不明だったが 生き延びた。子どもは軽蔑され すべては キリスト教による養育と言う名のもとに行われた。この委員会は カリタス会(ドイツのカトリック系の福祉団体)、プロテスタントの福祉団体、プロテスタントの教会、カトリックの司教会議の 代表者からなる。カトリックの修道院は90年代まで 西ドイツで多くの児童施設を経営してきた。そこでの性的虐待について 多くの報告がされている。委員会は2年かけて 50~60年代にドイツの施設で 子どもに加えられた不当行為について 洗い直し再検討する。この委員会設立のきっかけに なったのは 2006年にシュピーゲル社が出版した「主の御名においての打撃」という本だった。この本で初めて 当時の施設の子どもの悲運が報告された。委員会による調査結果は 証言としての力はなく、公表もされない。したがって Bochum大学に 研究調査プロジェクトを作る資金が提供された。ハイデルベルクにある「ドイツ青少年支援・家庭権利のための研究所」の所長 Thomas Moersbergerは 今日でもドイツで青少年施設にいるこどもの基本的な権利が傷つけられていると 述べている。施設で子どもの頃を過ごした人の協会の会長 Hans-Siegfried Wiegand は あと2年 調査結果を楽しみに待っている。ハノーファの司祭は 教会の施設が子どもたちの意思を砕いてしまったことを 恥ずかしく思うと言った。Hans-Siegfiredの心の痛みを和らげる言葉だった。下記サイトから:当時の施設の写真9枚も見られます。子どもと言うより 青年・若い女性が労働させられている場を写した写真です。http://www.spiegel.de/panorama/gesellschaft/0,1518,608220,00.html