マニュアル通り・・・?
弁理士会でもことあるごとに「マニュアルを作ろう」とする方が少なからずいらっしゃいます(むしろ多数派?)。そして、ことごとく使い物にならない代物が無駄に生産され続けています。
どうしてこういうことになるのか?理由は簡単で、市場は生き物だし、現実の案件は千差万別だからです。アウトラインがあれば、で片付くようなものの方がレア、と言い切っても良いでしょう。
なのに、例えばビジネス書の著者が行うコンサル(と呼んでいいのかなあ・・・)では、必ず次の言葉が出てきます。
「成功への近道は成功者を真似すること。そっくりそのまま真似ることが一番大切。」
これ、マニュアル通りに実行することと何ら変わりません。じゃ、成功するのか、と言えば、残念ながらほとんどが失敗。そりゃそうですよ。人も違えば、事情(時代背景)も違う。どなたかが成功した手順が、そのまま使えるはずもなく。考えればすぐにわかることです。
ところが、「言った(マニュアル)通りにやらないからです」とか、理由付けをされて実行者に責任転嫁される場面、多々見てきました。簡単な洗脳作業なんですけど、普通の方は気づかないんでしょうね。そして、依存性が拡大して貢ぐようになる(高額セミナーや教材を購入するなど)。どこかの悪徳宗教と同じでしょ、手法は。
特徴は、彼らが「ノウハウ」と呼ぶ代物に再現性がほとんどないこと。物理的に不可能だったり(人数が合わない、100人中何人が成果出したのか言えない、etc.)、コロナ後には実績がない、など、「再現」と言えないものがほとんどです。
肩書きも良く変わりますよね。著書ごとに変えるのがノウハウだ、なんて輩(やから)もいましたけど、その方の師匠はそのあとに「どうせ誰もあなたのことなんか知りませんから」と付け加えていたのを聞き逃しているんでしょうね。あ、その程度だったのか、今でもww
まあ、言い訳はしますよ、最後には。「私はこれで成功したんです。」って。ね、自慢話レベルってことがわかるでしょww
本気か否か
初対面の方と話をして、なぜか会話が盛り上がってしまったことってありませんか?そして、どちらからともなく、「ぜひ今度、食事でもご一緒に」と。さあ、ここからです。本気なのか、そうでないのかで、発言が変わってきます。
もし、本気だったら。
「じゃ、いつにしましょうか。来週のご予定は。」
「何日は空いてますか?」
「場所はどのあたりがご都合よろしいですか?」
など、食事をすること前提に話が進みます。ところが、本気でない場合、つまり社交辞令の場合は、
「また、ご都合の良い日できましたらご連絡ください。」
「いつでもご連絡お待ちしてます。」
「落ち着きましたらご連絡します。」
など、絶対にその場で決めないんです。こうしておけば、たとえ相手から連絡があったとしても
「すみません、その日は・・・」
とか、なんとでもなるわけで。つまり、本気で逢いたいとは思ってないわけです。最後のなんて、自分から絶対(!)に連絡しませんしww
まあ、キーワードとしては、「いつでも」とか「いつか」とか、あいまい言葉が出てくるときは、本気でないと考えておいて間違いないでしょうね。恋愛の場面と同じと言えば同じかもしれません。ww
厳しいのは避ける?
最近の傾向、という方もいらっしゃいますが、昔から「楽して成果を出したい」と考える人は多かったです。例えば大学の講義。講義内容ではなく、単位が取りやすい先生に人気が集中するのは今も昔も同じではないでしょうか。
私の学生時代、ドイツ語の先生の抽選に外れ、俗称「トリハダ」と言われる厳しい先生の講義を受ける羽目になりました。ただ、この先生、実に丁寧で教え方もうまい。おかげで理系のワタシには論理的に体系付けしやすく、結局「優」をいただくことが出来ました。
同じく、抽選落ち組に同じクラスの子がいました。まあ、「優」以外はいらないみたいな野心家(?)ww
彼が同じ先生で「可」を付けられて、血相変えて文句付けに行ってましたっけ。その時の先生、あわてず騒がず、「ここのこれがわかってないから、こういう回答になっているわけでしょ。つまり、理解していないんだから点が付くはずがないじゃないですか」とあっさり論破。
その後、彼はよほど私に負けたのが悔しかったんでしょうね。「この先生は僕には合わない」と捨て台詞。いや、努力してなかっただけだと思うんだけど。
まあ、外国のように授業が厳しすぎると文句を言う学生はいませんでしたけど、厳しい環境に身を置くというのも、考え方次第ではありだとは思うんです。少なくとも私の人生では、
・最初の配属先が東大卒ばかりの職場に新人で初めて阪大卒が。(まあ、風当たりが強かった・・・)
・4年目にコンピュータ部門へ配属(大学で唯一単位落とした科目が「コンピュータ工学」)
・5年目からSEとして子会社へ転籍
・労働組合結成の書記長に任命(組合活動は嫌いで一度もやったことがない)
・未経験で特許事務所転職(当然資格もないし、下働きですわな。受験勉強時間の確保のための転職。給与は当然・・・)
・最もきついと言われていた事務所へ転籍(修行のため)
・顧客0(ゼロ)からの独立
と、これでもかというくらいの逆風続き。でも、なんとかなってます。というか、逆風のおかげで、今必要なスキルが身についていると言った方が正しいくらいかと。
逃げるのは簡単。その代わり、失うものも大きいことだけは意識しておいた方が良いかもしれませんね。