「クラウド」を理解するためには、ITの歴史を理解してもらうと理解し易いんだな。
パソコン(以下PCという)はIT(情報技術)の代名詞だよね。
最初にPCが登場したときは、仕事は1つしか動かせなかったんだ。
でも人間は慣れてくると複数の仕事を同時に動かしたくなるよね。
そこで登場したのが複数の仕事を管理できるWindows(人間の脳にあたる部分)なんだ。Windowsの登場によってPCの世界は大きく変わってゆくことになるんだな。(WindowsはMicrosoft社の商標です)
今までできなかった複数の仕事がPCで可能になったんだ。
次に人間が求めたのは使用するファイル(情報の集まり)を複数の人と共有したいと思い始めるんだ。
そのためには、PCとPCを有線で結んで情報のやり取りができるようにする技術が必要だな。
でも複数のPCをつなぐだけでは自分の見たいファイルを探すだけでも大変でしょ。
そこで登場したのがPCに対して情報を提供し、情報をやり取りする通信技術(サーバ)なんだ。
情報を見たい時はPCからサーバに情報依頼を出すとサーバが情報をPCに戻してくれる仕組みなんだよ。
ここまで来ると、情報を共有して色々な仕事をPCとサーバを利用してできるようになったんだ。
でも要求は止まらないぜ。
今度は社外や外部と情報のやり取りができないか・・と思うようになってきたんだよ。
ここで登場するのが皆さんご存じのインターネット技術なんだな。
インターネットは全世界に張り巡らされた通信網だよな。
インターネットはIPアドレス(固有PCの番地に相当)で管理されて、デジタル化された情報をやり取りできるんだ。
この通信網とサーバとPCの融合でPCから全世界への情報が共有できるようになったんだよ。
クラウドはもう少しだからさ。
かなり便利になったけど、こんな大変な仕組みをユーザーが維持すると費用がどんどん増えてくるし、ソフト費用も掛かるし、複雑で保守が大変!・・何とかしたい!そこで登場したのがクラウドコンピューティングなんだ。
最近よく耳にするようになった、「Gmail」「DropBox」「icloud」などはクラウドコンピューティングの代表例だな。
クラウドコンピューティングは、データベースやソフト、サーバをすべて業者がそろえてくれている世界だからさ、ネットにつながる環境(PC、iPAD、スマホなど)があれば利用できるんだ。
利用については使用料(月額、年額)だけで利用でき、海外からでもどこからでも同じことができるんだね。
すこし解かったかな?
現在はクラウドに加えて、モバイルコンピューティングが主流になりつつあるんだけどね。
これについてはまた今度ご説明するよ。
頭が一杯でダメージを「クラウド!」・・なんちゃって。









