メインで使ってる人もいるからね・・・

 

ケータイWatchの記事に、 「povo」への申込急増で本人確認に時間要する状態、楽天モバイルからも【解消】 てのがありました。

 

先週の楽天モバイルの値上げの発表はかなり反響があったようです。本ブログでも、中の人が楽天モバイルユーザーということもあり、 楽天モバイルが7月から料金改定するそうなので、他社移行を決断しました とのエントリーで移行先としてKDDIの povo2.0 をご紹介していました。

 

Twitterなどでもpovoへの移行を示唆するツイートが多くあったのですが、早速povoへの申込みが急増しているようです。記事にもあるように、楽天モバイルからの乗り換えも増えているとのことで、気の早い方が移行に走ったみたいですね。

 

さて、現在の楽天モバイルの”無料じゃないと困るユーザー”には大きく分けて以下の2通りの利用方法があります。

  1. サブ回線や予備回線としての利用で、通話・通信共に余り使わないユーザー
  2. メイン回線での利用だが、Wi-Fiの利用などで月々の利用量を1GB以内に収めて使うユーザー
サブ回線での利用には、デュアルSIMなどを利用して通話のみ楽天モバイルの「rakuten link」で掛け放題として使っているユーザーもいますね。あくまで、サブや予備での利用のユーザーなので、こういったユーザーは今回のようにpovoへの移行や「解約」になる場合が多いでしょう。
 

次にメイン回線として利用しているユーザーですが、こちらは自宅や会社のWi-Fiなどを積極的に利用してデータオフロードすることで、月々の通信容量を1GB以内に収めて使っているパターンです。

 

この方々は、毎月1GB程度は利用するユーザーなので、povoへの移行が難しいのです。なぜ難しいのかというと、povo独特の「トッピング」という考え方が邪魔をします。povoのトッピングは”月額1GB”というような考え方ではなく、”3GBを30日間”というように容量と有効期限が決まっているのが特徴です。

 

つまり、前述の場合だと、3GBを30日間だけ使えるということです。30日を過ぎると例え容量残があっても失効します。繰越もできません。そして、現在povoのトッピングに用意されているプランは、以下のとおりです。

  • 1GB/7日間 390円(税込、以下同)
  • 3GB/30日間 990円
  • 20GB/30日間 2,700円
  • 60GB/90日間 6,490円
  • データ使い放題24時間 330円
ご覧頂ければ分かる通り、1GBは7日間の設定しか無いのです。これだと月間1GBを使うユーザーには足りません。ここが月間1GBを利用するユーザーにとっての最大ネックです。
 
つまり、月間1GB程度を利用するユーザーはpovo以外の選択肢を考えなくてはなりません。そうなると、自ずと選択肢は小容量を主戦場としているMVNOへの移行となります。
 
MVNOで1GB程度で最も安いのは、恐らく日本通信の 合理的シンプル290プラン です。月間1GBで290円と格安です。通話料も特定の通話アプリ無しで、30秒11円です。このプランについては、本ブログの 日本通信が1GB290円/月~の新料金プランを提供開始するそうですが、ナゼ安くなったのかを考察 とのエントリーで詳しくご説明していますので、宜しければご覧下さい。

次に安いのが OCNモバイルONEの 500MB/月コース でしょう。月間500MBと少ないですが、月額550円最大10分相当/月の無料通話も付いてきます。

楽天モバイルで毎月1GB程度を利用するユーザーにとっては、上記への移行が最も安く済む選択肢であるかと思われます。楽天モバイルから移行予定のユーザーの参考になれば幸いです。