転ばぬ先のApple Watch・・・

 

GIGAZINEの記事に、 「Apple Watchで新型コロナウイルスに感染したことを症状が出る前に予測可能」という最新の研究結果 てのがありました。


装着者の心拍数や皮膚温度などのバイオマーカーを測定することが可能なスマートウォッチやウェアラブル端末を用いることで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状が現れる前に感染を検出することが可能であることが最新の研究により明らかになっているそうです。記事によると・・・

 

Mount Sinai Health Systemの研究者はApple Watchが個人の心拍数の微妙な変化を検出できる点に着目し、この高精度な心拍数モニタリング機能を用いることで、「PCR検査で陽性と出る最大7日前に装着者がCOVID-19に感染していることを検出できる」ことを示しました。具体的には、心拍数の変動性を測定基準に分析を行います。この心拍数の変動性は、人の免疫系がどの程度機能しているかを測る指標になるとのことです。
マウントサイナイ医科大学の医学助教授であるロブ・ヒルテン氏は、「我々の目標は、感染時または人々が病気であることに気づく前に、ツールを使用して感染を特定することでした」「体内で炎症が発生すると、心拍数変動マーカーが変化することはすでにわかっていました。COVID-19は非常に炎症性の高い症状です。つまり、人々がCOVID-19に感染していることを知る前に、感染の事実を予測することを可能にするということです」と語っています。

 

だそうです。詳細は記事に譲りますが、Apple Watchによって多くの命が救われていることは本ブログでも度々お伝えしてきました。

今回のApple Watchによる新型コロナウイルスの感染予測に関しては、方法が確立されているわけではありませんが、心拍数モニタリング機能によって異常を発見できることは既に上記の例の中の心疾患で実証されています。
 
また、最新の Apple Watch Series 6 では、血中酸素濃度(サチュレーション)を測る機能も搭載されています。ただ、医療用のパルスオキシメーターと比べるとかなり精度に誤差があることは否めないようです。
iPhone Maniaさんの 【独自検証】Apple Watch Series 6の血中酸素測定は使えるのか? との記事で詳しく検証されていますので、ご興味がある方は御覧ください。
 
しかしながら、誤差があるとはいえApple Watch Series 6でのサチュレーションの測定結果が明らかに90を割るような状況が続くような場合は、やはり呼吸不全を疑う状況だと思います。
 
今回の記事の心拍数の変動性と、血中酸素濃度の測定によって、コロナへの対応も可能になるやもしれないApple Watchは、もはや単なるスマートウォッチというよりは身を守るための道具になりつつあります。
 
特に中高年以降の方は、自分の体のためにApple Watchをご検討になってみてはいかがでしょうか?