今度は生鮮品も・・・
CNETの記事に、 アマゾン、生鮮食料品も扱う「Amazon Go」新店舗を開店 てのがありました。
Amazonがレジなし店舗「Amazon Go」の生鮮食料品店版となる最新のコンセプト店舗「Amazon Go Grocery」を披露したそうです。記事によると・・・
生鮮食品を扱うこの店舗にも、Amazon Goと同じ基本技術が使われている。天井に設置されたカメラが棚の下のセンサーと連動して、店内を歩き回る買い物客を追跡し、棚から取り出された商品を検出する。棚から取り出された商品は仮想カートに入れられ、買い物客は従来型のレジを通らずに店舗を立ち去ることができる。会計は「Amazon Go」アプリを介してクレジットカードで決済される。
いっぽう、取扱商品に生鮮食品が加わったことで生まれた違いもある。Amazonによると、複数の顧客がさまざまな生鮮食品を手に取る状態や、開いていた冷凍ケースを閉めたときにドアが曇る状態に対応できるように、システムを駆動する機械学習をアップデートしなければならなかったという。
だそうです。Amazon Goについては本ブログでも事あるごとに取り上げてきました。
- Amazon、レジでの会計が不要な店舗型サービス「Amazon Go」を発表
- Amazonのレジなしコンビニ風実店舗「Amazon Go」がついにシアトルにオープン
- レジなしショップ「Amazon Go」が2021年までにナント3000店舗出店予定だそうですよ
レジなし店舗の草分けと言っても過言ではないAmazon Goが、今度は生鮮食料品も扱う店舗をシアトルのダウンタウンに開店したみたいです。
これまでのAmazon Goは食品や飲料、弁当の類でも「画一化されたパッケージ」を扱ってきましたので、画像認識でもそんなに難しいことはなかったと思うのですが、今回の生鮮食料品は結構難しいのではないでしょうか?
別記事で確認したのですが、野菜などはパッケージ化されておらず、バーコードなどもついていないそうです。つまりは野菜などそのものを画像認識として読み取っているようです。
例えば、「人参」と「レタス」では明らかに大きさも色も形も違いますので、画像認識としても容易そうですが、「ほうれん草」と「小松菜」なんかの違いが画像認識で分かるのでしょうかね?まぁ認識できるから店舗としてオープンするんでしょうけど、人間でも間違えそうなものを判別できるほどに画像認識の技術が上がっているということなのでしょうね。
それに、生鮮食料品の場合、通常のパッケージ化された商品と違って、お客は何点か手にとって選びますよね。鮮度や大きさなどを比較してヨサゲなものを選ぶ行為を良くします。選んだあとの商品を同じ棚に戻せばいいのですが、そうしない人もいますし、全く異なる棚に置く人もいますよね。それにも対応できるということだとしたら、スゴイですね。
今回の店舗はテクノロジーのパイロットテストでもあるようなので、ある程度の問題は出てくると思いますが、これが成功すると完全なレジなしスーパーも可能になってきます。
本ブログでも今年は「日本のレジなし店舗元年」だとお伝えしていますが、やはり本家のAmazonは他の同様のシステムを持つ競合よりも技術的に優位性があるようです。
日本でもこういった店舗が出ることを期待したいところです。