ハイペースですな・・・

 

ITmediaの記事に、 レジなしショップ「Amazon Go」、2021年までに3000店舗へ──Bloomberg報道 てのがありました。

 

米Amazon.comはレジなしショップ「Amazon Go」を2021年までに3000店舗に増やす計画だと、米Bloombergがこの件に詳しい情報筋の話として報じたそうです。記事によると・・・

 

情報筋によると、年内に10店舗に、2019年に米国の主要都市に50店舗展開し、2021年までに3000店舗に増やす計画という。食料品よりもコンビニエンスストアのように、スナックや軽食のテイクアウトにフォーカスするという。Amazon GoのWebサイトには、現在の店舗でも「シェフや地元のレストラン、ベーカリーが調理したすぐに食べられる朝食、昼食、夕食を提供」するとある。

 

だそうですよ。おとといの本ブログで、 デニーズで食事後レジに並ばず帰れる「デジタル注文決済」を導入 とのエントリーをあげました。その中で、冗談交じりに「東京オリンピックの頃にはレジなし店舗が当たり前になっているかもしれませんね。」なんていう話をしたのですが、今回の報道からするとなまじ冗談でもなくなってきそうです。

 

「Amazon Go」の詳細については、以前の Amazonのレジなしコンビニ風実店舗「Amazon Go」がついにシアトルにオープン とのエントリーで簡単にご紹介してますので、「Amazon Go」をご存じない方はそちらをご覧くださいね。

 

店の内容としては、コンビニ以上スーパー未満といった品揃えですかね。いや高級コンビニと言ったほうが聞こえがいいですね。記事にもある通り、店舗は都会の若者の多い地域に展開するということなので、滞在時間が短くて客単価が比較的高めな店舗をイメージしてもらうと良いかもしれません。

 

この3000店舗という数ですが、結構な数ですよね。それも2021年までにということですから約3年で3000店舗ですよ。単純計算でも1年に1000店舗ですからかなりにハイペースです。

 

3000店舗がイメージしづらいかもしれませんが、ちょうど日本国内の「マクドナルド」の店舗数が2018年度現在で2,884店舗だそうなんです。つまり日本国内のマクドナルド全店舗より多い数なんですね。

 

もちろん米国内での話ですので、国の大きさも人口も違いますから比較するのも何なんですけど、少ない数でないことだけは確かです。

 

この報道が本当だとすれば、Amazonは実店舗運営にかなり本気だということがわかります。当然将来的には日本にもやってくるでしょうから、小売各社は戦々恐々なのではないでしょうか。

 

ただ、ユーザーしては今までに体験したことのない新しい購入体験になるわけですから、非常にワクワクしますよね。日本での展開にも期待したいところです。