薄暗いバーのようなカウンターで、高級和牛と囲炉裏。
 
 
最高のシチュエーション。
 
私が今まで見てきた中で、一番おしゃれな焼肉屋さんでした。
 
ということで本日はこちらのお店をご紹介↓
 
 
 

肉匠なか田 本店 

 

住所:大阪府大阪市中央区難波1-7-16 現代こいさんビル 5階

電話:050-5872-5709

営業時間:17:00~23:00(L.O22:00)
定休日:12/31~1/3
 
 
 
こちらの本店以外にも、東京西麻布と大阪福島にも展開されています。
 
こちらの本店は難波駅から徒歩1分のところにあります。
 
繁華街の中にある「こいさんビル」というかわいらしい名前のビルの一室に位置しており、エレベーターで5階に上がった所にあります。
 
その5階に到着し、エレベーターの扉が開いた瞬間、お店の前で「いらっしゃいませ」と店員さんがお出迎えしていただきました。
 
 
 

店内

その店員さんに案内され、入店し店内を見た瞬間、「うわあ~」っと思わず声に出しそうになってしまいました。
 
すっごいおしゃれなんです。
 
入口にはバカラのグラスに入った7種類のお塩がインテリアとして飾られています。
 
こちらのお店では、最高級のお肉を 拘り抜いた 7種類のお塩でいただけるからです。
 
薄暗くてジャズがかかっており、焼肉店というよりも、高級感のあるバーのような、ラウンジのようなシックな感じ。
 
先ほどのビルの外の繁華街のガヤガヤしていた感じがうそのよう。
 
カウンター席8席をメインにテーブル席と個室があります。
 
この光景をお伝えしたいのですが、店内写真とメニューブックの撮影はNGということで、この辺りも徹底して高級路線を貫かれてます。
 
ただし、お料理の写真は大丈夫とのことでホッと一安心。
 
 

コンセプト

ということでさっそく、お肉尽くしのコースを注文。
 
こちらで取り扱うお肉はすべてA5で、黒毛和牛の「大黒千牛」を使用。
 

この「大黒千牛」は他の代表的なブランド牛よりも肥育期間を長くとることでより丁寧に育てられ、きれいな霜降り、柔らかい肉質、おいしい脂が特徴です。

 

ウリのひとつが熟成肉で、熟成させることでお肉は脂の溶ける温度がさがり、肉質がより柔らかくなるというわけです。

 

 

 
 

実食

では、いざ実食!
 
●長芋と白菜のぜりー
 
 
こちらは付け出し。
 
シャキシャキとしていて粘り気のある長いもの食感は歯触りが良い♪
 
白菜がポン酢ゼリーで固められているというセンスを感じさせる一品。
 
おいしいです。
 
 
 
●大黒牛サーロインのしゃぶしゃぶ 白味噌仕立て
 
 
そして次に出てきたのは、大きくて立派な漆塗りの器。
 
蓋を取ると・・
 
 
ほわ~んと蒸気が漂い、いい香りがします。
 
 
というかいきなりしゃぶしゃぶから始まるコースとか、ありえません(笑)
 
いい意味で期待を裏切ってくれます。
 
しゃぶしゃぶ用の薄切りお肉はしっとりとしていて、脂の甘味と旨味が程よく感じられます。
 
大根がよくしみていてアツアツでコクのある白みそとよく合います。
 
つーんとするからしが全体を引き締めてくれます。
 
 
 
 
●和牛のタタキと蒸し野菜
 
 
こちらのお肉は、ラムシンを使用。
 
薬膳ポン酢か、ごまだれにつけていただきます。
 
 
お肉がちょうどいいくらいにしっとりしていて、むっちりもちもち!
 
薬膳入りのすこしピリッとしていて味がとっても濃ゆいポン酢につけても◎。
 
たくさんゴマの入った濃厚なごまだれにつけても◎。
 
たれはお肉だけではなく、ほくほくのお野菜と豆腐もたれによく合います。
 
 
 
 
●牛トロと生ウニ塩醤油
 
 
最近肉割烹や肉懐石などのお店でよく目にするようになった、ウニク。
 
 
生肉はとローっとしていて、ウニとよく合います。
 
わさびがワンポイントでいいアクセントになっています。
 
 
 
ここでお塩が登場!
 
 
こちらは、世界各国の32種から厳選された『お塩』から お肉の本来の旨味が 味わえるように 本日の7種の『お塩』としていただけます。
 
時計の12時の位置に置かれた塩から、時計回りで3つまでのお塩が、辛みの強い順に置かれています。
 
1アンデスの紅塩、ボリビア産
2太陽と風の塩、静岡県産
3鳴門の渦潮、徳島産
 
こちらのお塩は脂身の多いお肉によく合います。
 
つづいて6時の位置から時計回りで3つのお塩はマイルドなお塩。
 
4伊達の旨塩、宮城産
5小笠原の塩、東京産
6土佐の塩丸、高知産
 
こちらのお塩は赤身肉によく合います。
 
真ん中に置かれた塩は、フリュードメール グランド:海の果実(フランス産)。
 
こちらのお塩は万能塩。
 
どの塩もそのままなめても美味しいです。
 
 
焼肉のたれも登場します!
 
 
レモンと甘口のたれと辛口のたれ。
 
わさびも。
 
大根のおにおろし
 
 
箸休めにどうぞということでこちらも一緒にいただきました。
 
これだけだべてもうまいです!
 
 
 
さあ、ここから焼肉が始まります。
 
自分で焼くのもよし、焼いてもらうのもよし。
 
ということで、お任せして焼いてもらいました。
 
カウンターの目の前は囲炉のようになっていて、そこに炭をくべて網をのせます。

そして、高級感溢れる器に盛りつけられた高級和牛たちが運ばれてきました。

焼肉を優雅に味わうのにこれ以上文句のつけようもない最高のシチュエーションが目の前に。
 
 
右から熟成肉、ミスジ、トロたん、サーロイン(鹿児島産)、ヘレ(近江牛)。
 
この光景はやばいです!
 
カウンターの目の前が囲炉裏で炭火で、シャンパンゴールドの器といい形といい、お肉のカットといい、インパクトのある野菜が添えてあって。
 
完璧っ。
 
 
今にもお肉たちが動き出しそう。
 
 
左が一寸豆、右が淡路のたまねぎ。
 
自分で焼くこともできますが、職人さんに焼いてもらうことにしました。
 
岩塩も最適なものを振りかけて焼いてもらいました。
 
まずはその野菜と、立体商標登録を持っている人気1位のトロタンを焼いていただきます。
 
 
たんは2番目の塩で焼き上げてもらいました。
 
タンでも霜降りの部分なので、脂身が強めなので、2番目の強めの塩で焼き上げていただきました。
 
肉汁が炭火にしたたり落ちてジュ~っという音とともに、その煙からはいい香りが漂ってきます。
 
 
タンは4等分にカットされており、一つ目はそのままで食べます。
 
ん~しっとりと、ジューシー。
 
お肉の食感がサクサクしてます。
 
 
二つ目はレモンを絞って、タンにかけていただきます。
 
酸味がプラスされてすっきりジューシー!
 
 
そして三切れ目を自家製の辛口のたれでいただきます。
 
 
おお!このタンにはこれが一番よく合うなと個人的に思いました。
 
4つめはお好きな食べ方でということで辛口だれにつけて食べました。
 
 
右手の塩をつけていただきます。
 
ほくほくで、プリプリ!
 
新鮮野菜は間違いなく合います。
 
 
 
みすじ
 
 
まずはうまみの詰まったはんそうs
 
旨味が濃厚でジューシー、とにかく柔らかい!
 
おに下ろしがよく合う、これはんまい!
 
 
赤身肉
 
 
美味しそう
 
 
ん~、しっとりしていて柔らかい!
 
 
 
熟成肉
 
 
さすがは少し長めに熟成させたお肉。
 
アーモンドのような独特な香りとコクが楽しめます。
 
ワインに合いそう。
 
 
 
 
ヘレ(近江牛)
 
 
厚切りなのに柔らかく、しっとりとしていてうまい!
 
1個目はそのままで、2個目からはわさびでいただきます。
 
 
んーー、肉汁がジュワーッとジューシーでわさびを包み込みます。
 
わざびはすりおろしたもので、シャキシャキ感が楽しめ、甘みの強い美味しいわさび。
 
 
あまりにもわさびがおいしいので、二つ目は残り全部ヒレの上にのせました(笑)
 
たっぷりのせても、ツンとこない芳醇なわさび。
 
 
 
たまねぎ(淡路産)
 
 
甘くて肉厚で、さすがは素材のよさはさすがです。
 
真ん中の甘めのたれで大きくカットされたままお口へ、
 
 
 
あまい、
 
 
 
 
サラダ
 
酸味のあるサラダ。
 
こちらは単品でというより、お肉の間に舌をリセットするために食べるサラダという感じ。
 
 
 
近江牛のすきやき
 
 
上質なお肉を最後はすき焼きでしめます。
 
 
出来上がったものを溶き卵につけて・・
 
 
さあ、いただきます。
 
 
卵がお肉全体を包み込み、味をマイルドにしてくれます。
 
 
 
●赤だしと釜揚げ知らすのごはん
 
 
お醤油をかけるこのポットがかわいい。
 
 
いただきます。
 
 
おお!
 
しらすの身がふっくらしていて、食感がいい。
 
ごはんとよく合います。
 
 
 
●最中のアイス
 
 
さあ、〆のデザート。
 
3種類の中からこちらを選びました。
 
 
アイスクリームをも中で挟んで・・
 
 
ぎゅっと包み込んで、パクっと・・
 
 
ん~アイスが濃厚で、コリコリしたアーモンドと最中のいい香り。
 
和と洋をミックスさせた作品。
 
 
最後にお茶を出していただいた時に、一緒にいただいたこのおしぼり。
 
香水のようにとってもいい匂いがして、ずっと嗅いでいたいくらい(笑)
 
いや、今まで嗅いだなかで一番いい香りのおしぼり。
 
これを嗅ぎに行くだけでも価値のあるくらいのほんとにいい香りでした。あはは
 
 
とここで気が付いたら、入店時にはまだガランとしていたのに、見渡すと満席。
 
お客さんは30~40代の男女が多く、デートや接待などにご利用されていました。
 
やはりここは繁盛店ですね。
 
行けば間違いなく、楽しめます。
 
 
 

感想

ちょっと古びたビルからは想像を絶するほどおしゃれな店内。
 
入店した時、そのギャップに驚いた光景をいまだ忘れることができないくらいの衝撃でした。
 
しかも、私が見てきた焼肉屋さんのなかでも確実に3本の指に入るおしゃれな雰囲気。
 
女性には絶対喜ばれることでしょう。
 
料理もそれに見合うような本格的な焼肉で、さすがは百名店のお店だなと、納得でした。
 
忙しくなってくると、バーのような雰囲気から一転、お肉の煙が漂い始め、バーに煙が立ち込めている雰囲気もなぜかこの雰囲気に合う!
 
私が好きな和モダンな最高のシュチュエーション。
 
カウンターで職人さんの包丁裁きを見ながら料理を楽しむことができるし、一番意識が高いなと思ったのが、みなさん制服がとてもきれい!
 
やっぱりきれいな方がいいに決まってますが、基本が徹底しています。
 
肉割烹とバーが一体となったような感じで、お肉をいろんな調理法で楽しませてくれる、飽きさせない工夫とセンスがいいです。
 
ここは焼肉スポットとしては押さえておきたいお店。
 
ぜひまたお伺いします。
 
 
というわけで本日もご覧いただきましてありがとうございました。
 

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