こ~んに~ちは~!
一笑仏工房のあんどうななせです(*^◯^*)
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笑い飯の哲夫さんの本、「ブッダも笑う仏教のはなし」の帯に、こんな文言が書いてありました。
「苦行しすぎてもあかんし、
楽をしすぎてもあかん。
ラーメンばっかり食べすぎてもあかんし、
食べなさすぎてもあかん。
シャンプーしすぎてもあかんし、
しなさすぎてもあかん・・・・・
ちょうど間が、ちょうどいいんです。」
いわゆる、「中道」という有名な仏教用語の解説かなと思うのですが…
うーん、どうなのかな!?
私、中学のときの国語の先生がなぜか「中道」の語の解説をしていて、
「真ん中という意味じゃないんです」
と言っていたのが、すごく記憶に残っているんですよね!
「じゃあ何なの!?」と強烈に思ったから記憶に残ったんだと思いますけど、じゃあ何だったのかは、、、
覚えていないんですよね〜(^◇^;)
哲夫さんの本すごく面白いんですけど、ここだけはちょっと違う気がするな〜〜と引っ掛かるので、ちょっと中道について調べてみました。
が。うーん。
ちょっと調べたぐらいで確かなことがわかるような言葉じゃないですね(~_~;)
長い歴史の中で、多分色々なことを言うお坊さんがいて、お互いに「それちゃうねん!」と言ってそうな気がします。
だから私なりに「こういうことじゃないかな」というのを偉そうに書いてみますが、素人の言うことなので、
参考にしないでくださいね!(笑)
まあちょっとググると、こんな解説があります
↓
「「中道」とは、真ん中だと捉えられる事が多いですが、真ん中ではありません。
常にA-Bの真ん中を指す言葉は「中庸」です。中道はその場でベストな選択をする事を指します」
そうそう!私が思う中道もそういう意味です!
ただ、哲夫さんが言っているのは「真ん中」じゃなくて、「極端は良く無い」ということですよね。
そういう意味で解説しているところもあるなぁ…
↓
「快楽でもなく禁欲でもない、ひとつの極端にかたよらないという教えを「中道」といいます。」
ですって。
そいういう意味なら、哲夫さんの解説で正しいですよね。
経典を見てみるなら、中道とはすなわち八正道のこと、みたいですね。
↓
「比丘たちよ、この世には近づいてならぬ二つの極端がある。如来は、この二つの極端を捨てて、中道を悟ったのである。
それならば、何をもって中道とするのか。それは、すなわち八つの正しい道である。」
ですって。
さらにこんな解説が…
「この時の梵語の〈マドゥヤマ・プラティパド〉というおことばを中国で〈中道〉と訳したのですが、いつのまにか儒教で唱える中庸の説と混同され、後世に至っては、ずいぶんあいまいな受けとり方をされるようになってきました。すなわち、〈極端を離れたほどよい道〉といったような甘い解釈です。ところが、釈尊の説かれた中道は、そうした焦点のぼやけたものではなく、非常にきびしいものでありました。」
「極端は良く無い」という解釈も違うって言ってるみたいじゃん〜^^;
で、ここからはほんとに私の勝手な解釈なんですけど、仏教の中で「全てのものは無常」という考え方があるじゃないですか。
考え方というか、「それが真理です」と言ってるわけですよね。
全ては移り変わっていく、状況は常に変わっていく、永遠不変のものはない、、、というような。
その真理にもとづけば、何か不変の法則を探してそれに従うことって、不可能ですよね。
「ラーメンをたくさん食べると健康に良い」という法則が見つかったとして。
「そうか!ラーメンをたくさん食べると健康に良いんだ!」と喜んでラーメンをたくさん食べたとしても、
ラーメンを構成する具材とか、気候とか環境とか、それを食べる人の体調とか、複雑に絡み合って変化して行くので、そんな法則はすぐに当てはまらなくなっちゃうわけですよ。
「叱らない子育てが子供の頭を良くする」という法則が見つかったとして。
「そうか!叱らなければいいんだ!」と言って一切叱らなかったとしたら。
それも、子供の性質とかさまざまな状況が変化していくなかで、いつもいつも叱らないのが正解とは限らないですよね。
「全てのものは無常」だから、「不変の法則」なんて何も導き出せないわけですよ…
じゃあどうすればいいのかと言ったら、
常に変わっていく状況の中で、常にベストな選択をしていくしかないじゃないですか!
それが中道ってことだと思うんですよね…
まあそれが中道ってことじゃなくても、別にいいです。
「常に変わっていく状況の中で、常にベストな選択をしていくこと」って、何をするにしても大切なことですよね〜〜
スポーツでも、演劇でも。
仕事でも、人生でも。
多分、サッカーで強い選手も、常に変わって行く状況の中で常にベストな選択が出来る人なんじゃないかな…
ゴータマ先生もこんな顔して生きていたかもしれないと思うと、面白いですね!
また先週!\(^o^)/
来週ネ
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