ザ・ロイヤルファミリーその22 | ボクの奥さん

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ボクの奥さんは、半世紀に渡る甲斐よしひろさんファン。このブログは、主に彼女の『甲斐活』について綴っております。

さあ、いよいよ、2025年の有馬記念当日♪

中山競馬場のロビーのソファーで、栗栖さんを待っていたらしき平良記者が

「私の『継承』最終回、栗栖さんのことで締めようと思います

社長の有馬優勝を描くことは出来なかったけど

競馬の魅力を伝えるのに、あなたのことを描くほど最適なことはありません」と告げると


「イヤ、大袈裟ですよ」と栗栖さん

でも、平良記者は首を横に振り「レースが始まってからエンディングまで、僅か2分30秒…

勝って、栗栖栄治の物語で締めて下さい」と…


ともあれ…中山競馬場の大型ビジョンに、過去の有馬記念の名場面が映し出されるのを

観るともなく眺めていた耕一さんに、展之さんは「君も親父も全部ブッた切って俺が勝つ!

へばりついた鎖を俺が剥ぎ取るよ」と宣言


耕一さんは「継承は押しつけられるものじゃない、選び取るものなんだよ

受け取る人間の考えで受け継ぐものなんだ

俺は望んで夢を受け取って、自分のものにしたんだよ」と返し

「それ、負けたらカッコ悪いんだけど…」という展之さんに「勝つよ!絶対勝つ!」とキッパリ!


続いては、ゲートに向かうジョッキーに関係者が声をかけるシーン

展之さんは、ルメール騎手とガッチリと握手し

椎名社長は、レインボーキャンプの坂井騎手と、ビッグホープの佐木騎手

それぞれに「楽しみにしてます」と声をかけている中


耕一さんが、翔平くんに「頼んだぞ」と言って肩に手をかけると

翔平くんは「実を言うと、俺、これまで1度も

ファミリーの全力を引き出してないっていう気がするんです」と明かし

栗栖さんが「えっ!?ナンで今…」と絶句するのへ

「だから、今日はやっちゃっていいですよね?」と宣言


栗栖さんの「だそうですが…(笑)」に「もちろん!」と耕一さん

加奈子さんは「やっちゃいなさいよ!」とハッパをかけ

広中調教師は「引き出してないって、全力出したらどうなっちゃうんだよ?」と笑い

栗栖さんが「観れるんだな、最高のファミリーが…」と言ったあと


「今、心から実感しました。絶対に勝つんだ!って…勝つことでしか報われない時間がある

出来ることなら、ここまでの時間すべてに報いたい」と口にすると

耕一さんも「みんなで勝って報いましょう!」と受け

ファミリーには「ここまで連れて来てくれてありがとう…行って来い!」と送り出し…


そのあと、馬主席に向かっている椎名社長と相磯さんが映り

例によって?(笑)相磯さんが「あ、ロイヤルファミリー」と呟くと

山王夫人と長男長女がやって来て、テーブル席に着いていた栗栖さん、加奈子さん

少し遅れて耕一さんも、驚きながら慌てて立ち上がるのへ


優太郎さんが「そりゃあ驚くよね」と声をかけ

山王夫人は、耕一さんに「引退するそうですね?栗栖さんに伺いました」と種を明かし

そして「どう?馬主生活は楽しかった?」と訊ね

「苦しいことばかりでした。いつも沢山のものを背負わされている気がして…

でも、勝てば報われます!」との答えに頷きながら、去り際に

栗栖さんに「山王と同じこと言ってるわ」と囁き…って、社長が夫人にそんな話をしていたんだなあと…


ともあれ…「中山競馬場第11レース、今日のメインレースは有馬記念です

芝2,500メートル、スタート地点に集ったのは

今年の中央競馬を彩ったスターホース16頭です」という実況アナの声をバックに


野崎牧場主は、在りし日の夫人の姿を捉えた写真を手に、テレビの前に陣取り

オーナーや関係者達は、それぞれの馬主席に着き、広中厩舎の面々は、定位置でスタンバイ

平良記者は、報道ブースでモニターを見つめて、レース開始を待つ姿が流れ


「レインボーキャンプ、坂井はどう仕掛けるか?

天皇賞は1分55秒11と、トンでもない時計を叩き出しています!」

「今年の逃げ馬と言えば、この馬でしょう!逃げ宣言のビッグホープ!」

「ソーパーフェクト、差しの革命児!今日はどこから出て来るか?」

「引退を表面している、前走ジャパンカップを制したロイヤルファミリー!」…とゲートインの模様を伝える声と共に


展之さんが「さあ!行け~っ!」と声を上げ拍手する姿

翔平くんと佐木騎手が、闘志の燃える目を合わせたり

百合子さんが「神様、私の運を全部差し上げます」と夫のために祈っているのを

山王夫人がチラッと振り返って見ていたりする様子が映し出されたあと


「全馬、ゲートイン完了です!」と実況アナ

栗栖さんが「さあ、勝負だ!」と言ったトコで、ゲートが開き…

「逃げ宣言のビッグホープ、出遅れ!」という波乱の幕開け(汗)

「うそ!」と小さな悲鳴を上げる百合子さん

「ジョッキーの腕が試されるな」と呟く平良記者


3~4番手につけたファミリーを見て「良い位置」と栗栖さん

前団前めのソーパーフェクトに「有馬は長いぞ、焦るなよ」と展之さん

やがて、中団後方にいたレインボーキャンプが、スーっと上がり

いとも容易く先頭に立ったものの、相変わらずクールな椎名社長


野崎牧場主は、テレビ画面に向かって「まだだぞ、翔平、焦るなよ」と独り言を洩らすも

ファミリーは、ソーパーフェクトと共に、2番手へと上がって来て

思わずって感じで、身を乗り出す山王夫人(笑)

その隣で「ファミリー、行け!」と祈るように呟く優太郎さん


3コーナーのカーブを曲がって、依然、先頭を走るレインボーキャンプに

展之さんが、立ち上がって「落ちてこーい!落ちろー!」と叫び

その横に座っている相磯さんが、椎名社長の様子を窺うも、全くのポーカーフェイス


そして…平良記者が「来るぞ!」と言った通り

「2番のソーパーフェクトが仕掛けた!」トコで「来た!」と広中調教師

耕一さんも「来た来た!来た来た来た!」と叫び、栗栖さんと2人してスタンダップ!


「ソーパーフェクトが伸びて来た!14番のロイヤルファミリーも上がって行く!

9番のレインボーキャンプが馬群に呑み込まれて行く!

ソーパーフェクトが先頭!さあ、勝負に出た!

14番のロイヤルファミリー、必死に食らいつく!」となったトコで、お約束の絶叫タイム(笑)


相磯さんは「来た来た来た!来た~っ!」、加奈子さんは「ファミリー!」

栗栖さんが「ついてけー!」と叫んだ途端

翔平くんが、ファミリーの首をトンと叩いて合図すると

展之さんが言っていた通り、ファミリーの身体が、タメを作るようにグッと沈み

一瞬「あっ!」という表情になる展之さん


耕一さんの「ファミリー!」という叫びと

展之さんの「そのままだー!」という声が飛び交う中

「ソーパーフェクトも譲らない!2番ソーパーフェクト、1馬身前へ!」

耕一さんが「これがお前の本気か?」と呟き「ファミリー!」と声を上げると

「さあ、中山の短い直線だ!ソーパーフェクトとロイヤルファミリー

先頭争い!さあ!一騎討ちだ!2頭が譲らない!2頭が譲らない!」と怒涛の展開へ…


野崎牧場主は、ソファーから転がるように床に降り、テレビの前へいざり寄り

栗栖さんと加奈子さんは「ファミリー!」コール、広中調教師は「来い!来い!」と叫び

相磯さんは「行け~っ!ソーパ!」、展之さんは、手のひらを上にし、指で招くゼスチャー

栗栖さんと耕一さんは「行け~っ!」「行け!行け!行け!行け~っ!」と大絶叫!


そして…「さあ!どっちが前に出るか!ファミリーが出る!

ファミリーだ!ロイヤルファミリーが先頭だ!

残り200メートルを切って、先頭に躍り出ました!」と、さすが最終回!っていう展開になり

栗栖さんが勝利を確信し、右腕を高々と上げた途端に

「ここから~っ!」と声を上げながら立ち上がったのは椎名社長!?


我々視聴者も展之さんも「えっ!?」となり

加奈子さんが「逃げて!ファミリー!逃げて~っ!」と叫び

…って、これまでも、この絶叫タイムで「差せ~っ!」っていう声が「刺せ~っ!」に聞こえ
「逃げろ~っ!」の声と相まって、サスペンス調に感じたことがあったんだけど(笑)
この時の加奈子さんの「逃げて!」は、ガチで刺されそうになった人に送る悲鳴でした(汗)

ともあれ…「外を突いて上がって来る!追い上げる!追い上げる!素晴らしい伸びだ!
あっという間に、5番手、4番手を置き去りにした!
白い弾丸、ビッグホープ!ここで上がって来た!3番手だ!」と、まさかの展開になり
佐木騎手がビッグホープに「行け~っ!」と声をかけ、栗栖さんが腕を下ろして呆然とする中
あのクールな椎名社長が「行け~っ!ホープ!ホープ!」と絶叫!?

そして、懸案の「封筒」の伏線回収が始まり…
椎名社長が「私はまだオトナ気ないもので…」と差し出した封筒を開いた山王社長
その中には「ロイヤルホープ」と「ライトニングネオ」という
2頭の馬の経歴書?みたいな用紙が入っていて
椎名社長が「社長と私で最強の馬を作りませんか?ホープの種を買わせて頂きたいんです
来たる勝負の時、社長と私が若い力の壁となるのです」と話すと

山王社長は「あんた、強欲だな」と言いつつ
「その『来たる勝負の時』ってヤツは、有馬のことでいいんだよな?」と確認し
「もちろんです。ホープの子供が有馬で勝つことをお約束します」という椎名社長の返事を聴いて
「…乗った」と笑って応え、封筒に「ビッグホープ」と記して命名

無事に「謎は解けた」ものの、この回想シーンのあと
「ビッグホープ!2頭を追いかける!逃げるロイヤルファミリー!
まずは、ソーパーフェクト後退!ロイヤルファミリー、逃げる!逃げる!
ビッグホープ、止まらない!追い上げる!」となり

平良記者は、報道ブースから飛び出し、直接レースが見えるテラスへ
調教助手は「ファミちゃん!逃げろ~っ!」と叫び
翔平くんと佐木騎手が、お互いの顔を見つめるシーンが流れる中

ビッグホープの追走に涙ぐんでいた栗栖さんは
「社長、あなたの馬が…あなたの子供たちが…ここに…」と呟いているのが
「ビッグホープ、ロイヤルファミリー、並んでいる!横並びだーっ!」という緊迫の場面で
耕一さんが「ファミリー!」と、椎名社長が「ホープ!」と必死に叫んでいるのと対照的でした

「2頭並んでゴールイン!ロイヤルファミリー、ビッグホープ、全く並んでゴールイン!
ホープか?ファミリーか?ビッグホープ、素晴らしい末脚を見せました!これは判りません!
写真判定のランプが点灯しました!」…となり
栗栖さんは、椎名社長が上方を見上げている姿を見て、またうるうる…

判定の結果、1着はビッグホープ、ファミリーは残念ながら2着…
ただ、野崎牧場主は「ホープの息子が1着2着だー!」と喜び

椎名社長は呆然としている展之さんの肩を叩き
耕一さんに「私にも約束したことがあるんです」と人差し指で天を指して
「社長の馬に有馬を獲らせるという約束が…」と話し、栗栖さんに握手を求め
山王夫人には「ありがとうございました!山王オーナーが遺した強い馬です」と挨拶したあと
百合子さんに「行きましょう、隆二郎のところへ…」と声をかけて去って行き…

平良記者は「日高で生まれたロイヤルホープと、椎名オーナーが選んだ北陵の馬…
社長、有馬で勝ちましたね!」と空を仰ぎ
広中調教師は「日高も北陵も関係ないか…
勝つために2人のオーナーが手を組んだ…イヤ、2人の父親が…」と呟き

2人の息子たちは、それぞれ「やられた…あ~あっ!」「わあ~っ!ちくしょー!」と喚き(笑)
展之さんは「あ~っ!クソ!ダメだ、性格が悪過ぎる!ウチの親父は…」と席を立ちながら
「相磯さん」と声をかけると「来年のプラン、考えましょう」と相磯さん
「よろしくお願いします」と殊勝に頭を下げ、2人の父親が築いた壁の高さを実感した模様…

…って、ナンだカンだで、亡くなったあとも存在感のあった山王社長が
最後の最後に、全部持って行ったような気が…?(笑)