さて、有馬記念の枠順が決定したあとの会議シーンですが…
ホワイトボードに手書きで、1~8枠16頭の馬名が記されていて
平良記者が「大方の予想だと本命はソーパーフェクト」と言いながら、1枠2番に二重丸を付け
「対抗にレインボーキャンプ」と5枠9番に丸印
広中調教師が「やはり、この2頭はマークすべきでしょう」と頷き
「そうなりますね」と栗栖さんが、コース模型にソーパとキャンプのぬいぐるみを置くと
広中調教師は「レインボーキャンプは、去年の有馬では、2列目で力を温存して
3コーナーからブッちぎって圧勝してます
経験豊富で、総合力は変わらず一番でしょう」と分析しつつ
「今年は、それよりも…」と言いかけたトコで
耕一さんが「差し馬ソーパーフェクト」と、ソーパのぬいぐるみをツンツン(笑)
平良記者も「そう!まさに化けもんですよ!どの位置からでも前へ出られる
あの爆発力は、ちょっとないですね」と同意し
広中調教師が「この馬に駆け引きは通用しない
かといって、自由に走らせたら手がつけられない」と評したトコで
翔平くんが「おそらく、ソーパーフェクトは後ろから差して来ます
基本的には、レインボーキャンプの後ろ、ソーパーフェクトよりも前で位置を作るつもりです」とプランを話し
キャンプとソーパのぬいぐるみの間に、ファミリーのぬいぐるみを置くと
「潰し合ってくんないかなあ」と平良記者(笑)
そして、耕一さんが「もう1頭、気になる馬がいます」と
椎名社長が、先日の会食で「佐木隆二郎が乗ることになりました」と言っていた
「1枠1番、逃げ馬ビッグホープ」とビッグホープのぬいぐるみをコースに並べると
平良記者が、ホワイトボードを指し示しながら
「ああ、ここを引いて来るところが、隆二郎の恐いトコなんだよねぇ」と返し
広中調教師も「逃げ馬のビッグホープに隆二郎を合わせて来るところが、さすが椎名社長と言うべきだ」と頷き
栗栖さんの「ホープの気質を受け継いでいるなら
尚更、隆二郎の腕が活きるということですか?」との言葉に
「しかも1枠、逃げ切るには理想の位置だ」と答えつつ
「でも、距離が長い有馬では、最後まで保たないでしょう
(翔平くんに)焦ってついて行かないように気をつけろ」と告げ
栗栖さんが「いよいよなんですね」と、ファミリーのぬいぐるみをグググ~ッとゴールまで進めたトコで、トレセンのシーンへ…
広中調教師が、翔平くんに「ソーパーフェクトの最後の脚、レインボーキャンプの粘り
いずれも封じ込めるなら、タフな流れをファミリー自ら作るしかない
仕掛けるタイミングが重要になるから、ファミリーに判るように合図して」と指示するも
この日は、手にしたストップウォッチを見て
「落ちて来るの早かったなあ…もっとスピードをキープしないと勝てないぞ」と…(汗)
ともあれ…いよいよ運命の有馬記念が近づき、ロイヤル陣営が勢揃いして
山王社長の行きつけだったいつもの天ぷら屋さんで、決起集会が開かれているシーン
店員さん達を囲むようなカウンター席に陣取った
メンバー達が
それぞれ隣り合わせたメンバーにビールを注ぎ合い、乾杯が終わった途端
広中厩舎の調教助手が「すいません!ここにスパイがいます!(笑)」と声を上げると
カメラが捉えたのは、座敷席に座っていた佐木騎手ファミリー(笑)
佐木騎手が「栗栖さんが『隆二郎がいないと寂しい』って言うから!」と訴えると
「そんなこと…言ったか?」と栗栖さん(笑)
まあ、元は「ロイヤル」の主戦ジョッキーだったんだし、山王家の令嬢と結婚したんだしねぇ(笑)
加奈子さんが、上方へ目をやり「見ててよー!社長」と口にすると
栗栖さんも社長と乾杯するようにグラスを掲げ
山王社長の「指定席」だった席を見つめていた耕一さんは、ふと立ち上がり
「あのー、改めて…今年の有馬でファミリーは引退します
何度ケガをさせたことか…目の手術までして、ホントによく頑張った!
ファミリーが、自分の人生を自分で歩けるだけの賞金を稼がせてくれて
本当にありがとうございました!どうか最後まで、ファミリーのことをよろしくお願いします!」と挨拶…
その決起集会の帰り道、翔平くんに「ねぇ、今日ウチ泊まっていきなよ」と加奈子さん
でも「下着ない」と答えた翔平くんに「母ちゃんのあるよ」と返すシーンでクスクス(笑)
イヤ、そのシーンで描かれていたのは、加奈子さんが「寒い!」と翔平くんの左腕につかまり
それを見た栗栖さんが「俺も!」と翔平くんの右腕を持つという「家族の笑顔」だったんだけど…
それはさておき…栗栖さんが、車に乗り込んだ時
助手席に置いてある「ロイヤル」の馬たちのファイルを目にして
その1頭1頭の名前が記された見出しを指で辿りながら
それぞれの馬にまつわる情景が、次々と思い浮かぶ…といったシーンでは
「ファイト」と「イザーニャ」の生産牧場主(尾美としのりさん)が
「ファイト~!ファイト~!」と叫ぶ声や
泣きながら「逃げろ~!逃げろ!イザーニャ!逃げろ~!」と観衆を掻き分ける姿
栗栖さんが「やりましたよ!社長!やりましたよ!」と興奮して肩を掴むのへ
山王社長が「俺たちが目指してんのは、お前、G1だぞ!」と返した場面
「他を突き放してロイヤルホープ先頭だ!」という実況の声をバックに
「行け~っ!」「行け~っ!」と絶叫するお二人の姿
耕一さんのお母さんが選んだ「ロイヤルハピネス」が産んだホープの子供の映像を
病院のベッドの上で見つめる社長…等々が映り
まさに「最終回」っていう感じでした
そして…栗栖さんと耕一さんが、山王社長の墓参りをするシーンへ…
栗栖さんが「ファミリーが引退したら、私の役目も終わります。長らくありがとうございました
妻と…加奈子と話しました。マネージャーを辞めたあとは、牧場に勤めようと思います
最後まで、馬を見守る仕事に就きたいと思います」と報告
耕一さんが「『最後まで』って…」と不思議そうに訊き返すと
栗栖さんは、保冷バッグから、グラスを3つとビールを取り出しながら
「養老牧場です。引退した競走馬を預かり、生涯を全うして貰うための牧場を…
勝った馬も勝てなかった馬も等しく命を全う出来る
そんな最期の場所を作ることが、今の私の新しい夢です」と告げ
墓前に供えたビールグラスに乾杯するんですが
前述の「ファイル」のシーンを受けた、この「新しい夢」は
自らが、競馬事業部を撤廃に追い込んだ際に
社長から言われた「夢はあんのか?」や「馬は乗り物じゃねぇんだ!」に応えたのは元より
「お前を引き込んだことだけは手柄だったな」という社長の言葉
義父が牧場の仕事をするのが困難になり、妻がその跡を継いで、血統を守っていかなくてはならないこと
耕一さんが、有馬で勝つのと同じくらい、一生分の飼い葉代を稼がせることを重視していたこと
…等々、長いマネージャー生活を経て辿り着いた、生涯を捧げるに相応しい生き甲斐なんじゃないかと…?