1986年の解散に際して、
ボクの奥さんは、意外に冷静だった。
第一報を聞いた時こそ驚いたようだったけど、
甲斐さん自身の言葉で、大森さんの耳のことや
バンドとして、やるべき事は全てやった。
これ以上続けても、現状維持に過ぎないということ…
などを聞いて、奥さんなりに納得したらしい。
やっぱり、奥さんにとっての『甲斐バンド』は、
長岡さんがいたオリジナル・メンバーのことだったのかも知れない。
その後は、甲斐さんのファンとして、
甲斐バンドを見続けていたような気がする。
解散後、甲斐さんはソロで活動するということが決まっていたので、
なおさら冷静に受け入れられたのだろう。
一緒にライブを見に行った友人達の中には、
甲斐バンドから離れてしまった人もいたけど、
その人達が、解散の発表をどう思ったかは判らないという。
ただ、ライブに参戦し始めたばかりの世代の方には、
受け入れ難い結論だろうねと言っていた。
最初にテレビ出演の話が出た時は、
甲斐さんも佐藤剛さんも相手にしなかったそうだ(苦笑)
でも、現役でライブに来れない初期のファンに対して、
『サンクスの意味を込めて…』と
夜のヒットスタジオに出演されたらしい。
水割り事件から7年振りのテレビ…
出演する条件として、
視聴者にメッセージを伝えること
1曲ではなく2曲歌うこと
別スタジオで演奏すること
これらは全て了承されたという。
リーグ優勝がかかった試合を中継するために
生で歌う歌手をワイプで放送した番組だから、
それくらい、どうってことないでしょ?(爆)
それでも、司会の古舘さんはさておき(笑)
芳村●理さんに不安を覚える奥さん(苦笑)
だって、黒●さんと同じ匂いがするんだもん…(汗)
花束を差し出され、古舘さんから『甲斐さん、解散ですか?』
って言われてもねぇ…甲斐さんの顔が…(苦笑)
別スタジオに移って、芳村さんのインタビュー
バス通りのジャケット出してるし…
曲も流しちゃってるし…
奥さんが落ち着かない様子で、画面を見つめ、
アレコレ喋りながら観ていたのを覚えている(笑)
この日の選曲がまた甲斐バンドらしい(笑)
放送コードに抵触すると言われた『ブルーレター』
甲斐さんご自身が、
本来の評価と無関係なところで騒がれた
『不憫な曲』とおっしゃっていた曲
そして、同局で放送されたナナハンドラマの主題歌『漂泊者』
静から動へ切り替わる直前、
甲斐さんは、オフマイクで何かを叫び、
漂泊者が始まった途端、
マイクスタンドを蹴り飛ばしてました(笑)
間奏の最後にイチローさんと
ハイタッチしてましたね!
インタビュー中にも、
画面の下部にテロップが流されていたけど、
漂泊者を歌い終えた後に…
『1986年 甲斐バンドは完結します。12年間の応援ありがとう!!』
番組が終了した後で、甲斐さんは、
テレビカメラ相手に不特定多数のファンに向かってるのは、
手応えがつかみにくいけど
昔からのファンだったスタッフが、サインを貰いに来て、
涙を浮かべたりしてるのを見ると
ああ、やらなきゃなって思うねとおっしゃったそうだ。