市長提案である「副市長4人制」と「政策アドバイザー」について、中川市長は記者会見で「延期する」と表明していますが、今ひとつ具体的にどうしたいのかはっきりしていないところがあります。
これまでの市長の言動、担当部署の説明などから類推し、私なりに(勝手に)まとめてみました。たぶん、こう言いたかったのだと思います。
(以下、滝沢の解釈)
「今年度12月に副市長4人制の条例改正案、3月にその人事案、またアドバイザー制度の人件費を計上した予算案を出す予定だったが、市民・議会等の理解を得られたとは言えず、今年度はやらないで延期する。
これから一年かけて理解を得られるよう努力し、できればちょうど一年後に同様に提出したい。ただそれにあたっては現副市長・市長部局等と綿密に協議していくので、今から確約する事はできない。
いずれにせよ、自分(市長)は、副市長4人制も政策アドバイザー制度もこれからの改革に必要不可欠という考えに変わりはないので、ブレる事なく、しっかりと進めていきたい」
…と、言いたかったのではないでしょうか。
基本、市長はやりたいようにやれば良いと私は思いますね。大改造だからそれなりの責任は伴いますが。
この一年圧倒的に説明が足りなかったのも事実。「議会の理解を得られなかった」のではなく「この一年間市長から議会への説明がほぼなかったので、議会は判断のしようがなかった」というのが実際の姿です。
議員同様、市長もまた政治家。武器は「言論」です。しっかり説明責任を果たしてほしいと思います。
そうすれば、議員は単純な「わからんちん」(何がなんでも市長の足を引っ張り隊)ではないはずなので、動いていくのではないかなぁ…と思うわけです。