いっそ、汁になりたい。 -625ページ目

オカンはあかんやろ

「裏切られた!」


世は常に競争社会。
弱みを見せたらやられちまう!

さすが弱肉強食の世界。
油断も隙もあったもんじゃねぇ・・・


僕がまだ小学校低学年ぐらいの時だったろうか。
同じマンションに住むY君とよく遊んでいた。


Y君の家はビックリマンチョコを箱買い、所謂、大人買いしているようなVIPな家庭なのだ。

Y君はお坊っちゃま君の実写版といった風貌。
亀に乗ったら完璧だ。

そんな彼は破格の条件でビックリマンシールの交換に応じてくれた。

僕らの地域の相場は悪魔シール3枚で天使シール1枚という交換条件が暗黙の了解としてあった。
もちろんレアなシールならさらにその上を行く。

しかし彼はほとんど天使だろうが悪魔だろうが
1枚:1枚でのトレードに嫌な顔1つせず応じてくれた。


1週間に50円のお小遣いの僕には
彼が仏様のように見えた。

ちなみに僕のシール集めの主戦場は駄菓子屋さんではなく
専ら勝負の世界でシールを勝ち取ってきた。
1週間に50円じゃ満足に集まらんのだ。


そんなビックリマンフィーバーの渦中で事件が起こった。


僕「あれ!?シールがなくなっとる!!」


そう、幸運にも手に入れたレアなシールが見る影もなくなっているのである。

さっきまであったはずなのに。
しかもあろう事かその場にはY君しかいなかった。


こんな事は聞きたくなかったが僕は思わず
「盗ってないよね?」と
自己嫌悪になりかねない質問をしていた。


Y君「と、盗ってへん」


僕「シールのアルバム見せて」

何故、僕はさらに踏み込んだ発言をしてしまったのか。
止めておけばいいのに・・


Y君「いやや」


僕「・・・」

僕らはお互いどんなシールがあるかをいつも見せ合い自慢しあっていた。
当然、何を持っていて何を持っていないか把握している。

僕はY君はシールを盗ったんだと思った。


「裏切られた!」

シール集めという過酷な道のりを共にしてきた戦友なのに・・・


確かに当時の僕ならどんな交換条件を出されても
その交換には応じなっかたかもしれない。

だが信頼していた友人にそんな事をされたのがショックだった。


第一次ビックリマン戦争の開戦である。
いや、第二次とかなかったんだけどね・・・


Y軍は大型戦車(小6の姉)を戦場に送り込んできた。

片や僕は軽自動車ぐらいの威力しかないであろう弟を引き連れているだけであった。

貧弱な戦力。

戦力の差は歴然


奇襲(口)でも正攻法(腕力)でも乾杯したくなるほど完敗。


くぅ、意味が分からん・・・


さらに追い打ちでY軍は核兵器(オカン)まで発射しやがった。
もはや為す術なく敗者敗走となった。


敗軍の将となった僕は涙で枕を濡らしたものだ。


程なくしてY君は引越しすっかりビックリマンシール熱も冷めていた。


Y君はもしかしたら盗っていなかったかもしれない。
それなのに僕が勝手に勘違いして怒ったのかもしれない。

もっと賢かったら別の解決方法があったかもしれない。
今なら、すまなかったとも思える。



ただ子供の喧嘩に核兵器(オカン)を出動させるのは納得できん!


時代の最先端を駆け抜けろ

携帯電話がありえないことになってんの。

電池カバーがなくなっちゃたの。
電池パックをセロハンテープでくっつけてんの。


ホント、ありえない。


電車とかでたまに「プッ」って噴き出してる奴がいる。
遠慮しろ、全く。


携帯電話で思い出したけど最初に持ったのはピッチだった。

携帯とピッチの違いを知らんかったわけよ。

で、安い方がええやないかということで迷うことなくピッチを選択。

そして友達が携帯を持ち出してある事に気付いたんだ!


ピッチは他社携帯にメールが送れない。
ピッチ同士のみ
配信可能。
しかも半角カタカナ20文字までしか送れない。
Pメールだったっけな。。


ないないずくしじゃないか!!


衝撃を受けたね。まさにヨソウ・ガイですわ。


確実にメール文化に乗り遅れたね。
そこには生粋の日本人が喋る日本語と
ボビー・オロゴンが喋る日本語ぐらい格差があったはず。


「人類、皆平等」とか言う奴を見当違いに憎んだね。



「なぁ、携帯アドレス教えてや」


「お、俺、ピッチやねん・・・」


「あ~、そうなんや・・・」


・・・
・・もっと構っておくれYO。
携帯を持ってなくちゃ人にあらずか!?



即効、携帯電話に替えた、てへっ。


その瞬間、周りに流されやすいランキング1位に上り詰めた。



-終劇-

緊急指令!来なければ・・・

ジリリリリリ・・・!!


AM5:00


けたたましく目覚ましの音が鳴り響く。


ゆっくり惰眠を貪れる3連休の初日だというのにいったい何が?



いや、たいした事ではないんですがね。

草野球に出動しただけです。


先日、チームは勝利したのだが

当の僕は2三振、1デッドボールという体たらくぶりを如何なく発揮したので

早朝から練習に参加してきたのだ。


決してチームメイトから「練習こーへんかったら背番号取るぞ」とか

脅されたわけではないので安心して。



で、どうでもいいけど今日、気付いたの。

もうね、この時間って真っ暗だね。



練習場に到着して早速、ウォームアップ、キャッチボールを始める。


実は僕、長袖のアンダーシャツ持ってないんです。

さすがに寒い。

生まれたてのバンビの如くプルプルせざるを得ない。


半そでは僕一人。

失笑すら聞こえてきそうな雰囲気。


「まぁ、個性を重んじる時代だから」と意味の分からない励ましを受けなんとか立ち直る。


決してお金がなくて買えないというわけではな・・・


うう、涙で前が見えないや・・・



まま、それははるか彼方に置いといてキャッチボール中、

僕「昨日はね、飲んでないんですよ」

Y「マジ!?今日は気合の入り方が違うな!」

僕「でしょ?」



・・・ん?ちょ、待てよ!


それじゃ何かぃ?毎回、二日酔いで来てるとでも!?



ある情報通は言う。

「いそ汁から酒のにおいがしない日はない。だから今日、地震が起きたのだ」と


いつの間にそんなイメージが・・・

僕がジャニーズJrなら大問題だ!よくて無期謹慎。



酒も入っていない体なので軽快に動く。

練習は書いても面白くもなんともないのでばっさり割愛。



背番号も剥奪されることなく無事、家路に着いた。

シャワー浴びてお昼寝しよ。


朝早く起きても結局、寝る僕である。

おやすみ。。。