17年前の今日、やはり金曜日だったような気がする。
1992年7月17日の後楽園ホール。
今はなき「格闘技の祭典」というキックボクシングやその他の格闘技のコラボ興行で、当時20歳の僕はめでたくデビューしました。
当時の僕の使えた技は左ミドルとひざ蹴りのみ。
ワンツーとローキックは勇気を出せば使えるといったレベルでした。
それでも試合前は負ける気がしなかったんだから天性の能天気、いやポジティブだったんだろう。
僕のイメージでは、後ろ回し蹴りが試合早々に決まって、相手が悶絶してしまう予定だったんです。
ところが実際は・・・
僕の不器用な後ろ回し蹴りはサッとかわされ、相手のカウンターパンチをガツン。
目の前が真っ白になり、いそりんあっという間にダウンです。
この間なんと8秒。
沢山友達呼んでいたのに恥ずかしいったらありゃしない。
人生そんなに上手くいくもんじゃないと学んだ瞬間でした。
まあその後は泥仕合に持ち込んで何とか判定勝ち。
必死になって見映えは気にせず腹をくくれば、結果は何とかなるもんだということも同時に学んだ良い経験でした。
もう相手の方はこんな風に思い出したりしていないかな?
当時の君津ジム所属「永島福二」選手。
現在、どうしていらっしゃるんだろう?
もし、いつかどこかでお会いすることがあったら、お互いの「デビュー戦」の話を肴に酒でも飲みたいですね。
いそりんは貴方との試合は大切な思い出として、今でもそしてこれからも大事にしていくつもりですよ。