アラカンだろうが、アラフィフだろうが、アラフォーだろうが、英検1級1発合格はできます。
ほぼ還暦でそれを実現した自分が、「受験術」とは切り口を変えた形で、英語学習のヒントを共有しています。
ここでは、日本人が理想としてしまう「英会話におけるペラペラテクニック」よりも、反応の速さが実は重要であることについて説明してみたいと思います。
その前にアラカン以上で未読の方はぜひ、こちら↓をます一読いただきたいと思います。
さて、英会話もまったくの初心者ではないものの、どうも今一つ。というあなたに、チェックしていただきたいのが、「すぐ一言英語が出てくるか」なのです。
しかし、それが意外と難しい。わかりますけれども、なぜなのでしょう。
それは、日本語における会話でも反応が遅いからだと筆者は推測します。
特に日本人の中には、「恥ずかしい」というブレーキが強い傾向があります。
最初からきちんとしたことが言えないと考えてしまう。
ましてや、英語なら、なおのことです。
ということは、日本語におけるやりとりでも、パパっと答える、そんな反応のスピードアップを心がけるようにしましょう。
多少、言い間えたり、誤解をまねくようなリスクのある流れになっても、後から修正していく。とにかくスピードというところを心がげてみてはいかがでしょう。
特に筆者のまわりを見る限り、予想外の質問を受けると日本人は、こんな傾向があります。
すなわち、相手の質問を繰り返してしまうのです。
たとえば、相手が
「〇〇さん、あなたの英語における課題って何ですか?」
と聞かれたら、
「英語における課題ですかあ・・・」
と無意識に返してはいないでしょうか。
いや、こういうときにおそらくあなたは、解答をどうするかを考えていて、相手に対してこんな言葉を発したこと、相手を無意味に待たせていることに気が付いていないのです。
質問が聞こえていないわけではないし、質問の中身がわかっていないわけでもないのに、相手を待たせる、そしてそのことに無自覚。
日本語のやりとりなのにですよ。そこに違和感を感じないとしたら、英語でのやりとりは、どうなるでしょうか。もっと、相手をいら立たせてしまうでしょう。
そうではなくて、まずは
「会話における反応ですね」
とでも答えて、続いて
「反応がいまひとつ遅いんです」
とでも答えるのです。繰り返しますが、日本語でですよ。
そうやって、まずは一言言って、そこから足したり引いたりしていく。そんな癖をくどいようですが、日本語で話すときからつけましょう。
そして、英語の時も、まずは一言返して、そこから修正したり、付け加えていく、そんな習慣をつけていくのです。
もちろん、ペラペラと流暢にというその夢と言うか願望もわかりますが、まずは応答についての敏捷性を高めていきましょう。
それにより、相手の外国人のあなたに対する見方も、いい方に変わってくるはずです。
以上、英語上達のひとつのヒントとして読んでいただければ、幸いである。