未翻訳の「降伏への道」をこう読んだ【5】 | ひとときのときのひと

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広告業界で鍛えたから、読み応えのある文が書ける。
外資系で英語を再開し、アラカンでも英検1級1発合格。
警備業界にいたから、この国の安全について語りたい。

そんな人間が、ためになる言葉を発信します。
だいたい毎日。



まずは英語から。

 本ブログでは、英検1級1発合格ノウハウ紹介だけでなく、未邦訳の英語の本についてもご案内をしています。それは、英語上級者としての社会的責務であると考えるからです。

 

 ここで取り上げたのは、アメリカの作家、Evan Thomas 著 Road to surrender「降伏への道」でした。

 

 題名からも想像いただけるように「米国の原爆使用は日本に無条件降伏をのませるためには、不可欠であった」との趣旨で書かれています。

 

 しかし、日本の歴史や日本人に対する理解が非常に浅く、あたかも、たこあげのたこが鯉のぼりになっているかのような、記載が非常に多い点をご紹介しました。

 

 そのうえで、英検やTOEICに話が集中しがちな、あるいはそこで話が終わってしまいがちな、この国の事情に疑問を呈してもきました。

 

 ここでは、上記とは別に二つのことを提案したいと思います。

 

 まず一つ目は、実際のインタビューのスピードを知ることです。

 

 たとえば、英検1級のListening問題にある「インタビュー問題」は、結構難物とされています。

 

 が、本物のインタビューは、もっとスピードが速いのです。

 

 筆者は、英検1級を目指しているときは、あまり余計なことはやらない方がいい、と述べてきましたが、受かった先には、こういったところをしり込みすることなく聴解できるようになる、そのイメージは、少しでも早く把握しておいた方がいいのではないか、そう提案したいと思います。

 

 もう一つは、本物の「しゃべり」の長さや「考え方」に触れることです。

 

 1級のインタビュー問題の分数はせいぜい4分なのですが、実際のインタビュー少なくとも15分程度はあります。、英検1級のListening問題は、短すぎると言ってもいいくらいです。

 

 スタミナを鍛えるには、足らないとも言えます。

 

 また、「インタビュー問題」は、やはり4択問題を作るために、話し手の口にする内容が、整理され過ぎてています。実際には、もう少し枝葉末葉が拡がっているものです。

 

 

 このPodcasting↑では、広島、長崎の原爆投下について別々の考えを持つ3人の米国知識人がインタビューされています。

 

 本ブログで紹介している「降伏への道」の作者であるエヴァン・トーマスもインタビューされています。

 

 3人の考え方の違いに注意しながら、ぜひ聞いてみることをおすすめします。

 

 無料ですし、3人合計して50分足らずです。