税理士業界の今後を考える〜AIで消えるのは誰? | 独学で合格!ママ税理士の独り言

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2人育児と仕事をしながら独学で税理士試験を受験し官報合格しました。勉強の話、仕事の話、子育ての話など、気ままに語っております。

こんばんは!


実はオミクロンで一家全滅しております、、、ゲロー

前回感染時は私1人で孤独に隔離されましたが、今回は一緒に闘う同志(?)がいてなんと心強いことか・・・!

いや、しんどいもんはしんどいので罹らないに越したことはないんですが、本当オミクロンの感染力はヤバいので(相変わらず県外出ておりませんので子どもからかなぁ笑い泣き)、皆さんお気をつけください。


前回感染時の記事↓




さて、そんな流行にはしっかり乗っていく私ですが(←)、ちょっと前に「AIによって税理士はいなくなる」みたいな話題が流行りましたよね(また無理矢理繋げた)。


当時は「大丈夫かなこの業界?」と不安にもなっていましたが、最近になって、本当にAIによっていなくなる(必要なくなる)のは「税理士事務所の職員」では?と思うようになりました。

(※職員=無資格者、との意味です)



昔、パソコンもなかった時代には税理士事務所にはたくさん従業員が必要でしたよね。

事務所のボス(60代後半)から、3枚複写の伝票やらそろばんやらの話は何度も何度も聞かされています(昔の話は饒舌な老人あるある)。


それが今では、記帳代行をすると言っても、レシートスキャンをしたり、csv取込をしたりすることによって1人でもたくさんの顧問先の仕事をこなすことが出来るようになっています。

自計化(顧問先で入力)が進んでいる顧問先なんかは言わずもがなですが、AIによる自動仕訳も年々精度が上がっているといいますし、電子インボイスの普及による更なる業務の効率化も予想されます。


そうすると、税理士事務所の職員の仕事ってどうなるんでしょう?


「担当を持って申告書まで作ってくれる人が必要じゃないか」と思いますか?

私はこれ、昔からすごく疑問に思っていて、お客さんが増えて自分では処理しきれないからと言って、職員に巡回や決算の打ち合わせまで任せるって税理士法違反じゃないの?と。


1人で顧問先に行った時に顧問先から軽く聞かれたことが税務に関することで、それに職員が気付かず一言でも答えた段階でアウトでしょうし、決算の打ち合わせを職員のみで行くなんていう話も聞きます。

(私も今の事務所で担当を持って申告書も作っていますが、さすがに資格を取るまでは私が1人で打ち合わせに行くことはありませんでした。いや今だにほとんど職員扱いですが


最終的な責任は税理士にいくでしょうが、責任を取れば良いという問題ではなく、そういうことを罷り通らせていること自体、税理士自身が自分の存在意義を否定していることにならないでしょうか?


やはり、職員を雇ったとしても記帳代行と給与計算、年調等のデータ入力(あとは所内の雑務)が主な仕事であるべきだし、それらの仕事はAI、クラウドによって人件費よりも安く終わらせられるようになっていくでしょう。


なにより、申告書作りすら会計データからの連動で簡単に作れる時代ですから、税理士の仕事そのものが、顧問先の会計データからの経営指導、申告内容の税務的観点からのチェックをメインとしたものになっていくべきでしょう。

(消費税なんかは今後怖いですしね、、、)



このように、税理士と職員との仕事の区分けがしっかり出来てこそ、「税理士になりたい!」という若者が増えると思うんです。

資格のない番頭さんが税理士と同じような仕事をして、たくさんお給料を貰っていたら、税理士になりたい若者なんていなくなってしまうのではないでしょうか?



ちょっと長くなってしまうので続きは次回。

税理士試験や所属税理士についてもう少し思うところを書きたいと思います。


良かったら引き続きお読みいただけると嬉しいですウインク