【リアル体験記】コロナに感染しました | 独学で合格!ママ税理士の独り言

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2人育児と仕事をしながら独学で税理士試験を受験し官報合格しました。勉強の話、仕事の話、子育ての話など、気ままに語っております。

ご無沙汰しています。


前回の記事ではご質問のコメントありがとうございました。
また、おいおい記事にしていきたいと思いますので、気長にお待ちくださいませ。





さて、ここ1週間ほどでコロナの1日あたり感染者数も過去最大となり、まさに第三波といった様相を呈してきましたが、その最中、自分もコロナに感染してしまいました。

正直、自分は感染しないと思っていましたし(基本的に車移動の上、何ヶ月も県外に出ていません)、コロナで苦しむ事業者さんを助ける立場の人間が真っ先にかかるとはあってはならないことではありますが、それでも陽性と出てしまったことは変えられません。
むしろ、本当にどこでどう感染するか分からなくなってきましたので、最新の感染者としての体験談がどなたかの役に立つと思い、こうして記事にしました。(まだまだ「コロナになった」とは言いづらい世の中ですからね。。。)
匿名でのブログではありますが全て事実です。また、個人の見解についてはあくまでも一意見ということでご容赦ください。




発症は11月9日(月)深夜。
突然全身の痛みと寒気で目が覚め、間違いなく熱があると確信。すぐに測ったところ38.0度でした。
朝までほぼ眠れず、起きてきた主人にすぐに熱があることを伝え、その日主人は在宅勤務に切り替え、子供達の朝の準備は主人に任せました(子供達とは別の部屋で寝ているので、この日の朝は子供達には近づいていません)。
子供達が小学校と保育園に行った後、主人が最寄りの総合病院に電話してくれ、一般外来ではなく発熱外来(一般外来のやっていない午後1時)に来てくれとのことでした。
自家用車で指定の時間に指定の場所へ行くと、防護服に身を包んだ看護師さんが迎えにきてくれ、病院横のプレハブ小屋に案内されました。この時私は自分がコロナとは全く思っていなかったので(咳や喉の痛みは一切なく、いち早くインフルになったとしか思っていませんでした)、「これが噂の防護服か〜」と熱の頭でぼんやりと考えていました。
これまた防護服の医師に問診を受け、インフル検査ではおなじみの鼻綿棒をかなり深めに入れられ、10秒ほどグリグリとされました。
30分で結果が出るとのことだったので車で待機して、20分くらいで再び小屋へ呼び出されたところ「陽性」と告げられました。
まさに青天の霹靂といった感じで、一瞬頭が真っ白になりましたが、医師に「怖がることはないですよ」と言っていただきました(考えていたのは仕事のことではありましたが)。
その後血液検査とCT検査(肺炎の検査のため)を受け、また車で待機。結果、肺炎ではなかったので軽症と診断を受け、入院はなしとなり、解熱剤を処方してもらいました。

その後帰宅はしましたが、念のため車の中で保健所からの電話を待ちました。
保健所からの電話では、自分のことから家族のことから過去2週間の行動に至るまで聞かれました(基本は感染経路の確認と濃厚接触者の有無なので、そこまで細かくは聞かれませんでしたが)。
ホテル療養も希望するか聞かれましたが、子供達もいるので自宅内隔離(食事、トイレ、洗面を全て別々に。一軒家で客間があり、トイレも2箇所あるので対応は可能でした。)で10日間療養するということに落ち着きました。

その後はもう大変で。
主人は会社に報告して2週間の出勤停止。
その日学校と保育園に行った子供達は即帰宅し、そのまま自宅待機になりました(家族3人は当然ながら濃厚接触者と認定されました)。 

私も職場に連絡。濃厚接触者の定義は発症2日前からなので、月曜発症のため職場は誰も濃厚接触者とはならないことだけは心底良かったと思いました。
なお、その時点では感染経路は全く分からず、咳や熱のある人と接触しなければ大丈夫と普段の感染対策がおざなりになっていたこと、そのために家族(特に主人)に多大な迷惑がかかることとなってしまい、後悔しきりでした。



療養期間中の経緯ですが、発症当日と翌日は38度前後の熱と全身痛(関節痛)があり解熱剤を飲みましたが、3日目には36度代に下熱し、そのまま嗅覚や味覚の異常を感じることもなく、結局今日(療養8日目)に至っています。
振り返れば症状は高めの熱と関節痛のみ、しかも対症療法のみで2日で下熱という、インフルというよりむしろ普通の風邪と言っても過言ではない程度の軽症具合ではありました。


そして後ほど判明したのは、これが職場内感染だったということです。
職場は私含めて4人勤務していますが、私の発症の翌日にもう1人の事務員が発症(発熱)し、陽性と判定されたのです。
その後、残りの2人も検査をすることとなり、結局4人中3人が陽性という事態になりました(1人は嗅覚異常のみ)。

(とはいえ、その3人がどこから感染したのかはまだ分かっていません。外部の人間からほぼ同時に感染したのか、3人のうちの誰かが先に感染して他の2人にうつしたのか、、、)

なお、私の家族もPCR検査を受けましたが、全員陰性が出たので本当に安心しました。
(月曜に学校・保育園に行っていますが、水曜までに発症しない限りは濃厚接触者になる人も出ないと言われていたので、学校や保育園に迷惑がかかることもありませんでした)


ここで気になるのがコロナの感染力について。
広くはない職場ですが、誰も咳はしていませんでしたし、触れ合うような接触もありません。
にもかかわらず私は感染し、逆によほど距離的には近かった主人(発症前夜にお菓子半分こしたりしています)には感染していないのです。

やはり、空間の狭さが問題なのでしょうか。


そして、偽陰性の可能性も確かにあるとはいえ、検査で陰性が出た濃厚接触者にまで一律2週間の経済活動の制限を与えることに対しては、早く緩和されないものかと思います。
偽陰性がどれほどの確率で出るかは分かりませんが、未検査の無症状の感染者がどこに何人いるか分からないような現状にもかかわらず、余り高くないであろう確率の偽陰性者を留めておくことの意義はあるでしょうか。しかも濃厚接触者の待機期間(2週間)は発症者(10日間)より長いものとなっています。


コロナについてはまだまだ研究途中なので私個人がどうこう言っても仕方ありませんが、経済活動との兼ね合いも考えると、感染力の強大化と毒性との関係、症状の軽重と感染力との関係などについてもっと研究していただき、ゆくゆくは軽症者や濃厚接触者の取扱いがインフルや普通の風邪並になっていって欲しいなと考えています。

そして、感染した人が「コロナになっちゃったよ〜」と軽く周りに言える世の中こそが、本当のwithコロナ時代かなぁと思います。


長々と読んでいただき有難うございました。
私の体験談がどなたかの役に立てば幸いです。