日々、彼を想う。 -2ページ目

日々、彼を想う。

星野源が大好きです。

幸せになってほしい、ただそれだけです。苦手な人もいるかもなので注意。









……光也」



----ジノ?なんだ、お前こんなところに


茂みを両手で開いて唖然とする。

気がついたら、軍服に身を包んだ色素の薄い髪と緑色の目をした男性が、自分を掻き抱いていた。





「まったく、あいつはほんとフラフラしてどこにいんだよ!」


俺は-亜伊子のひ孫-ジノを探して、河川敷まで来ていた。

語学留学と称して日本を訪れているらしいジノは、いつもは俺と行動を共にしてくれているのだが、時々ふいにどこかに消える。

消えると言うとは比喩表現だが、目的を定めずにフラフラするのが好きな様だった。

普段であれば夕飯時には帰宅するのだが、帰ってこないと母親が騒ぎ出したため、こうして探す羽目になっていた。


(それにしてもすんなりとうちに溶け込んだよなぁ)


他人に敏感な母親が、こうも簡単にジノを受け入れるとは思わなかった。ホテルを取って何日か滞在すると言ったジノは、今うちで寝泊まりしている。


(あいつ、懐に入り込むの得意だからでもまさかあの人がこうもほだされるとは)


ジノは、鬱屈したものが取り払われた仁みたいだ。気が利いててお世辞も言うし、学力も相当らしい。あ、でも笑った顔は亜伊子に似てる。


そんなことを考えながら河川敷を歩いていると、ガサっと茂みが揺れた。


……光也」


あ、ジノだ。反射的にそう思った。ジノは見た目はさほどだが、仁に声がとても似ている。

でも何故その時に、気がつかなかったのか。そもそも、ジノは俺を「光也さん」と呼ぶのに。


「あ、ジノ?なんだ、お前こんなところに


ガサガサと音を立てながら茂みに手をかけると、そこから出て来た何かに、急に抱きしめられた。


「?!!っな!なに!なんだよジノ……?!」


(…………!!じゃない!!?)


混乱気味の俺をよそに、抱きしめた人物は何かを確かめるようにその手で服を弄る。


「ちょっ!あんたなにしてんだおい!やめ


「光也っ!」


ハッとする。

声が似ていた。


………?」


その声で手の動きがピタッと止まった。掻き抱いていた腕が緩められ、ゆっくりと俺との間に空間ができる。

恐る恐る、その人物を見上げた。

色素の薄い髪。幾分か記憶の中の仁より目線が高い。砂まみれ。熱に浮かされたように熱い身体。見たことのない軍服。肌は日焼けしてボロボロ。

短く切り揃えられた髪。丸メガネ。


こちらをみる、緑色の


瞳。



「なぁ、その目


「え


「世界が、緑色に見えたりする?」


探るように見つめていた顔が、クシャッと歪んだ。そしてまた抱きしめられる。


っ変わらないなお前は。なんだこの細い身体は、食事はちゃんと取ってるのか」


「ううるさいな。食ってるよ。しょーがないだろ、身につかないんだからなんかガッチリしてるなそっちの身体


抱きしめられているため、自由になる手のひらで、背中をペシペシと触る。俺の知る仁は、同じぐらいの体格だった。ちょっとムッとする。


「それはそうだろう。軍にいるんだぞ、それなりに体力をつけないとやっていられない」


「まぁそれもそうか」


(ってちょっとまて)


気がついた俺は、力任せに仁を引き剥がす。


「お前…………!!なんでこんなところに…………の前に」


きょとんとした仁に俺は言い放った。



「お前、臭い」




つづくよ

今日読み終わった漫画が好きすぎて殴り書き





好きになるほかなかった

それは当たり前で
彼の中に亜伊子や仁が
たしかにあって

見え隠れする

愛しさ

それで象っているもの
当たり前だった


「光也さん」

彼が呼ぶ


仁に似たそれは、どこまでも俺の中に侵食して
かき回して
たまらなくする

今なら仁の気持ちが分かる気がした

それは俺の中にもじーちゃんがいて
仁もそれを感じていただろうから



愛しさが


溢れそう
コウノドリはいろいろ考えさせられるドラマで



先日、3人目が1年を迎えた友達に兄弟手形プレートを送った。
コウノドリが始まる前だったんだけど、最近やっとキットを使って手形取れたから送ったとLINEで聞いた。

その友達が先週のコウノドリで頭痛がするほど号泣して
「手形とれた送るキットみてたら、いろいろ込み上げてきて…また泣いてたよ
ありがとう、ありがとう。
こんな素敵なプレゼントははじめてだ」

そんなことを言われた。

転勤族で1年半前に今の地に引っ越してきて
前に住んでいたところで知り合い
子供達も懐いてくれて

3人目の妊娠が分かったときも

2人で喜んで
でも心配で
でもでもそれ以上に産まれるのを楽しみにしてて

次男が懐いてくれてたから
「あたいがみるよ!まかせろ!」
とか親戚のおばちゃんみたいなことを言って笑って 



でも産まれる前に引っ越してしまって

その子がもう1歳すぎた。
一回も会ってない3人目は待望の女の子。

何か残るものを
と通販サイトを見ながら
「これいいなぁ」
と贈った手形プレートキットだった。

軽い気持ちで贈ったけど
やっぱり産まれることが奇跡で尊い。




今月でうちは13年目になるけど

何も変わらないけど

それでも

自分は旦那を選んだ時点で、決まっていたのかもしれないから

私の分まで産んでくれて、ありがとう



ほんとうに、ありがとう。